死ぬまでに見たい世界の絶景にも選ばれた「百合ヶ浜」。ヨロン島の代名詞とも言えるこの砂浜は、幻の島と呼ばれています。360°透明な海に囲まれたこの世の天国。この景色にどうしても逢いたくてヨロンにプチ移住した筆者が、百合ヶ浜を最大限に満喫する方法をご紹介します。
人はなぜ、”幻の島”と呼ぶのか!?
隆起珊瑚でできた「百合ヶ浜」がその姿を現すのは、”春から夏にかけての干潮時” のみ。一日の中でもごく限られた時間だけなんです。是が非でも上陸したい方は、旅行計画を立てる前に、「百合ヶ浜出現カレンダー」をチェックすると良いでしょう。それでも風や波の状態によっては出現しないこともあります。
持っててよかった!お役立ちアイテム
●ビーチサンダル
●水着・・・「泳ぐ気ないし・・・」と思っていても、キレイな海を観た瞬間ダイブしたくなるかもしれません。
●タオル
●日焼け止め
●サングラス
●帽子
●飲み物・・・百合ヶ浜に売店などはもちろんありません。水分補給用のペットボトルをお忘れなく。
●防寒着・・・島の天気は変わりやすく、突然スコールが降ることも。又、水に濡れたあとは体温も下がりがち、上着は持っていくのがBetter.
●防水グッズ・・・結構多いです、携帯やカメラの水没。
●小瓶・・・理由は後ほど。
クルージングもとことん満喫派は、「皆田海岸」から出発が正解
百合ヶ浜へのアクセスですが、自力で泳いで行く・・・わけには行きません。事前にツアーへ申し込みましょう。通常ツアーは、百合ヶ浜へ最も近い「大金久海岸」から出ています。一刻も早く百合ヶ浜へ上陸したい方は、そちらから出発のツアーに参加すると良いでしょう。
シーカヤックやSUPなどマリンスポーツの聖地「皆田海岸」
しかし、「せっかくならクルージングもたっぷり楽しみたいの」というあなたは、ビーチボーイクラブさんのツアーがオススメ。百合ヶ浜から少し離れた皆田海岸より出発できる唯一のツアーです。作家・森瑤子さんの別荘 → クリスタルビーチ → 大金久海岸を眺めながらゆったりクルージングを楽しみつつ、目的地を目指します。天気が良ければ沖永良部島も見えるそう。ヨロン島のどこでも無料送迎してくれるので、車のない人も安心です。今回、こちらのツアーに参加しました。
ビーチボーイ号 3代目船長の本園(もとぞの)さん。ヨロンで3代目と言えばこの人、頼りになる皆の兄貴的存在
早速、船へ乗り込みましょう。船底がガラスになっているグラスボートは、海中の様子もバッチリ見えるので楽しみです。
おおっと、ニモのカップルを発見!ヨロンの海中ワールドをたっぷり堪能します。
運が良ければウミガメにも出会えるかも・・・。ヨロンの海を知り尽くした宮園船長、高いウミガメ遭遇率を誇ります。
この海に会いたかった!
徐々に加速していくグラスボート、このまま一気に百合ヶ浜へと進みます。このクリスタルクリアな海の色は、人呼んで ”ヨロンブルー”。
あまりの絶景に言葉を失う乗客全員、皆思い思い感傷に浸っている様子。船上が一気に静まり返ります。
最高かよ!幻の島「百合ヶ浜」ついに現る
いよいよ幻の島に上陸です。エメラルドグリーンの海にぽっかりと浮かぶ白い砂浜は、思わずため息が出るほど。こちらで結婚式を挙げるカップルもいるそうで、「いつか私も・・・」と夢が広がります。ところで本日の百合ヶ浜、心なしかハートの形をしてる気がしませんか?
水の透明度も最高、地面までくっきり見えます。
その麗しさ、天国の海・ハワイのサンドバー以上!
力強く波打つ砂紋はサンドバーと呼ばれています。サンドバーと言えばハワイが有名ですが、いやはや”天国の海”はヨロンにもあったんですね。神秘的な自然を目の前に、自分が世界と一体化するような感覚に陥ります。何だかウルッときてしまいました。
幸せになりたい女子必見!星砂伝説に願いを込めて
「自分の年の数だけ星の砂を拾うと、幸せになれる」 まことしやかに囁かれる百合ヶ浜の星砂伝説。「そりゃ拾わないわけにいかない!」と、必死で探すもなかなか見つかりません。年齢分集めるにはかなりの根性を要します。ちなみに見つかった星砂は持ち帰ってOKとの事、今こそ持ってきた小瓶が役立つ時です。ヨロン島の良いお土産になりました。
ヨロン島は青かった!百合ヶ浜で心のデトックスを
景色を見て涙が出る、そんなセンチメンタルな一面が自分にも残っていたのだと気付かされた百合ヶ浜ツアー。真っ白い珊瑚の島に立ち、どこまでも続くヨロンブルーの海に囲まれる・・・忘れられない感動がそこにはありました。あなたもぜひ、体験してみて下さい。
[All Photos by ヨロン島ビーチボーイクラブ & Ai Kaneko]
Ai Kaneko 暮らし旅ライター
【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。
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