トラベルライター22人が選ぶ、おすすめ観光地ランキング【宮崎編】

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 24th, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んでもらいました。TABIZINE5周年企画として、1県ずつランキングで発表していきます!今回は、宮崎編です!

日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。

そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は宮崎編です。

 

第5位・・・日南海岸シーサイドドライブ(5.7ポイント)

第5位には宮崎県の代表的な観光地である日南海岸ドライブがランクインしていました。宮崎県の中でも南部に位置し、鹿児島県との県境も近いエリア。同地は日南海岸国定公園にも指定され、青島リゾートこどものくに、(詳細は後述しますが)青島、サボテン園、都井岬など見どころが満載です。
 

「ヤシの木が並び、夏は南国ムード」(青山沙羅)

「海を眺めての海岸線ドライブは絶景!ブルーの海、どこまでも続く地平線、遠い外海から日本に届く波のうねりも感じられます」(米田ロコ)

 
などのコメント共に、同地を評価する声も多くありました。特に都井岬は御崎馬にも会えますから大興奮のスポットですね。

 

第4位・・・えびの高原(6ポイント)

次はえびの高原がランクインしました。えびのとは宮崎県の内陸部、宮崎と熊本、鹿児島の県境が集合するような土地にあります。えびのの南側には霧島錦江湾国立公園にも指定される霧島山があります。
 

「広大な景色です」(akaryx)

 
などと、霧島山の遠望も含めて広大な景色の広がる同地を評価する声がありました。高原内には火山湖も点在し、とにかくトレッキングには最適のエリア。ただ、同地は現在、霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベルが2(火口周辺警報)にあるため、通行禁止区間が設けられています。訪れる場合は警戒情報も冷静にチェックしたいですね。

 

第3位・・・高千穂神社(7.5ポイント)

第3位には宮崎県のパワースポット、高千穂神社がランクインしました。また、高千穂神社を筆頭に、高千穂町にある神社巡りを推す声もあります。高千穂町にある神社とは、高千穂神社、槵觸(くしふる)神社、天岩戸神社、荒立神社などですね。
 

「これでもか!というくらいに神社がひしめき合う高千穂町。神話の世界を身近に感じられます」(米田ロコ)

「神聖な雰囲気」(akaryx)

 
など、神話に直結する神社への参拝は、やはり何かを感じさせてくれます。

 

第2位・・・天岩戸神社(8.8ポイント)

第3位でも触れましたが、高千穂町にある別の有名な神社もランクインしました。天照大御神が隠れた(とされる)洞窟・天岩戸をご神体に持つ神社(西本宮の側)で、皇室も参拝する場所ですね。
 

「すごいパワースポット。感動満載の神社でした」(Chika)

「古代ロマンを感じます。天照大御神所縁の神社は必見」(青山沙羅)

 
など、神秘のエネルギーを感じたという声が次々に寄せられています。高千穂町の神社巡りでは絶対に外せないスポットですね。

 

第1位に行く前に・・・番外編

宮崎編でも番外編を紹介します。番外編とは、他に誰も票を入れていない中で、誰か1人でもライターが最高評価を与えていた場所があれば、紹介するコーナーになります。宮崎編では青島神社がランクインしていました。

青島神社とは、第5位にランクインしていた日南海岸にある離島の縁結び神社で、
 

「神社そのものよりも、横にある鬼の洗濯板のインパクトが強いです。波の浸食によって作られたそうですが、不思議な岩です」(あやみ)

 
といったコメントと共に、同地を宮崎県でNo.1に評価する声がありました。青島は日南海岸のビーチから橋が架けられていますので、徒歩で渡れます。若い女性には「恋の島」と呼ばれていますが、コメントにもあった国指定の天然記念物「鬼の洗濯板」も有名ですね。

島全体が亜熱帯植物に覆われ、神社の参道がビーチのような砂でできている点も南国っぽくて素敵です。ぜひとも日南海岸ドライブの途中に訪れたい場所ですね。

 

第1位・・・高千穂峡と高千穂の風景(26ポイント)

第1位は,高千穂神社や天岩戸神社などと同じ高千穂町にある高千穂峡になりました。
 

「何と言ってもここ(高千穂峡)でしょう。ここは行くべき。ボートも乗るべきです!」(Chika)

「涼しく美しい場所。夏の涼を求めるのにぴったり」(青山沙羅)

「美しい、癒やしスポット」(akaryx)

 
など、手放しに絶賛する声がたくさん集まっています。また、高千穂町にある天安河原、国見ケ丘などを含めて、高千穂の風景を全体で評価する声もありました。
 

「日本の原風景に出会えます。世界農業遺産にもなっています。高千穂の景色は、ノスタルジックです」(米田ロコ)

 
「高千穂町」とは何度も名前が出てきましたが、宮崎県の北部にある自治体になります。大分と熊本、宮崎の県境が集まる祖母山の南側、祖母傾国定公園の一角でもあるため、自然はとても美しいです。初夏から秋がベストシーズンと言われていますから、今こそ旅立ちたいですね。

 

以上、プロの旅ライターが選ぶ宮崎県の観光地ランキングを紹介しましたが、いかがでしたか? 他には綾の照葉大吊り橋、四季見原ドライブ、仙人の棚田、生駒高原など、さまざまな観光地に票が入っていました。南北に長い県ですから、繰り返し訪れて隅々まで魅力を堪能したいですね。

1位の高千穂については、過去記事『【九州】美しい湧水に癒される、高千穂の「絶景渓谷」』『日本神話を巡る、宮崎県・高千穂探訪』などでくわしくご紹介していますよ。

[All Photos by shutterstock.com]

【調査概要】
●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター
PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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