トラベルライター22人が選ぶ【おすすめ温泉地】ランキングTOP5

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Oct 29th, 2018

旅の達人、プロのトラベルライター22人に「47都道府県のおすすめ観光地」アンケートを実施。各県それぞれ、行ってよかったスポットTOP5を選んで発表してきました。今回は、47都道府県総括編として、おすすめ温泉地ランキングをご紹介します!

TABIIZNE5周年を記念して、TABIZINEで活躍するトラベルライター22人に、全国の観光地を都道府県別にランキング化してもらいました。1都1道2府43県、全ての記事が出そろいましたが、いかがでしたか? 今回はそのスピンオフ企画第1弾として、先の都道府県別ランキングの中から「温泉」に注目し、トラベルライターたちが選んだ人気の温泉地を紹介したいと思います。

これから秋冬と温泉が恋しくなる季節。都道府県の垣根を越えて、旅慣れたライター陣がどこの温泉地を最も評価したのか、トップ5を紹介したいと思います。

 

第5位・・・城崎温泉(21.3ポイント)

第5位は、兵庫県にある城崎温泉になりました。文豪、志賀直哉の小説の舞台にもなった全国区の知名度を誇る、山陰海岸国立公園に含まれた美しい温泉地になります。

温泉医学の創始者にして江戸時代の医師・香川修徳が、効能の面で「天下一の温泉」と称したという城崎温泉。兵庫県と言うと有馬温泉も全国区の知名度を誇り、都道府県別の調査では有馬温泉を評価する声もたくさんありましたが、城崎温泉はさらに上を行っていました。

 

第4位・・・熱海温泉(23.1ポイント)

次も全国区の知名度を誇る温泉地、熱海温泉がランクインしました。熱海と言えばかつては新婚旅行の滞在先にもなった伊豆半島の温泉街ですね。一時期衰退が騒がれましたが、今では見事復活し、関東屈指の人気を誇る温泉地の地位に返り咲いています。

各都道府県別ランキングの静岡編においては、熱海温泉が第1位を獲得していました。ライター陣によるコメントの詳細は静岡編の記事に譲りますが、温泉のみならず、街歩きを評価する声もたくさん。関東在住者からすれば、小旅行を楽しめる絶妙な距離感もいいですよね。

 

第3位・・・別府温泉(34.5ポイント)

第3位には、都道府県別ランキングの大分編で、第1位を獲得した別府温泉が入りました。別府には別府八湯がありますが、別府湾に面した別府温泉と、観海寺温泉、鉄輪温泉などが高く評価されていました。

大分と言えば、由布院温泉も有名です。大分編のランキングでは由布市湯布院町にある由布院温泉も第3位に入り、19.8ポイントを獲得。同一の県にこれだけ評価される温泉地が共存している点を見ても、やはり大分は「温泉県」と言えそうですね。ちなみに別府温泉は、別府駅前の路地裏散策も高い評価を得ていましたよ。

 

第2位・・・箱根温泉(39.3ポイント)

箱根湯本

箱根温泉とは、箱根山中にある温泉の総称です。中でも代表的な存在の箱根湯本を中心に、ポイントを獲得していました。箱根温泉は都道府県別ランキングの神奈川編で、第3位に選ばれています。基本的に神奈川編では県の東側にランキング上位の観光地が集中していましたが、箱根温泉だけが県西部に位置していました。

箱根は富士箱根伊豆国立公園にも含まれる美しい土地で、周辺には観光地も目白押しです。関東在住者、特に都心に暮らす人であれば、第4位の熱海と同じで小旅行を楽しめる絶妙のロケーションにもあります。どんどん出かけたいですね。

 

第1位・・・草津温泉(42ポイント)

第1位には、全国に名声が響き渡る草津温泉がランクインしました。草津にある湯畑の光景は、いつ見ても圧倒的ですよね。『諸国温泉功能鑑』など、江戸時代から明治時代前期に盛んに作られた温泉番付表でも、東の大関(今で言う横綱)は常に草津温泉(草津之湯)が選ばれていました。

<「恋の病」以外はなんにでも効くといわれる、東日本を代表する名湯>(『全国効能別温泉ガイド』(講談社)より引用)

などと、温泉関連の本にも書かれています。さすがに草津の扱いは、全国の温泉地の中でも別格ですよね。

ちなみに草津温泉は、都道府県別ランキングの群馬編でもNo.1に輝いていました。プロのトラベルライターが選ぶ群馬県No.1の観光地でありながら、全国No.1の温泉地にも輝きました。

 

以上、トラベルライターが選ぶ全国の温泉地ランキングを紹介しましたが、いかがでしたか?

ちなみに6位には、上述した大分県の由布院温泉(19.8ポイント)、7位には愛媛県の道後温泉(16.6ポイント)、8位には鹿児島県の指宿温泉(15.1ポイント)がランクインしていました。これから温泉が最高に気持ちいい季節になります。上述の温泉地を、ぜひとも旅先に選んでみてくださいね。

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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