北から南まで47都道府県、小さな日本なのに風土、文化、方言、県民性がそれぞれ違います。そして同じ日本人であっても、食の好み、考え方や気質、肌色、体型も異なりますね。
TABIZINEでは、各都道府県が持つ個性に着目し、「ちょっと面白い都道府県ランキング」をシリーズでお届けいたします。
ソニー生命保険株式会社が2018年11月10日〜11月21日 の12日間 、全国の20歳~ 59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に対し、「47都道府県別 生活意識調査2018-2019(生活・家族編)」をインターネットリサーチしました。
自分は働き者だと自負する県
「47都道府県別 生活意識調査2018-2019(生活・家族編)」では、自分の性格をどのように考えているか自己評価を聞き、ランキングを算出しています。「自分は働き者」と自信を持っている県はどこでしょうか。
働き者だと自負する県は、長野県が第1位
(C)Anastasia Antoshkina / Shutterstock.com
働き者だと自負する県は、長野県が第1位(20.0%)でした。長野県民が働き者と自信を持つのは裏付けがあります。
高齢者を含め、就業率が全国一高い長野県
●男性の15歳以上人口の就業者は68.0%で全国第1位。
●女性の15歳以上人口の就業者の割合は50.6%で全国第2位。
●65歳以上人口の就業者は17万9678人(28.7%)で、全国第1位。
平成29年(2017年)5月の長野県(企画振興部)プレスリリースによると、長野県の就業率は59%で全国第2位。15歳以上の男性就業者は全国第1位、15歳以上の女性は第2位です。65歳以上の就業者は全国第1位と、年齢を重ねても健康で働いているのは素晴らしいですね。長野県の豊富な水と澄んだ空気は精密機械に適しており、先端技術によるハイテク分野で日本をリードする製品が生まれています。
参考
データで知る信州 長野県
長野県(企画振興部)プレスリリース平成29年(2017年)5月12日
同率第2位は、北海道、愛知県、徳島県
続く第2位は同率で3県が並びました。開拓により切り開いた北海道、世界のトヨタがある愛知県、女性社長が多いことで知られる徳島県は「働き者」と胸を張ることに誰もが納得が行くかと思います。
自分は怠け者だと思っている県
さて、では自分は「怠け者」と思っている県はどこでしょう。「忙しくて」「働きすぎ」を口癖にする日本人の中で、のんびりマイペースな県は?
怠け者だと思っている県は、島根県が第1位
島根県宍道湖
自分は怠け者だと思う人が多かった第1位は、島根県(31.0%)でした。本当に島根県の人は怠け者なのでしょうか。島根県民の名誉のために(笑)、調べてみました。
労働時間は短いが、年間完全失業率が低い島根県
●労働時間(2011年) 第47位 島根県 454分
都道府県別統計とランキングで見る県民性
●年間完全失業率(2016年) 第47位 島根県 1.7%
都道府県別統計とランキングで見る県民性
●100歳以上高齢者数(2017年) 第1位 島根県 673人
都道府県別統計とランキングで見る県民性
都道府県別統計とランキングで見る県民性で調べてみると、労働時間(2011年)では第47位で最下位ですね。全国平均481分(8時間1分)に対して、島根県は454分(7時間34分)ですからほぼ定時で帰っているようです。島根県民が自分は怠け者と思うのは、労働時間から考えているのかもしれません。
ただし、年間完全失業率(2016年)は第47位で最下位。全国平均の年間完全失業率が3.1%ですから、島根県の1.7%は優秀な数字です。島根県民は失業することなく働いているのですから、怠け者とは言えないですね。出雲大社に守られる島根県民はおっとりした気質で真面目なため、謙遜しているようです。常に仕事に従事しながら、働きすぎない島根県民は、100歳以上高齢者数(2017年)が第1位。ちなみに美肌県でも第1位です。オーバーワークのストレスなく、働くのは健康にも美容にも良いということでしょう。
中国地方の県が上位2位を占め、同率第3位は茨城、福井県
第2位は広島県(30.0%)、同率第3位は茨城県、福井県(同率28.0%)となり、中国地方の県が上位2位を占めました。平成29年(2017年)5月の長野県(企画振興部)プレスリリースで、福井県が長野県を抑えて就業率第1位ですから、福井県民が怠け者とは言えませんね。せかせかするのを嫌う北陸の人らしく謙遜しているのでしょう。
さて、あなたは自分は働き者だと思いますか。それとも怠け者だと思いますか。
調査タイトル:47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(生活・家族編)
調査対象 ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする 全国の20歳~59歳の男女
調査期間:2018年11月10日~11月21日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:4,700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
[47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(生活・家族編) ソニー生命]
[Photos by shutterstock]
『【特集】ちょっと面白い都道府県ランキング!愛すべき47の県民性』では、この他にも気になる都道府県トリビアが満載!ぜひチェックしてみてくださいね。