台湾には4000m級の高山をはじめとする大自然が広がっているのを知っていますか? 実は台湾中部にある南投県は、1年を通してあたたかい台湾の中でも四季折々の景色が楽しめる自然の宝庫なのです。
今回はそんな南投県のなかでも、美しい森林の中を歩くことができる「溪頭」と、心やすらぐ湖の風景が見どころの「日月潭」の2つを楽しめる1日モデルルートをご紹介します。
8:30 台湾新幹線台中駅を出発
まずは台湾新幹線台中駅からバスに乗って「溪頭(シートウ)」へ。台中から溪頭へは片道1時間半ほどで到着します。
台中駅~溪頭~日月潭間のバス乗車券は、新幹線台中駅1階5番出口にある「南投客運」のカウンターで購入することができるので、乗車前に準備しておいてくださいね。溪頭行きのバス時刻表はこちら。
10:30 溪頭を散策
溪頭に着いたらさっそく散策開始! 園内には、「大學池(ダーシュエチー)」という池や御神木、空中走廊(スカイウォーク)など見どころがたくさん。今回は大學池へ向かってみましょう。
ハイキングコースの入口から大學池までは徒歩で20~30分。コースはすべて石段で整備されていて歩きやすくなっています。
大學池に到着! 水面にも橋の影が映っていてとてもキレイ。
園内では野生のリスに出会えるかも。
お腹がすいたら園内にあるレストランへ。「森林食堂」では、カレーや鍋などの食事メニューのほか、パンケーキや各種ドリンクなどのデザートメニューが味わえます。
15:00 クルーズ船で日月潭を周遊
13時半頃に溪頭を出るバスに乗り、次に向かうは「日月潭(リーユエタン)」。美しい湖の魅力を余すことなく楽しめるクルーズを利用して湖を一周します。
クルーズ船は「慈恩塔」などの景観スポットに停泊するので、何度か下船しながら湖の周囲にある観光地を歩いてまわることができます。
18:00 夕焼け・夜景を楽しむ
日月潭は時刻によって全く違った景色が見られる場所でもあります。夕方になったら、ぜひ湖の風景をもう一度ながめてみて。きっと昼間の光景とは一味違う日月潭の美しさを感じられるはず。
運がよければ、夜には天の川や水面に映る星々を見ることができます。
いかがでしたか? 南投県に広がる美しい風景は、自然に癒されたくなったときにぴったり。台湾リピーターで、台北以外の場所に行ってみたいという人にもおすすめです。ぜひ一度大自然を感じに出かけてみてくださいね。
[南投客運]
[Photo by いまいりさ& shutterstock.com]
risa imai ライター
台湾関連を中心としたライター兼翻訳者。台湾の文化や少しコアな観光地などを中心に発信しています。台湾に流れるちょっぴりゆるい空気とあたたかい人たちが大好き。旅行は街歩きよりも自然派です。
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