フランスでは、たいていの食べものが缶詰という思いがけない形で手に入ります。「ウサギに牛タンにパスタまで、フランスの面白い缶詰〜メイン料理編〜」に続き、今回注目してみたのは、毎日食べても飽きないぐらいフレーバーが豊富な「ツナ缶」。ビックリ度も勝手に星(三ツ星)で評価してみたいと思います。
ツナマヨ缶 ★★★
フランスで暮らし始めた当初、オイル漬けのツナ缶と思って購入したところ・・・フタを開けたらマヨネーズがお目見え!! 混ぜればツナマヨになる、とても便利なマヨネーズ入りのツナ缶でした。パンとツナマヨ缶があれば、外出先でもすぐにサンドイッチが作れちゃう優れモノ。
フランスっぽいツナ缶 ★★
バルサミコ酢&エシャロット、ドライトマトにバジル、レモン&タイムにプロバンス風など、フレンチスタイルのサラダを思わせるラインナップ。トマトやレタスと合わせれば、すぐにおいしいサラダができるフランスっぽいツナ缶です。冷製パスタサラダやライスサラダを作るときに便利かも。
エキゾチックなツナ缶 ★★★
インパクトの強い、インド風にオリエンタル風などのエキゾチックなツナ缶シリーズです。オリエンタルというのは、アジア、中東地域全般のこと。パンだけでなく、ご飯にも合いそうなフレーバーが揃います。
気になったので、インド風を購入してみました。ココナッツ入りのとろりとしたカレーソースに覆われたツナ。マイルドな甘口のカレーで、ごはんにもよく合いそうです。期待していなかったけれど、これはイケる!
キュウリにトマト、キドニービーンズにコーン、少量のマスタードとヨーグルトと一緒に混ぜ合わせてみたら、オシャレな味に。インド缶が思ったよりずっとおいしかったので、エキゾチックシリーズには期待できそうな予感がします。
ツナサラダの缶詰 ★★★
今回の調査で一番ビックリしたのが、パスタやクスクス、野菜にハムやオリーブなどを混ぜ合わせたツナサラダの缶詰。サラダまで缶詰にしてしまうとは・・・! 周囲でこれを食べている人を見たことはないけれど、さまざまなメーカーから色々な味のものが出ていたので、需要はあるものだと思われます。
ハリッサのツナ缶 ★★★
チュニジアやモロッコなどの北アフリカ料理に欠かせない、真っ赤なチリペースト「ハリッサ」。スパイシーだけれど、独特の旨みがあるチリペーストです。ハリッサとツナが合体したら・・・おいしいに決まってるッ!!
今回、初めて出会ったハリッサのツナ缶。さっぱりとしたピリ辛味。ツナが水煮のため少々水っぽく、少し塩気が欲しいです。
茹でたブロッコリーにこのツナ缶とオリーブオイル、クミンとオリーブを混ぜてエスニックなサラダにしてみましたが、普通のツナ缶でもよいという結論に。ハリッサのツナ缶、リピートはしない・・・と思います。期待していただけに、とても残念!
今回の調査を通じて、エスニック缶の可能性を感じました。日常的に購入するのは、サラダやパスタがおいしく仕上がる、使い勝手のよいEXVオリーブオイル漬けのツナ缶。今後はエスニック缶も取り入れてみようと思います!
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『缶詰誕生のきっかけは、歴史に名を残すあのフランス人!』