台湾スイーツといえば、ふわふわカキ氷「雪花冰(シュエホアビン)」は欠かせません。味の付いた氷を雪のようにふわふわに削ったこのカキ氷は、地元民にも観光客にも愛されている台湾ならではのひんやりスイーツです。冬の寒い日にカキ氷を食べる気分にはなかなかなりませんが、台湾は冬でも天気がよいと気温20度くらいになることがあり、そんな日はカキ氷を味わう絶好のチャンス。
台北には数多くのカキ氷店がありますが、人気店の一つが西門町にある「幸春三兄妹」です。このお店はカキ氷の種類がとにかく豊富で、ミルク味だけでなく抹茶味やフルーツ味、仙草ゼリー味の雪花冰まで提供されています。冬でもマンゴーカキ氷がいただけるという点も、この店の魅力の一つです。
台北・西門町の人気スイーツ店「幸春三兄妹」
台北の西門町は、夜遅くまで若者たちや観光客が訪れる賑やかな街です。数々のグルメ店やスイーツ店がありますが、台湾のふわふわカキ氷「雪花冰(シュエホアビン)」を味わえる人気店の一つが「幸春三兄妹」です。
お店の前の看板にはカキ氷メニューがずらり!定番のマンゴーカキ氷からたっぷりのフルーツがのったカキ氷までとにかく種類豊富です。
ちなみにお店ではカキ氷だけでなく、豆花やフルーツジュース(果汁)なども提供されています。冷たいものはちょっと…という方がグループに含まれていても、みんなでスイーツを楽しむことができますよ。
座席数豊富!地下にもイートインスペースが
多くの方は一階のテーブル席やカウンター席を利用していますが、実は地下にも広々としたイートインスペースがあります。
こちらが地下イートインスペースの様子です。壁一面に描かれたサインや落書きに一瞬驚きますが、座席数はとにかく豊富です。そのため休日でも席が見つけやすく、大人数でも利用しやすいです。店内には地元台湾の方もいれば、各国からの観光客の姿も。
カキ氷メニューは数十種類も
カキ氷メニューは写真付きでとてもわかりやすく、裏表にびっしりとカキ氷の写真が並んでいます。氷の種類はとにかく豊富で、ミルク味に加えて抹茶味やフルーツ味、ミルクティー味や仙草ゼリー味、黒糖味にピーナッツ味とあまりの多さに驚きます。価格は雪花冰が70元(約258円)からととてもリーズナブル。ちなみに雪花冰だけでなく氷を粗く削った刨冰も提供されているのですが、雪花冰の方が人気が高いようです。
写真付きメニューを見ながら注文用紙に記入したら、一階の注文カウンターに持っていき先に会計をします。しばらくすると、店員さんがカキ氷を運んできてくれます。では、ここでいくつかのカキ氷をご紹介します。いずれも一人では食べきれないくらい、ボリュームたっぷりです。
イチゴたっぷりのふわふわミルクカキ氷
こちらは「新鮮草苺牛奶雪花冰」で、ミルク味のふわふわカキ氷にたっぷりのイチゴがのせられたものです。マンゴーもよいのですが、冬の時期は冷凍のマンゴーだし…ということで今回はイチゴをチョイス。価格は140元(約516円)です。ほどよい甘さのミルクカキ氷にイチゴの酸味がマッチしておいしいです。
抹茶プラス小豆!和風だけど台湾カキ氷
こちらは「紅豆+抹茶雪花冰」で、抹茶味のふわふわカキ氷にたっぷりの小豆がのせられています。価格は100元(約368円)と手頃です。抹茶と小豆っていかにも「和」な組み合わせですが、氷はしっかり台湾のふわふわカキ氷です。
仙草ゼリー味のふわふわカキ氷はディープなリピーター向け
こちらは「芋圓大豆+仙草雪花冰」で、仙草ゼリー味のふわふわカキ氷に芋圓という芋団子と大豆という豆入りのお餅がたっぷりのっています。価格は100元(約368円)。
仙草ゼリー味の雪花冰っていったいどんな味だろう?と好奇心に任せて注文したのですが、期待通りしっかりと仙草ゼリーの味を感じることができました。上にのっている芋圓と大豆も、もちもちでおいしくてボリューミー。ディープな台湾リピーターの方におすすめしたいカキ氷です。
台北観光ついでにふわふわカキ氷を「幸春三兄妹」
「幸春三兄妹」は、西門町観光の合間にスイーツタイムを楽しみたいという時にぴったりのお店です。夜遅くまで営業しているのも利用しやすいポイントです。台湾の原宿とも呼ばれる賑やかなこの町で、多種多様なふわふわカキ氷を味わっていかれるのはいかがですか?
[All photos by Yui Imai]