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【ミャンマー】ヤンゴンの超ローカルなカフェで朝ごはんを食べてみた!

Posted by: 石黒アツシ
掲載日: Dec 31st, 2018.

ミャンマーのヤンゴン(またはラングーン)は、かつてミャンマー(ビルマ)の首都でした。その後、ネーピードーに首都機能が移転されました。それでもミャンマー第一の都市であることは変わりません。そんなヤンゴンで、かなりローカルなカフェに入ってみました。

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ミャンマーのヤンゴン(またはラングーン)は、1948年から2006年までミャンマー(ビルマ)の首都でした。その後、ネーピードーに首都機能が移転されました。それでもミャンマー第一の都市であることは変わりません。

そんなヤンゴンで、かなりローカルなカフェに入ってみました。


ヤンゴンでカフェと言ってもいろいろ!

ヤンゴンのカフェはいろいろで、高級店から地元の朝ごはんカフェまで、そのバリエーションが凄いんです。世界中でラテなどのエスプレッソと牛乳を使ったメニューがあるお店増えているようですが、いまだにスターバックスなどのチェーン店はありません。また、高級なカフェがいくつかあって、かなりハイソサエティな顧客を相手にしています。どこにでもあるのが街のティーハウス。お茶が無料で、コーヒーと食事を出してくれます。

ヤンゴンの中心部でも、特にローカル色の強いエリアのホテルに滞在したのですが、そのすぐそばにあったのが「Mahar Yangon Tea Shop」です。オープンエアの開放的な雰囲気。覗いてみると・・・

地元の人たちで大盛況です。「いい大人」の皆さんが昼間からゆったりとコーヒーを楽しんだり、食事したりしていました。これが午後3時ごろ。

横から覗いてみるとこんな感じで。しかし、なんとなくその超ローカルな空気に押されて、「また今後にしよっと」とスルーしてしまいました。

でもどうしてもコーヒーくらいは飲んでみたい!

しかし、どうしても入ってみたい。多少厳しい対応をされても、コーヒーぐらいのみたい。ということでちょっとした買い物から戻ってやっぱり入ってみました。そしてコーヒーを1杯オーダーすると、あっという間に出てきました。コンデンスミルクたっぷりの甘いコーヒーです。ベトナムコーヒーと似ていて、飲み終わればカップにコーヒーの粉が残ります。

どうやって作っているのかなと、奥のカウンターを覗きに行きました。ちなみにミャンマーでは義務教育は小学生まで。10代の子供たちが忙しそうに働いています。

カウンターの奥には、少し先輩がいました。そしてコーヒーはなんと作り置き。ミルク入りで鍋で温まっています。それを、コンデンスミルクをいれたカップに注ぐんですね。あっという間に出てくるわけです。

翌日は思い切って朝ごはんを食べに行く!

いつもそうですが、最初はちょっと怖そうな雰囲気のお店でも、入ってみればフレンドリーで楽しいというわけで、翌日は朝ごはんを食べるために入ってみました。朝からいろんな客が来ています。

こちらの女性、なにやらおいしそうなヌードルを食べていました。テーブルの上にはランチ用と思われるお弁当箱。銀色に輝くアルミの3段重ねです。

メニューをもってきてと店員さん(子供)に頼むと、外国人向けの英語のメニューを持ってきてくれました。往々にしてこのメニューは外国人向けに小ぎれいに作られた料理で、お高いんです。そこで、「あのお姉さんのヌードルを頼みたい!」とお願いしました。「ほんと?いいね」という反応。

これは、シャンヌードルです。シャン族の定番の朝ごはん。あっさりとしたスープにちょっとピリ辛な具(チキン)。そこにパクチーたっぷり。チリが入ったケースからは指で取って器に入れます。体の奥から目が覚めてきます。そして食べ終わるころにはポッカポカ!元気が出る1杯でした。

3日目にはかなり常連っぽくできた!

3日目にはコーヒーを飲みに。店に入ると昨日の店員が「じゃ、とりあえずコーヒーでいいよね」といって、OKと返せばすぐに持ってきてくれました。それがまた嬉しかったんです。

こんな雑なコーヒーだけど、みんなそれを思い思いに楽しんで、みんな一生懸命誇りをもって働いていて、なんだかとってもあったかい。経済発展が期待されているミャンマーですから、こういったローカルなお店も、もしかしたらなくなってしまうかもしれません。今の、やさしいヤンゴンにまた行ってみたいなと思いました。

[All photos by Atsushi Ishiguro]

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。


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