
イルミネーションは冬だけのものじゃない!日帰りでも一泊でも楽しめる、勝山の夏のスキーリゾートをレポートします。
60万級のイルミネーションは歩いて30分!
スキージャム勝山は福井県勝山市にあるスキーリゾート。勝山駅からバスも出ているし、小松空港でレンタカーを借りて1時間ちょっとです。勝山市の観光の目玉は「恐竜」。1982年に恐竜の骨が発掘されてから、日本屈指の恐竜のまちとして日本中の恐竜好きが集まります。
夏のスキーリゾートはなんとなく寂しいんじゃないかと想像していましたが、なんと60万個のLEDのイルミネーションで盛り上がっています。恐竜とオフシーズンのスキー場がタッグを組んだ企画、〜光が導く太古と恐竜の世界〜 スキージャム勝山「GeoIllumination」です。

周りが暗くなり始める頃に点灯されるこのイルミネーションは全長1.7km。入り口は「光のタイムトンネル」です。

光の地球が誕生した46億年前の時代から、植物や動物が生まれた時代、恐竜が生息していたと呼ばれる中生代までを新しい光の演出技術を用いて【ジオ・イルミネーション】として展開しています。暗い道を進むとドームが現れ、イルミネーションが始まります。

植物誕生をイメージしたイルミネーションは、海を表しているようで青い光が幻想的。でも圧巻なのはこの先なんです。

展望台から見る「オーロラショー」演出がかなりの迫力。レーザーとスモークが空中に光の渦が巻き起こります。地上の恐竜たちも、まるで生きているかのようにその色を変えて、大迫力です。

さて、イルミネーションをスマホで撮ってみたいという方も多いと思います。イルミネーションを撮るならもちろん夜になりますが、イルミネーション自体が明るいので、いつも通りに取れば大丈夫。ただしシャッターチャンスには気を付けてくださいね。ポイントは次の3つです。
• イルミネーションは一定のパターンで光の演出が連続しているので、一度ゆっくり見てから撮りたいタイミングを決めて、二度目以降にそのシーンを撮影するようにします。
• レーザー光線など、動きが激しいものは連写モードで撮影してから、一番迫力があるものを選びます。
• 日中でも同様ですが、ぶれないように脇を締めてシャッターを切りましょう。
パラグライダー、パターゴルフ、プールにバイキング温泉とまさにリゾート

そしてもちろん宿泊もバッチリ。スキージャム勝山は家族づれでも、4人友達でも一部屋に留まることもできる設定です。それに、ゲレンデを利用したパラグライダー、パターゴルフ、プールもあるので、ゆっくりと1日を過ごすのも楽しそうです。

バイキングは和洋中の料理が並びますが、やっぱり北陸ということでカニの食べ放題や、そのほかの郷土料理もばっちり。

勝山名物の「ぼっかけ」は締めにおすすめとのことですが、これがなかなか豪華なお茶漬け。「へしこ」という魚の燻製と、紅白のかまぼこ、みつば、わさびにタイの出汁でうまみたっぷり。体にしみます。
恐竜がらみのお土産が意外に可愛い
恐竜オシの勝山ですから、お土産も恐竜がらみのものがたくさん。それに可愛い様子にデフォルメされているものが多くて、なかなか可愛いんです。

恐竜のぬいぐるみは、種類も大きさもいろいろ。リアルなフィギュアもありますが、やっぱりもふもふできるほうがかわいいです。

恐竜の頭部の形に氷を作るキットに、中にお茶の葉を入れる茶こしもリアルなような、かわいいような。

Hello Kittyと恐竜のコラボバッグはさりげないデザインで、普段使いによさそうです。
さぁ、今年の夏、どっかいきたいけどどうしようかなと迷っているなら、北陸・勝山も答えの一つかもしれませんね。
[All photos by Atsushi Ishiguro]

