いつもの休日は何をしていますか。日々の生活や仕事に追われて、休みの日は家でゴロゴロ・・・なんて方も多いはず。せっかくの休日。どこかへ行きたいけれど、昼から行動して人混みにまみれたくないですよね。でも、夕方から散策できる大人の街、神楽坂ならどうでしょう。風情ある石畳を歩けば、少し大人になった自分に出会えるかもしれません。
神楽坂ってどんな街
かつて「花街」と呼ばれた神楽坂周辺には、今でも芸妓さんとお座敷遊びができる料亭などが立ち並び、政治家や経済界の大物たちが会合を開くこともしばしば。
また、文学・文芸との繋がりも深く、夏目漱石を中心とする文士たちの交流も盛んに行われてきました。作家が執筆のために長期滞在する旅館や、印刷・出版業界の会社が多いのも、古くから多くの文化人がこの土地を訪れていたからかもしれません。
神楽坂をしっとり味わうオススメコース
江戸の情緒が残る街並みは、歩いているだけでも楽しく魅力的です。メインストリートから枝分かれるようにして繋がる路地は迷路のようで、「かくれんぼ横丁」と名のついた通りがあるほど。
路地裏でひっそりと隠れるように佇むお店は、新たな自分に出会えるチャンスかもしれません。今回は、しっとりとした夕方からの神楽坂を味わうのにぴったりなコースをご紹介します。
神楽坂のシンボル「善国寺」でお参りを
神楽坂のメインストリートの坂を上がっていった先、見えてくるのは神楽坂のシンボル「善国寺」です。
朱色の門と提灯が目印。善國寺が創設されたのは、桃山時代末の文禄4(1595)年で、今からおよそ400年前にまで遡ります。本尊の毘沙門天は、参詣者の願い事をたくさん聞いてくださり、七福神のお一人として、日々福を授けて下さっています。
境内にあるのは狛犬ではなく石虎なのも珍しいですよね。毘沙門天像と石虎はともに、新宿区指定有形文化財に指定されている歴史的文化財です。
石畳の路地を曲がりくねって見つけたお茶屋
善国寺で桃山時代から続く歴史の香りに包まれたら、石畳が続く裏路地を散策してみましょう。迷路のような路地を曲がれば、和モダンな雰囲気のお茶屋さん「茶寮」に辿りつきます。
ランチメニューも揃っているので、小腹が空いた時にも利用できますね。
この日は、店内満席。店前で少し待ちましたが、椅子の用意やブランケットの貸し出しがあるなど、スタッフさんの心遣いが嬉しいですよね。
神楽坂の雰囲気にぴったりな和スイーツ
「茶寮」のメニューは、どれも和スイーツ好きには堪らないものばかり。店内のショーケースには「苺と豆乳のレアチーズタルト」(540円税込)や、
「安納芋と和三盆のスイートポテトタルト」(594円税込)などが並び、注文する前から目移りしてしまいます。
「小豆とわらび餅のタルト」(1,080円税込※ドリンクセット)
テレビでも紹介された一品で、甘さがひかえめの小豆がタルトに敷かれています。ふわっとした口どけのクリームの上には、くるみが散りばめられていて、もちもちなわらびもちの楽しい食感も一度に楽しめますよ。
「抹茶のフローズンスモア」(1188円税込※ドリンクセット)
スモアとは、子供が食べ終えた後に「Give me some more!(もうひとつ頂戴)」と言ってしまう程のおいしさが詰まった食べ物を指しますが、まさに言葉通りの美味しさ!甘く香ばしいサクフワなマシュマロの下には、濃厚な抹茶アイスとサクサクのグラノーラが敷かれて、絶妙なハーモニーを奏でています。
今回は、「白桃烏龍茶」とのドリンクセットを注文。この他にも、日本茶や紅茶ブレンド、フルーツティーブレンド、オリジナルブレンドなど様々なドリンクを選ぶことができます。
「豆乳抹茶ラテ」(659円税込)
茶寮では、豆乳ラテのラインナップも充実しています。「豆乳抹茶ラテ」は国産抹茶と豆乳を合わせたラテで、抹茶の風味豊かなヘルシードリンクです。この他にも、「豆乳アーモンドラテ」「豆乳ほうじ茶ラテ」などがあります。
いつもとは違う優雅なひと時を
神楽坂は、他の街にはない江戸風情たっぷりの時間が流れています。思いのままに角を曲がれば、素敵なお店にきっと出会えるはず。
いつもよりも少し優雅で大人な時間を、神楽坂で過ごしてみませんか。
電話 03-3266-0880
住所 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5-9
営業時間
月~土11:30~23:00(L.O.22:00)
日・祝日11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日 不定休
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