快適な1日のスタートに欠かせない朝ごはん。世界の人たちはどのようなものを食べているのか、気になりませんか? 旅行の際にはぜひ味わってみたい、世界の朝ごはんをリレー形式でお届けします。今回はお米をベースにした朝食メニューも多い南インドの朝食をご紹介します。
米粉の蒸しパン「イドリー」
米粉とレンズ豆がベースのふわふわ蒸しパン「イドリー」。もともとは南部の料理ですが、インドのどこの地域でも食べられている定番朝食メニューのひとつ。ココナッツのチャツネやミントソース、レンズ豆と野菜のカレー「サンバル」などを添えて食べます。プレーンタイプのもの、スパイスを加えて蒸したもの、米粉の代わりにセモリナ粉で作ったものなど、バリエーションもさまざま。
サクサクした大判の食事クレープ「ドーサ」
米と小粒の豆を混ぜ合わせ、発酵させて作るクレープ状の生地(※手軽なミックス粉で作ることも)から作る「ドーサ」。サクサクッとした歯ざわりが心地よいクレープです。レンズ豆と野菜のカレー「サンバル」やカレー、ココナッツのチャツネを添えて。スパイシーなジャガイモ入りの「マサラ・ドーサ」もオススメです。
チャーハンやピラフのような「ウプマ」
お米やセモリナ粉、短めのパスタなどをベースに、ハーブやスパイス、玉ねぎなどの野菜を加えて炒めた、チャーハンやピラフ、焼きそばのような料理。ウプマは、パンや卵、残り物のイドリーで作ることもあるそうですよ。
米粉とココナッツを蒸した「プトゥ」
リゾート地としてインド国内外から人気の高い、南部のケララ州。米粉とココナッツを蒸した「プトゥ」は、ケララ州でよく食べられている朝食のひとつです。バナナやヒヨコ豆のカレーと合わせて。ラッカディブ海を隔てたスリランカでも、同じく定番の朝食。
円筒形の型で蒸し上げます
スパイス入りの塩味ドーナツ「メドゥワダ」
レンズ豆にスパイスを加えた生地をドーナツ状に整え、油でからりと揚げた「メドゥワダ」。レンズ豆と野菜のカレー「サンバル」やココナッツのチャツネを添えていただきます。
南インドにルーツをもつ人たちが多く暮らす、マレーシアやシンガポールなどでも、一部のメニューを味わうことができます。ふわふわのイドリーもサクサクのドーサも、塩気の効いたフレッシュココナッツのチャツネも、一度食べたら忘れられないおいしさ!
朝食のバリエーションが豊富なインド、今回ご紹介した朝食アイテムはほんの一部です。南インドへ行く機会があれば、その他のおいしい朝食メニューもご自身で見つけてみてくださいね。
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