1845年に創業し、世界120ヶ国以上で愛され続けているスイスのプレミアムチョコレートブランド「Lindt(リンツ)」。アジア初のショコラカフェとして2010年にオープンした「リンツ ショコラ カフェ 銀座店」が、今年8月18日、歴史に幕を下ろすこととなりました。平日の梅雨空の昼下がり、寂しい想いを抱きつつ訪ねてみました。

最後まで輝き続ける銀座店

ゴールドを貴重としたガラス張りの外観には夏のショコラパフェ、店内には宝の山のようにリンドール、ケーキ、ギフトが輝きを放ち、その奥に32席のゆっくりくつろげる贅沢空間が広がる「リンツ ショコラ カフェ 銀座店」。

銀座店限定カフェメニューには、ホワイト・ミルク・ダークチョコレートのアイスクリームの「リンツ ショコラクレープ 3種のチョコレートアイスクリームとともに(1,338円・税込)」や、ケーキ3種・デリース(マカロン）1種・焼き菓子3種・シャーベット2種・ミニアイスチョコレートドリンク付きの「リンツ アフタヌーンショコラ(2,880円・税込)※平日限定」と、豪華なラインナップがそろいます。

「モカ グラッセ リエジョワ/銀座店限定 1,595円・税込(写真右)」「ショコラ グラッセ リエジョワ1,595円・税込(写真左)」のパフェは、濃密な70％カカオのダークチョコレートアイスクリームの上にホイップがふんわりと乗っています。

モカは、コーヒー香るホイップにカカオパウダーとコーヒービーンズとチョコレートが、ショコラには飴色の香ばしいアーモンドスライスがトッピングされており、底にはヘーゼルナッツの食感がアクセントに隠されています。グラス途中にある黒い線は濃密なチョコレートで、深みあるカカオの味と香りを、時間を忘れて心ゆくまで堪能・・・。至福のひと時とは、まさにこのこと！

銀座店限定！フェアウェルデザート(7/19～8/18)人気メニューの復活！

(C) Lindt「ショコラプリンシュー(2,160円・税込）」

2011年に銀座店で販売した人気メニュー「ショコラプリン」が復活し、贅沢な「ショコラプリンシュー」が、7/19～8/18の期間限定で提供されています。

軽やかなシュー生地の中には、キャラメリゼしたピーカンナッツ、パイナップル・マンゴー・パッションフルーツをミックスした冷たいセミフレッド、濃厚ミルクチョコレートプリン、ホイップクリーム。ストロベリー、マンゴー、パイナップル、ミント、そして心のこもった“Thank you Ginza”のメッセージを添えて。

期間中、ショコラプリンシューをご注文、または、銀座店で税込3,000円以上の利用で“Lindt GINZA”ロゴ入り記念スプーン（なんと、熱伝導のアイスクリームスプーン！）がプレゼントされるという、夢のようなイベントも開催中！こちらは、先着順・なくなり次第終了とのことなので、お早めにチェックを！

爽快華やかLindtな大人の夏休み

＊写真、Lindtパンフレットより

リンツ各店舗では「サマーチョコレートフェスティバル」も開催中。6月・チェリーは終了ですが、7月・レモン、８月・トロピカルと登場し、ほろ苦いショコラと爽快なフルーツから生まれる夏のワクワク感はまだまだ続きます！

「オープンしてから9年間、たくさんのお客様にご来店いただき、銀座の地でみなさまと出会えたご縁に、心より感謝申し上げます」

リンツ ショコラ カフェ銀座店からの言葉は、「銀座のカフェでLindtを！」という憧れが消え去ってしまう、その寂しさを実感させます。まるで、夏休みの終わりのような感覚に陥ります。

しかし、「リンツのチョコレートの世界を五感で感じ楽しんでいただきたい」というスタッフの願いは今でも変わりません。夏チョコレートのイメージカラーTシャツを着た銀座店のスタッフの方々は、笑顔で最後の夏を盛り上げています。五感をフル活動して、贅を尽くしたLindtと夏のご縁を結んでみてはいかがでしょう。

[all photos by kurisencho]

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kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。