トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【茨城編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Sep 19th, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んでもらいました。TABIZINE5周年企画として、1県ずつランキングで発表していきます!今回は、茨城編です!

国営ひたち海浜公園は3位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【茨城編】

日本の都道府県にはさまざまな観光地があります。限られた予算と時間の中で全国各地に繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいですよね。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、TOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムでポイント化し、集計してランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は茨城編です。

 

第5位・・・袋田の滝(11.2ポイント)

国営ひたち海浜公園は3位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【茨城編】

第5位は、袋田の滝がランクインしました。日本三大瀑布の1つとして知られる、高さ120mの段瀑ですね。「四度の滝」との別名も持ち、春夏秋冬、4回訪れないとその魅力が分からないとも言われています。実際に、

「日本三名爆の1つ。紅葉もきれいです」(わたなべ たい)

「氷瀑の様子には圧倒される」(米田ロコ)

などと、ライター陣からも各季節の楽しみ方に関する声がありました。袋田の滝は、冬に凍ってしまうという点も有名ですよね。

袋田とはそもそも茨城県の北部、福島県との県境近くで、袋田温泉も人気です。八溝山地を越えれば、栃木県の大田原や那須野ヶ原なども近いですから、栃木旅行の一環で、袋田の滝まで足を延ばすというプランもいいかもしれませんね。

 

第4位・・・磯原海岸、五浦海岸ドライブ(12ポイント)

国営ひたち海浜公園は3位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【茨城編】
磯原海岸

第4位も北茨城の名所がランクインしました。磯原海岸、五浦(いづら)海岸ドライブですね。北茨城と福島県の県境には海岸沿いに名勝が続いていて、絶景を楽しませてくれます。筆者も親せきが周辺に住んでいるため足を運んだ経験がありますが、いいですよね。

「海を間近に感じながらドライブを楽しめます。岡倉天心が晩年、拠点とした六角堂にも立ち寄りたいです」(米田ロコ)

と、茨城県に在住経験のあるライターからも称賛のコメントが寄せられていました。岡倉天心の弟子である横山大観にとっても重要な景勝地。芸術家たちの感性を刺激し続けた美しい景観をぜひチェックしに車を走らせたいですね。

 

第3位・・・国営ひたち海浜公園(14.4ポイント)

国営ひたち海浜公園は3位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【茨城編】

このところ「インスタ映え」のスポットとして、とにかく人気の観光地がランクインしました。TABIZINEでも過去記事で繰り返し紹介した名所です。

「春はネモフィラ、秋はコキアが美しいです。一見の価値ありです」(Chika)

「一面青いじゅうたんで覆われるネモフィラの光景は別世界のよう」(わたなべ たい)

などと、同地を茨城県内のNo.1観光地と推す声も多くありました。国営ひたち海浜公園は、県庁所在地である水戸とも近い距離にあります。水戸には今回のランキングで上位には入りませんでしたが、日本三名園の偕楽園もあります。那珂湊おさかな市場、大洗など周辺観光地も含めて、立ち寄りたい必見のスポットと言えそうですね。

 

第2位・・・大洗サンビーチ(16.8ポイント)

国営ひたち海浜公園は3位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【茨城編】

第3位の国営ひたち海浜公園から海沿いを南下し、磯崎、那珂湊を越えると、大洗という町があります。筆者にとっては北海道行きのフェリーに乗った茨城港(大洗港区)が真っ先に思い浮かびますが、その港に隣接した海水浴場、大洗サンビーチも人気の様子。

「友人の実家を訪れた際、海水浴に行きました。神奈川のビーチと比べると人も少なく、ゆっくり海水浴を楽しめました」(あやみ)

「大洗は海沿いの食事どころがおいしいです。家族でよく行きます」(sweetsholic)


などのコメントと共に、大洗サンビーチを茨城県No.1の観光地と推したライターたちも少なくありませんでした。

 

第1位に行く前に・・・番外編

第1位に行く前に、茨城編でも番外編を紹介しましょう。番外編とは、多くのポイントこそ集まらなかったものの、誰か1人でもライターが最高評価を与えた観光地を紹介するコーナーです。

茨城は、笠間焼のギャラリー巡り。笠間焼とは茨城県を代表する工芸で、滋賀の信楽焼をルーツに持つ焼き物ですね。位置的には筑波山と県庁所在地である水戸の間くらいに位置する笠間市の焼き物になります。

「有名無名関係なく、多くの陶芸作家が集う笠間。従来の笠間焼の枠にとどまらず、自由な発想で作られる現代モダンな作品に出会えます。年に2度開催される茶わん祭り『陶炎祭(ひまつり)』は多くの人でにぎわいます」(米田ロコ)


といったコメントと共に、茨城県に在住経験のあるライターがNo.1としてプッシュしていました。県境を挟んだ栃木県には益子があります。焼き物が大好きな人は、「かさましこ(笠間と益子を掛け合わせた造語)」をはしごして周りたい観光地ですね。

 

第1位・・・筑波山(18.8ポイント)

国営ひたち海浜公園は3位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【茨城編】

茨城県No.1の観光地としてライター陣が推したスポットは、筑波山でした。標高877mの山で、男体山と女体山の2つの山頂を持つ名峰になります。水郷筑波国定公園にも指定されていて、山には屏風岩などの奇岩もあり、山すそにある筑波山神社は縁結びや子授けにご利益があると言われるパワースポットでもあります。

「紅葉時期の紅葉の朱色が美しいです」(青山沙羅)

といったコメントと共に、筑波山を茨城県No.1の観光地に推す声もありました。茨城を体表する景勝地にして観光地でもありますから、コメントにもあるように紅葉の時期などをめがけて足を運んでみるといいかもしれませんね。

 

以上、プロの旅ライターが推薦する茨城県の観光地TOP5を紹介しましたが、いかがでしたか? 茨城県と言えば鹿島神宮もありますし、結城紬で有名な結城、小京都の古河などの町もあります。鹿島灘も美しく、利根川、霞ケ浦、北浦周辺の水郷もまた絶景です。見どころが尽きない県ですから、繰り返し訪れてその魅力を満喫したいですね。

国営ひたち海浜公園は3位!プロの旅ライター22人が選ぶ観光地TOP5【茨城編】

霞ケ浦

茨城については、『実は大阪より人気!公式観光サイト人気ランキング第2位「茨城」の魅力10選』『魅力度ランキング最下位の茨城県であえて魅力を探してみた!』もぜひチェックしてみてくださいね。



[All Photos by shutterstock.com]

【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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