道路脇にびっしりと並んだ車
ニュージーランドに到着して車を少し走らせると驚くのが、道脇にびっしりと駐車された車の数々! 一見、思うままに停めているようにも見えますが、みんなルールに則っています。
レンタカーを借りて旅行する人は、事前に駐車場のルールを知っておくのがおすすめです。日本よりも取り締まりがしっかりとされているので、よく分からないまま停めてしまうと、あっという間に駐車違反切符を切られてしまいます・・・。それでは、どのように駐車場を使えばいいのでしょうか。
駐車標識で駐車規則を知る
ニュージーランドでは駐車標識を見ることで、その場所の駐車規則が分かる仕組みになっています。駐車できる場所の付近には青に白地で「P」と書かれた標識が立っています。
例えば、この標識がある場所では「120分間」無料駐車ができます。120分間の制限が設けられているのは、「月曜日から日曜日」の「午前8:00〜午後9:00」まで。最後の矢印は、その駐車スペースが標識の右側から始まっていることを示しています。つまり、午後9:00〜午前8:00までは無制限で無料駐車可能ということでもあります。
時間は他にも、30分や15分のところもあり、観光地や市街地に近い利便性の高い場所ほど、短い時間設定になっています。しかし、このような街中の無料駐車場は、いつも満車状態でなかなか停めることができないのも現状です。
有料駐車場を使うべし!
無料の駐車場は魅力的だけど、全く空きがなくて駐車場探しに同じところをグルグル・・・。せっかくニュージーランドまで来たのに、こんなことで時間を無駄にしたくないですよね。そんな時は、有料駐車場が便利でおすすめですよ。
先ほどの、無料駐車場に比べお金はかかりますが、高確率で空きがあること。そして、観光地に近い場所に位置するので、ショッピングや食事の際に大活躍します。お金払うだけの差で駐車場が空いているものなの?と思うかもしれませんが、空いているんです!
有料駐車場の使い方
有料なのか無料かは、駐車駐車標識で見分けることができます。先ほどの駐車標識と比べて、「$」 が追加されていれば有料。無料であれば「P」マークだけです。
駐車券売機を探す
有料駐車場の場合、近くに駐車場券を販売する自動販売機があります。駐車スペースに車を停めたら、まずは券売機を探してみましょう。この券売機では、お金を払えば最大120分まで駐車できるスペースの駐車券を手に入れることができます。
駐車券は先払い方式。「硬貨」または「クレジットカード」決済に対応しています。(ペイウェブに対応した機種もあり)旅先で余りがちな硬貨は、駐車券の購入にうまく使うことができますよ。
駐車時間に合わせて支払う
駐車券売機を見つけたら、実際に駐車したい時間に合わせてお金を支払います。こちらの券売機では、以下の5つの表示を画面で確認することができます。
(2)1時間あたりの駐車料金=$4/HR
(3)有効な曜日=MON-SUN
(4)有料適用の時間帯=8AM-9PM
(5)支払い方法
今回は、硬貨で支払うため、真ん中にある緑の「OK」ボタンを押します。画面が切り替わり、 硬貨を投入するように言われます。
硬貨投入口からお金を支払うと・・・。
投入した金額によって、バーのゲージが少しずつ溜まっていく仕組みです。1時間だけ駐車したい場合は、1時間分の金額(この場合$4.00=約300円)を支払い、緑の「OK」ボタンを押します。
「OK」ボタンを押すと、レシートのような駐車券が出てくるので、受け取ります。
こちらが、実際の駐車券です。8:00pmに1時間分の駐車料金を支払ったので、9:00pmまで駐車することができます。
駐車券は外から見える場所に
手に入れた駐車券は、巡回してくる駐車違反取り締まりのスタッフが確認できるように、車のフロントガラス付近などに置けば完璧です。あとは気ままにショッピングやディナーを楽しみましょう!
因みに、筆者が訪れた3月はニュージーランドの夏にあたる期間。夜8:00でもこの明るさです。この駐車場では朝8:00から夜9:00までが有料区間なので、夜8:00に駐車すると1時間分の駐車料金で翌朝8:00まで駐車できるんです。うまく活用すれば、駐車料金を安く抑えることもできますね。
〜おまけ〜 Wilson Parking
こちらは、オーストラリアやニュージーランドで有名な駐車場「Wilson Parking」です。
日本でのタイムズスクエアのような存在と言えば分かりやすいでしょうか。先ほどご紹介した市内の有料駐車場に比べて少し割高になりますが、より空いているのが特徴です。
今回、筆者が利用したのは、クイーンズタウンの中心街からすぐ近くの「7 Man Street」。1時間つき$6.00(日本円で約 450円)でした。観光の状況に応じて、駐車場を使い分けるのが賢いやり方かもしれませんね。駐車場を上手に利用して、より素敵な旅をお過ごしください!
[All photos by Mia]
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