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
いながきの駄菓子屋探訪83:談話の場としても愛される福井市「塚田商店」
Mar 19th, 2022 | 駄菓子屋いながき 宮永篤史
全国約400軒の駄菓子屋を旅した「駄菓子屋いながき」店主・宮永篤史が、「昔ながらの駄菓子屋を未来に残したい」という思いで、これまで息子とともに訪れた駄菓子屋を紹介します。今回は、店主との会話を楽しめるイスが用意されている福井県福井市の「塚田商店」です。
衝撃の出汁風味!「越前かに出汁ラーメン」をレポート【久世福でご当地食べ歩
Mar 3rd, 2022 | 石黒アツシ
全国津々浦々、さまざまな「絶品ご当地グルメ」が私たちを楽しませてくれますよね。とはいえ、まだまだ旅行にも出かけにくいのも事実…。でもご安心を! 全国選りすぐりの絶品が自宅にいながらにしてお取り寄せできちゃうサイト「旅する久世福e商店」(通称「たびふく」)が、私たちの旅欲求を満たしてくれるかもしれません。ということで、この連載では、ご当地の銘品や特産品に目がない「旅行家・食事家・写真家」の石黒アツシが、実際にお取り寄せしてその味を確かめてみますよ。5回目は「越前かに出汁ラーメン あさり」です。一体どんな味わいなのでしょうか?
いながきの駄菓子屋探訪78:朝5時に開店する福井市「高田たばこ店」
Feb 5th, 2022 | 駄菓子屋いながき 宮永篤史
全国約400軒の駄菓子屋を旅した「駄菓子屋いながき」店主・宮永篤史が、「昔ながらの駄菓子屋を未来に残したい」という思いで、これまで息子とともに訪れた駄菓子屋を紹介します。今回は、知りうる限りでは日本一早く開店する福井県福井市の「髙田たばこ店」です。
注目度急上昇!無人島、絶壁、花畑、名水の滝・・・絶景だらけ、ミステリーや
Jul 28th, 2021 | TABIZINE編集部
リクルートが旅行者を対象に行った「じゃらん宿泊旅行調査2021」の総合満足度において前年の38位から2位に急浮上した福井県。コロナ禍で密を避け、のんびり旅をしたい人が増加したことから、県民がカニや温泉など地元の魅力を再発見したとのこと。そこで、TABIZINEのこれまでの記事から、福井の魅力をお伝えする記事をまとめてみました。
500年前から現存する、顔からはがれない「鬼のお面」のミステリー【福井】
Jan 4th, 2021 | 坂本正敬
能や浄瑠璃の物語にもなっているミステリーの舞台が、北陸の福井にあります。「嫁脅し肉付き面縁起」といわれ、北陸の信心深い人たちであれば、かなりの人が知っている物語です。簡単に言うと、嫁を脅そうとたくらんで、しゅうとが顔に付けた鬼のお面がはがれなくなってしまったという話。お面は今でも福井県の願慶寺に残って、宝物として大切に扱われています。今回はそのお面のミステリーを紹介します。
福井県鯖江の「大福あんぱん」は30年以上愛されるご当地パン!ブリオッシュ
Dec 31st, 2020 | kurisencho
11月下旬、東京・池袋の東武百貨店で全国各地の人気パンが集合した「パン祭り」で、会場奥の一角になんだか幸福になれそうなパンを発見!福井県のご当地パン「大福あんぱん」です。あんぱんで有名な「木村屋」の暖簾分けのお店「ヨーロッパンキムラヤ」の生み出した、日本と欧州のハイブリッドなご当地パンを紹介します!
山の中の和モダンなホテルで気軽に“禅”体験!坐禅編「永平寺 親禅の宿 柏
Oct 28th, 2020 | ロザンベール葉
山の中でゆっくり過ごしたいと思い、福井県にある曹洞宗の大本山・永平寺の門前にある「永平寺 親禅の宿 柏樹関」に滞在してきました。昨年オープンした和モダンで快適なホテル空間で、禅体験をできるのが魅力です。体験しなくても、ただ豊かな自然の中に滞在するだけで心身が癒やされるはず。3回に分けて体験ルポをお届けします。今回は最終回「坐禅編」です。
山の中の和モダンなホテルで気軽に“禅”体験!精進料理編「永平寺 親禅の宿
Oct 27th, 2020 | ロザンベール葉
山の中でゆっくり過ごしたいと思い、福井県にある曹洞宗の大本山・永平寺の門前にある「永平寺 親禅の宿 柏樹関」に滞在してきました。昨年オープンした和モダンで快適なホテル空間で、禅体験をできるのが魅力です。体験しなくても、ただ豊かな自然の中に滞在するだけで、心身が癒やされるはず。3回に分けて体験ルポをお届けします。2回目は「精進料理」編です。
山の中の和モダンなホテルで気軽に“禅”体験!ホテル編「永平寺 親禅の宿
Oct 26th, 2020 | ロザンベール葉
山の中でゆっくり過ごしたいと思い、福井県にある曹洞宗の大本山・永平寺の門前にある「永平寺 親禅の宿 柏樹関」に滞在してきました。昨年オープンした和モダンで快適なホテル空間で、禅体験をできるのが魅力です。体験しなくても、ただ豊かな自然の中に滞在するだけで、心身が癒やされるはず。3回に分けて体験ルポをお届けします。今回は「ホテル編」です。
コンビニ弁当や機内食にもなった!福井のB級グルメの横綱「ボルガライス」っ
Jan 30th, 2020 | 坂本正敬
2000年ごろから、B級グルメによるまちおこしが全国で盛んに行われてきました。結果を残しているケース、結果を残していないケース、さまざまなですが、北陸の福井には地道な広報活動によって結果を残してきたB級グルメ「ボルガライス」があります。