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海外旅行や国内旅行でお世話になる空港を、旅の通過点にするにはもったいない! 今や高速道路のSAにも観覧車や温泉がある時代。飛び立つ飛行機を眺めながら、極楽温泉を楽しめるレア空港を紹介します。
和風情緒あふれる“空に一番近い温泉”へ!
日本国内の空港で、お風呂が楽しめるのはズバリ2空港のみ。空港に併設したホテルなどを含めるともっと多くなりますが、日帰り入浴が楽しめるパブリックな入浴施設としては、北海道の新千歳空港と、愛知県のセントレア(中部国際空港)。これから始まる旅に思いを馳せながら! 到着後に旅の思い出に浸りながら!? 空港で癒しのひとときを送ってみては。
(C)新千歳空港温泉
まず紹介するのは、北の玄関口である、新千歳空港のその名も「新千歳空港温泉」。空港ターミナルビルの4階にあり、“空に一番近い温泉郷”がコンセプト。瓦屋根に木肌を生かした、和風情緒あるエントランスは、ここが空港であることを忘れさせるような雰囲気。
(C)新千歳空港温泉
2面ガラス張りで陽光明るいすがすがしい内風呂に加え、露天風呂も併設。千歳市内の源泉から直送される温泉が、湯船になみなみと溢れています。手足をゆっくり広げれば、飛行機の移動で疲れた身体がじんわりとほぐされていくよう。
pH8・弱アルカリ性のナトリウム塩化物泉の湯は、保温性に加えて保湿性にも優れているので、湯上りはサラサラ! サウナやミストサウナなども完備されています。
(C)新千歳空港温泉
(C)新千歳空港温泉
シャンプーやコンディショナー、ボディーソープなどもそろい、タオル付きのセット料金なので、荷物をロッカーやフロントに預ければ、手ぶらで温泉を楽しめるというわけ。
(C)新千歳空港温泉
もちろん無料で使うことができる、テレビ付きリクライニングチェアが配されたお休み処や、北海道の味覚を味わえるお食事処なども。岩盤浴やマッサージ、エステなどを受けることもできて、空港に泊まりたくなってしまいそう!!
(C)新千歳空港温泉
【住所】北海道千歳市美々987-22(新千歳空港国内線ターミナルビル4F)
【営業時間】10:00~翌9:00
【定休日】不定休
【料金】1500円(浴衣・フェイスタオル・バスタオル付き)(深夜1時以降の深夜料金はプラス1500円)
【アクセス】JR「新千歳空港駅」に直結
【HP】新千歳空港温泉
滑走路眼前!ヒコーキ間近!!国内唯一の空港展望風呂
(C)セントレア
セントレアにあるのが「風の湯」と書いて“ふーのゆ”と読む、なんともリラックスできそうな入浴施設。ココのお風呂は国内空港初という、滑走路眼前! ヒコーキ間近の展望風呂!! ガラス天井の半露天造りのお風呂の向こうにヒコーキの飛び立つ姿が迫る、飛行機フリーク垂涎のレア風呂なんです。裸でヒコーキを望めるなんて、めったにできることではありませんよ!
しかも屋外休憩スペースは駐機場の目の前。離着陸する飛行機の躍動感やジェット音を間近で感じることができるんです。
(C)セントレア
(C)セントレア
温泉ではないのが残念ですが、展望風呂のほかに寝湯やジャグジー、サウナなどもそろっています。伊勢湾に沈んでいく夕焼けもきれいですが、朝8時の出発ラッシュ時の時間帯は、朝日の中を飛び立つ飛行機の姿を思う存分楽しめる、隠れた絶好ビュータイム!
もちろんシャンプーやタオルなど、一通りのアメニティはそろっているので、手ぶら利用もOK。お食事処やリラクゼーション施設も併設されています。
(C)セントレア
【住所】愛知県常滑市セントレア1-1(中部国際空港セントレア4Fちょうちん横丁)
【営業時間】8:00~22:00(第3水曜は~18:00)
【定休日】11月第3水曜
【料金】1000円(ウォッシュタオル・バスタオル付き)
【アクセス】名鉄「名古屋国際空港駅」に直結
【HP】風の湯