【台中】鼎泰豊にも負けない?台湾最古の上海料理店「沁園春(チンユェンチュン)」の小籠包

Posted by: 春奈

掲載日: Jan 14th, 2019

台湾中部の中心都市・台中で小籠包を食べるなら、「沁園春(チンユェンチュン)」へ。台湾最古の上海料理店で、自慢の小籠包は大ぶりでジューシー。家庭的で親しみやすいおいしさの小籠包は、あの名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」にだって負けていないと思えるほどです。

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台湾中部の中心都市・台中で小籠包を食べるなら、「沁園春(チンユェンチュン)」へ。1949年創業の台湾最古の上海料理店で、自慢の小籠包は大ぶりでジューシー。家庭的で親しみやすいおいしさの小籠包は、あの名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」にだって負けていないと思えるほどです。

台湾最古の上海料理店「沁園春」

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台湾グルメといえば、みんな大好き小籠包。鼎泰豊をはじめ、台北に拠点を置くお店ばかりが注目されがちですが、もちろん地方にも「名店」と呼ばれるお店があります。

そのひとつが、台中に店舗を構える「沁園春(チンユェンチュン)」。1949年創業の台湾最古の上海料理店で、第6期・第7期の中華民国総統を務めた、蒋経国にも愛されたお店。「台中で小籠包といえばここ」と真っ先に名前の挙がる有名店です。

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アクセスは台鉄台中駅から徒歩5分程度と、便利な立地。店頭では、職人たちが点心を手づくりしている光景が見られます。

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歴史のある店だけに、店内はレトロな雰囲気。三世代で利用する地元客も多く、鼎泰豊に比べると、地域に密着している印象です。

ジューシーな大ぶり小籠包

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沁園春にやってきたら、まず試してみるべきが、スタンダードな小籠包。せいろに載ったアツアツの大ぶりな小籠包が、食欲をそそります。

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モチモチの皮を噛むと、中からたっぷりの肉汁が口のなかにあふれます。うまみがぎっしりと詰まったスープは、なんとも濃厚な味わい。

肉の風味を抑えて上品に仕上げた小籠包もあるなか、この小籠包は、肉のうまみを前面に出しているという印象。あんの量も多く、しっかりと味がついているので、満足感も格別です。

鼎泰豊のように洗練されているわけではありませんが、沁園春の小籠包は家庭的で親しみやすいおいしさ。人によって好みはあるでしょうが、鼎泰豊にも負けていないのではないでしょうか。

何度も通いたくなる豊富なメニュー

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沁園春では、小籠包以外にも驚くほどたくさんのメニューがあります。エビ餃子、スペアリブ、麻婆豆腐、ホイコーロー、チャーハン、サンラータンなど、小籠包以外のメニューもどれをとってもはずれのないおいしさ。

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料理メニューはすべて写真つきと、旅行者にも嬉しい配慮がされています。メニューを眺めていると、一度では頼みきれないほどあれもこれも食べたくなり、何度も足を運びたくなってしまうはず。このメニューの豊富さも、沁園春が地元で長く愛され続ける理由のひとつなのでしょう。

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料理もサービスも、家庭的で普段づかいしたくなる雰囲気の沁園春。「名店」といえど、肩ひじ張らずにふらっと入れる親しみやすさが魅力なのです。

沁園春(チンユェンチュン)
住所:台中市中區臺灣大道一段129號
https://www.facebook.com/chin.yueh.chun/

[All photos by Haruna]
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PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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