「フランスの人たちは、普段どんなものを食べているの?」と、日本の家族や友人から聞かれることがあります。フォアグラや鴨肉、トリュフなどが思い浮かぶかもしれませんが、それはレストランの話。普段着の食事はもっとシンプルかつ大衆的です。さて、現代のフランス人が好んで食べる料理とは?
フランス人の好きな食べ物6〜10位
フランスのマーケティング会社が2015年に行った調査(※フランス人が好きな食べ物ベスト10を調べた調査)より、現代のフランス人が好きな料理を見ていきましょう!
まずは6〜10位までの発表です。
6位 クスクス(9%)
7位 寿司/シャキュルトリ(同率7%)
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9位 カスレ/ハンバーガー(3%)
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北アフリカの煮込み料理「クスクス」が6位。歴史的な背景により、モロッコやアルジェリアなどからの移民や2世・3世の多いフランスでは、クスクスやタジンなどの北アフリカ料理がポピュラーです。
そしてなんと、7位には同率でお寿司と「シャキュルトリ」(ハムやパテなど、燻製や塩漬け肉の総称)がランクイン! シャキュルトリはレストランでも家庭でも、食前酒のおつまみや前菜に食べる人が多く、冬場のラクレットにも欠かせないアイテムです。
フランスの寿司ネタはサーモンに集中していたり、ハーブを巻き込んだ巻き寿司があったりと、寿司と言うよりはSUSHIと呼んだ方がしっくりくるフランスのお寿司。
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調査によると、18〜24歳の若者とパリジャンから特に支持が高いという結果でした。一方、保守的なシニア層からの支持率はゼロ。
9位の「カスレ」は、白いんげん豆とソーセージや豚肉などを煮込んだフランス南西部の郷土料理です。缶詰になってフランス全土で手に入るぐらいポピュラー。
フランス人の好きな食べ物1〜5位
続いて1〜5位です。
1位 シーフード(20%)
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2位 ステーキとフライドポテト/ ローストチキン(同率15%)
4位 パスタ(12%)
5位 ピザ(9%)
魚介類よりも肉料理が好まれるフランスですが、意外にも1位はカキや海老、ムール貝などのシーフードでした。調査結果によると、若者からの支持率は4%と低かったものの、65歳以上の支持率が30%とのこと。シニア層は寿司は食べないのに、魚介類が好きとはなんたる矛盾!
2位のステーキとフライドポテトは「ステーク・フリット」と呼ばれるフランス料理で、カジュアルなレストランから学食、社食で見かける定番メニューです。日本でいうところのカツ丼あるいは豚の生姜焼きのようなものでしょうか。フライドポテトにはケチャップではなく、マヨネーズがフランス流。
同率のローストチキン「プレ・ロティ」はカジュアルなレストランだけでなく、スーパー、あるいは肉屋にて、その場で焼き上げ出来たてのものが手に入ります。
4・5位には、隣国イタリア料理がランクイン。当地のパスタは、家庭でもレストランでも生クリームやチーズをたっぷり使ってこってり仕上げたものが多く、日本人には胸焼けが・・・。ピザは専門店も多く、テイクアウトも大人気!
いかがでしたか? フランスを訪れた際には、現地の人たちが好きな料理も要チェックです!
[cnews.fr]
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