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有効期限内でも旅行中止に!?気をつけたいパスポートの残存期間とは?

Posted by: 春奈
掲載日: Sep 15th, 2018. 更新日: Jul 11th, 2022

今回は、海外旅行前に必ずチェックしておきたい、パスポートの残存期間のお話。「残存期間」って何?どこに気をつければいいの? 有効期限チェックだけでは万全ではない、盲点になりがちなパスポートの残存期間について、国別の残存期間リストとあわせて詳しく解説します。

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有効期限内でも旅行中止に!?気を付けたいパスポートの残存期間とは

海外旅行の計画を立てるとき、パスポートの有効期限をチェックしますよね?

ところが、実はそれだけでは不十分なのです。というのは、パスポートの有効期限が足りていても、渡航先の国が求める残存期間に満たないと旅行ができないという事態が発生することがあるからです。

「残存期間」って何?どこに気をつければいいの? ― 盲点になりがちなパスポートの残存期間について、詳しく解説します。


パスポート有効期限内でも旅行中止!?

有効期限内でも旅行中止に!?気を付けたいパスポートの残存期間とは

海外旅行をする際、ほとんどの人がパスポートの有効期限を確認するはずです。旅行終了予定日までに期限が切れるようであれば、パスポートの更新、あるいは、まだパスポートを持っていない人は新規に取得することになりますね。

しかし、旅行終了予定日がパスポートの有効期限内に収まっていたとしても、旅行を中止せざるを得なくなってしまうこともあります。

それは、外国人が自国に入国するにあたって、一定のパスポートの残存期間を要求する国が多数存在しているからです。

「残存期間」とは、パスポートの有効期限を迎えるまでの期間のこと。パスポートの有効期限が2022年12月だとすると、2022年6月時点の残存期間は6カ月となります。

パスポートの残存期間が足りず出国できない!

有効期限内でも旅行中止に!?気を付けたいパスポートの残存期間とは

ときどき、「パスポートの有効期限は確認していたけれど、残存期間のことは知らず、旅行ができなかった」という話を耳にします。

筆者の知人にも、パスポートの有効期限は数カ月先だったにもかかわらず、渡航先の国が指定する残存期間に満たなかったため、日本を出国できず、旅行が中止になってしまった人がいました。

知人が旅行しようとしていたのは、東南アジアのマレーシア。パスポートの有効期限が数カ月先なら一見余裕がありそうですが、マレーシア入国時に必要とされるパスポートの残存期間は6カ月なのです。

残存期間は現地滞在期間に関係なく要求されるもので、マレーシアに滞在を予定している期間がわずか数日でも、6カ月以上の残存期間がなければ入国は認められません。

多くの場合、フライトのチェックイン時にパスポートの有効期限を確認されるため、その時点で残存期間不足が発覚すると、搭乗を拒否され日本から出国できなくなる可能性が高くなります。

たまたまチェックを受けることなく現地の空港にたどり着いたとしても、パスポートの残存期間が足りなければ入国審査時に入国を拒否されることに……。

日本と関係の深い一部の国では「残存期間不足でも入国できた」という体験談もありますが、残存期間が足りなければ、入国できないのが原則と考えておきましょう。

必要な残存期間は国により異なる

有効期限内でも旅行中止に!?気を付けたいパスポートの残存期間とは

パスポートの有効期限はチェックしていても、意外と忘れられがちな残存期間。しかし、この確認を怠っていると、旅行中止というとんでもない事態になりかねません。

必要とされる残存期間は国によって異なり、帰国日まで有効であればよいという国から、入国時3カ月以上、入国時6カ月以上などさまざま

渡航先に応じて都度確認する必要がありますが、求められる最長の残存期間は「滞在日数+6カ月」のため、旅行開始時に7カ月以上の残存期間があればほぼ問題ないといえます。

なお、原則として入国要件が統一されているヨーロッパのシェンゲン協定加盟国では、シェンゲン協定加盟国出国予定日に3カ月以上の残存期間が必要です。仮にシェンゲン協定加盟国に合計2カ月間滞在する場合、最初のシェンゲン協定加盟国に入国する際に、5カ月以上の残存期間がなくてはならないということになります。

航空券の予約前に残存期間のチェックを

有効期限内でも旅行中止に!?気を付けたいパスポートの残存期間とは

ツアー旅行の場合は、事前に旅行会社が残存期間を確認してくれますが、個人旅行の場合は、あくまでも旅行者一人ひとりの責任となります。そのため、海外旅行を計画する際は、航空券を予約する前にパスポートの残存期限をチェックするのが鉄則。

旅行直前になって残存期間不足に気づく人も少なくありませんが、申請からパスポートの発行までにはおおむね一週間程度かかります。申請日や混雑具合によっては、一週間以上かかることも……。

旅行の前日や前々日に残存期間不足に気づいたところで、すぐに新しいパスポートを入手するのはほぼ不可能。困った事態にならないよう、航空券を予約する前の段階でパスポートの残存期間を確認し、必要なら先に更新手続きを済ませておくことが大切なのです。

