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有効期限内でも旅行中止に!?気をつけたいパスポートの残存期間とは?

ライター: 春奈
掲載日: Sep 15th, 2018.

今回は、海外旅行前に必ずチェックしておきたい、パスポートの残存期間のお話。「残存期間」って何?どこに気をつければいいの? 有効期限チェックだけでは万全ではない、盲点になりがちなパスポートの残存期間について、詳しく解説します。


海外旅行の計画を立てるとき、パスポートの有効期限をチェックしますよね?

ところが、実はそれだけでは不十分なのです。というのは、パスポートの有効期限が足りていても、渡航先が求める残存期間に満たないと旅行ができないという事態が発生することがあるからです。

「残存期間」って何?どこに気をつければいいの? ― 盲点になりがちなパスポートの残存期間について、詳しく解説します。


パスポート有効期限内でも旅行中止!?


海外旅行をする際、ほとんどの人がパスポートの有効期限を確認するはずです。旅行終了予定日までに期限が切れるようであれば、パスポートの更新、あるいは、まだパスポートを持っていない人は新規に取得することになりますね。

しかし、旅行終了予定日がパスポートの有効期限内に収まっていたとしても、旅行を中止せざるを得なくなってしまうこともあります。

それは、外国人が自国に入国するにあたって、一定のパスポートの残存期間を要求する国が多数存在しているからです。

「残存期間」とは、パスポートの有効期限を迎えるまでの期間のこと。パスポートの有効期限が2019年6月だとすると、2019年10月の時点での残存期間は8カ月となります。

パスポートの残存期間が足りず出国できない!


ときどき、「パスポートの有効期限は確認していたけれど、残存期間のことは知らず、旅行ができなかった」という話を耳にします。

筆者の知人にも、パスポートの有効期限は数ヵ月先だったにもかかわらず、渡航先の国が指定する残存期間に満たなかったため、日本を出国できず、旅行が中止になってしまった人がいました。

知人が旅行しようとしていたのは、東南アジアのマレーシア。パスポートの有効期限が数ヵ月先なら一見余裕がありそうですが、マレーシア入国時に必要とされるパスポートの残存期間は6ヵ月なのです。

残存期間は現地滞在期間に関係なく要求されるもので、マレーシアに滞在を予定している期間がわずか数日でも、6ヵ月以上の残存期間がなければ入国は認められません。

多くの場合、フライトのチェックイン時にパスポートの有効期限が確認されるため、その時点で残存期間不足が発覚すると、搭乗を拒否され日本から出国できなくなる可能性が高くなります。

たまたまチェックを受けることなく現地の空港にたどり着いたとしても、パスポートの残存期間が足りなければ入国審査時に入国を拒否されることに・・・

日本と関係の深い一部の国では「残存期間不足でも入国できた」という体験談もありますが、残存期間が足りなければ、入国できないのが原則と考えておきましょう。

必要な残存期間は国により異なる


パスポートの有効期限はチェックしていても、意外と忘れられがちな残存期間。しかし、この確認を怠っていると、旅行中止というとんでもない事態になりかねません。

必要とされる残存期間は国によって異なり、帰国日まで有効であればよいという国から、入国時3ヵ月以上、入国時6ヵ月以上などさまざま。

渡航先に応じて都度確認する必要がありますが、求められる最長の残存期間は「滞在日数+6ヵ月」のため、旅行開始時に7ヵ月以上の残存期間があればほぼ問題ないといえます。

なお、原則として入国要件が統一されているヨーロッパのシェンゲン協定加盟国では、シェンゲン協定加盟国出国時に3ヵ月以上の残存期間が必要。仮にシェンゲン協定加盟国に合計2ヵ月間滞在するとすると、最初のシェンゲン協定加盟国に入国する際に、5ヵ月以上の残存期間がなくてはならないということになります。

航空券の予約前に残存期間のチェックを


ツアー旅行の場合は、事前に旅行会社が残存期間を確認してくれますが、個人旅行の場合は、あくまでも旅行者一人ひとりの責任となります。そのため、海外旅行を計画する際は、航空券を予約する前にパスポートの残存期限をチェックするのが鉄則。

旅行直前になって残存期間不足に気づく人も少なくありませんが、申請からパスポートの発行までにはおおむね一週間程度かかります。申請日や混雑具合によっては、一週間以上かかることも・・・

旅行の前日や前々日に残存期間不足に気づいたところで、すぐに新しいパスポートを入手するのはほぼ不可能。困った事態にならないよう、航空券を予約する前の段階でパスポートの残存期間を確認し、必要なら先に更新手続きを済ませておくことが大切なのです。

各国が求める残存期間は、インターネットで検索すれば、一覧表などが出てきますが、国によっては予告なしに変更される場合もあるため、渡航国の大使館や在外公館のホームページなどで確認するのが最も確実です。

残存期間不足ならパスポートの更新を


自分が持っているパスポートの残存期間が、渡航先が定める残存期間に満たない場合、パスポートの更新(切替)が必要です。

申請から受け取りまでに一週間程度を要するため、時間には余裕を持って申請を。パスポートは、有効期限まで一年を切れば更新ができるので、有効期限まで一年未満になったら早めに更新しておくといいでしょう。


パスポートに「〇年〇月まで有効」と書かれていると、そのときまでは安泰という気がしてしまうものですが、出国時まで有効なら入国できるという国のほうが少数派。

パスポートの実質的な有効期限は、パスポートに記載されている日よりもずっと早いのです。

パスポートの豆知識について詳しくは、『パスポートはあそこに保管しちゃダメ!あなたは知ってる?パスポートの豆知識』『期限切れパスポート、そのままにしておいちゃダメって本当?〜正しい処分法〜』などもぜひご一読を。



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春奈

Haruna ライター
和歌山出身。東京での会社員時代に、旅先でドイツ人夫と出会う。5か月間のアジア横断旅行の後ドイツに移住し、ライターに転身。約2年半のドイツ生活を経て、現在は日本在住。「歴史地区」や「旧市街」と名の付く場所に目がなく、古い町を歩き尽くすのが大好き。世界のリアルな「ワクワク」を多くの人に伝えたい。

blog:http://harubobo.com


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