(C) 三豊市観光交流局
私たちが旅をするのは、心を動かされる景色に会いたいから。いつか見た気がする、懐かしい景色に会いたいから。
今回ご紹介するのは、日本情緒に溢れた美しい夏の景色です。
1年に1度だけ解放される海上の神社
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瀬戸内海上に浮かぶ小島にある津嶋神社(つしまじんじゃ)。沖合250mの神社は、真夏の2日間しか参拝することが出来ません。
最寄り駅の「津島ノ宮駅」は、同2日間のみ営業する幻の駅。日本一番営業時間の短い駅として、営業日には多くの鉄道ファンが訪れます。
いつもは渡ることができない橋「つしま橋」
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津嶋神社と対岸を結ぶ250メートルの津島橋は、いつもは入り口が封鎖され、橋桁に敷き詰められる板が外されています。夏季大祭以外は、誰も渡ることができません。
8月4日・5日の2日間に橋が架かる
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真夏の2日間だけのためにある「つしま橋」。昭和8年(1933年)に当時の大見村長だった倉田彌治郎が発起人となり架橋されました。橋が架かるまでは、島へは船で参拝していたそうです。なんと、風流だったのでしょう。
現代では8月4日・5日の2日間に橋が架かる際には、10万人が橋を渡り、津嶋神社へ参拝に訪れます。香川県内からが最多数ですが、県外からも多く訪れるそうですよ。2日間だけ開かれる本殿へのお参りは、尊く厳かに感じますね。
大人300円
小人100円
「しあわせ橋」と呼ばれる橋
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1年に2日間しか渡れない幻の橋「つしま橋」は、「しあわせ橋」と呼ばれるそうです。真夏の幻のように現れる橋にふさわしい、素敵な名前ですね。
なぜ「しあわせ橋」と呼ばれるのか、三豊市観光交流局のご担当者に伺ったところ、神社の宮司様へ聞いてくださいました。
由来は特になく、文献等にも記載は残っていないそうです。あるカップルが津嶋神社で参拝した後結婚され、周囲からしあわせ橋と呼ばれるようになったという説があります。
子供の守り神様
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津嶋神社は江戸時代から子供の健康と成長の守り神として信仰が厚く、日本全国から家族連れの参拝者が多く訪れます。毎年8月4、5日の夏季例大祭の参拝者は、10万人を超える人出。
津嶋神社 津嶋神社縁起より抜粋
しあわせ橋が人を惹きつける
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「しあわせ橋」と呼ばれるつしま橋を渡ると、子供・若いカップル・夫婦に幸せが訪れるとされます。8月4日、5日は早朝から夜遅くまで、県内外から老若男女が「つしま橋」を行き交います。子供の健康と成長を願う赤ちゃんや子連れの参拝が多く、日本で一番こどもの渡来が多い橋かもしれませんね。橋を渡り切ったところには、ベビーカー置き場がありますよ。
神風は悩み事を吹き払い、パワーを授ける
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神風(島から吹く風)を全身に受けると、元気(パワー)をいただく事ができ、夕方島に向かって吹く神風は、あなたの悩み事を吹き払い清めてくれます。
瀬戸内海の美しい夕陽が心を染める
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言葉を失う、ただただ美しい光景。一生忘れられない、心まで染まる夕焼け。人間が一生追い求める「しあわせ」という不確かなものが、束の間姿を現すかのように。
日が落ちると、「しあわせ橋」には灯りがともり、海上の津嶋神社はみどりの優しい灯りで照らされます。
開催日:平成30年8月4日(土)・5日(日)
住所:三野町大見甲6816-2
交通アクセス:JR四国(予讃線)津島ノ宮駅
※8月4,5日の二日間のみ停車する臨時駅
7月の西日本豪雨被害のため、臨時ダイヤ変更の可能性あり。事前にご確認ください。
電話:0875-72-5463
開催日時
毎年8月3日 13:00~20:00
毎年8月4日 6:00~22:00 ※ 20:00~ 奉納花火
毎年8月5日 6:00~22:00
【奉納花火】8月4日(土)午後8時~
公式サイト:津嶋神社 http://www.tsushima-jinja.com
渡橋料
大人300円 子供100円(幼児以下無料)
大事な人と手を繋いで渡りたい「しあわせ橋」
(C) 三豊市観光交流局
8月4日の夜8時には、奉納花火が夜空を焦がします。大事な人と手を繋いで渡りたい「しあわせ橋」。一度は訪れたい美しい夏が、香川県三豊市にあります。
写真提供および記事協力:三豊市観光交流局様