国別パスポート残存期間リスト

以下に海外渡航時に求められる国別のパスポート残存期間をまとめました。ただし、予告なしに変更される可能性もあるため、最新情報は渡航国の駐日大使館や在外公館などでご確認ください

また、国によってはパスポートの残存期間に加え、事前に査証(ビザ)申請や電子渡航認証システム申請などをする必要があります。確認不足で「楽しみにしていた旅行が中止」なんてことにならないよう、海外旅行の計画を立てるときは早めに渡航先の入国要件をチェックしておきましょう。

アジア

  • インド:査証申請時6カ月以上
  • インドネシア:入国時6カ月以上(十分な査証空欄ページが必要)
  • ウズベキスタン:出国時3カ月以上
  • 韓国:入国時3カ月以上
  • カンボジア:入国時6カ月以上
  • シンガポール:入国時6カ月以上
  • スリランカ:入国時6カ月以上
  • タイ:入国時6カ月以上
  • 台湾:滞在日数以上(帰国時まで有効であること)
  • 中国:入国時6カ月以上を推奨
  • ネパール:日本出国時6カ月以上
  • フィリピン:入国時6カ月+滞在日数以上
  • ベトナム:入国時6カ月以上
  • 香港:入国時1カ月+滞在日数以上(1カ月以内の滞在の場合)
  • マカオ:入国時30日+滞在日数以上(30日以内の滞在の場合)
  • マレーシア:入国時6カ月以上
  • ミャンマー:入国時6カ月以上(未使用査証欄が2ページ以上)
  • ラオス:入国時6カ月以上(未使用査証欄が見開き2ページ以上)
  • オセアニア・南太平洋

  • オーストラリア:滞在日数以上(ただし入国時6カ月以上を推奨)
  • タヒチ:入国時3カ月+滞在日数以上
  • ニューカレドニア:入国時3カ月+滞在日数以上
  • ニュージーランド:入国時3カ月+滞在日数以上
  • パラオ:入国時6カ月以上(未使用査証欄が表裏1ページ以上)
  • フィジー:入国時6カ月+滞在日数以上
  • モルディブ:入国時6カ月以上
  • ヨーロッパ

  • アイルランド:入国時6カ月+滞在日数以上
  • イギリス:滞在日数以上(帰国時まで有効であること)
  • ウクライナ:滞在日数以上(帰国時まで有効であること)
  • クロアチア:入国時3カ月+滞在日数以上
  • ブルガリア:入国時3カ月+滞在日数以上
  • ルーマニア:入国時3カ月+滞在日数以上
  • ロシア:入国時6カ月+滞在日数以上(未使用査証欄が2ページ以上)
  • シェンゲン協定加盟国:入国時3カ月+滞在日数以上
  • (アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク)

    中東・アフリカ

  • アラブ首長国連邦:入国時6カ月以上
  • イスラエル:入国時6カ月以上
  • エジプト:入国時6カ月以上
  • ケニア:入国時6カ月以上
  • チュニジア:入国時3カ月+滞在日数以上
  • トルコ:入国時150日以上
  • 南アフリカ:出国時30日以上(未使用査証欄が2ページ以上)
  • モロッコ:入国時90日以上(未使用査証欄が1ページ以上)
  • ヨルダン:入国時6カ月以上(未使用査証欄が見開き2ページ以上)
  • 北米・中南米

  • アメリカ:滞在日数以上(ただし出国時90日以上を推奨)
  • アルゼンチン:滞在日数以上(帰国時まで有効であること)
  • カナダ:出国予定日+1日以上
  • キューバ:滞在日数以上(帰国時まで有効であること)
  • ジャマイカ:入国時6カ月以上
  • チリ:滞在日数以上(帰国時まで有効であること)
  • ブラジル:滞在日数以上(未使用査証欄が見開き2ページ以上)
  • ペルー:入国時6カ月以上(未使用査証欄が5ページ以上)
  • ボリビア:入国時6カ月以上
  • メキシコ:滞在日数以上(帰国時まで有効であること)
  • 残存期間不足ならパスポートの更新を

    有効期限内でも旅行中止に!?気を付けたいパスポートの残存期間とは

    自分が持っているパスポートの残存期間が、渡航先が定める残存期間に満たない場合、パスポートの更新(切替)が必要です。

    申請から受け取りまでに一週間程度を要するため、時間には余裕を持って申請を。パスポートは、有効期限まで一年を切れば更新ができるので、有効期限まで一年未満になったら早めに更新しておくといいでしょう。

    有効期限内でも旅行中止に!?気を付けたいパスポートの残存期間とは

    パスポートに「〇年〇月まで有効」と書かれていると、そのときまでは安泰という気がしてしまうものですが、出国時まで有効なら入国できるという国のほうが少数派。

    パスポートの実質的な有効期限は、パスポートに記載されている日よりもずっと早いのです。

    パスポートの豆知識について詳しくは、『パスポートはあそこに保管しちゃダメ!あなたは知ってる?パスポートの豆知識』『期限切れパスポート、そのままにしておいちゃダメって本当?〜正しい処分法〜』などもぜひご一読を。

    [All Photos by shutterstock.com]

    ※2022年7月11日、情報を更新、追記しました

    春奈

    Haruna ライター
    和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。


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