一度は必ず行きたい！天然ミストが癒し効果抜群の滝の絶景スポット【日本国内編】

私たちが夏に出かけるのなら、涼しく、夏の魅力を感じさせ、気分がスッキリするところへ向かいたいものです。

国土のおよそ3分の2が森林の日本は、山が多く、水資源も豊か。自然豊かな日本には、約2,500もの滝があるといわれています。冷たい清らかな水が空中から舞い降りてくる、涼しい滝は私たちを潤わせ、蘇らせてくれるはず。日本全国にある、さまざまな美しい滝があなたを待っています。この夏は、滝の絶景を見に出かけませんか。

白ひげの滝　北海道

北海道美瑛町の「白ひげの滝」は、地層の間から地下水が流れ出る珍しいタイプの滝。水が滝つぼに流れ落ちると、美しいコバルトブルーに変わるのは、美瑛の「青い池」と繋がっているから。青い滝と青い美瑛川が、清涼感を呼びます。

華厳の滝　栃木県

日本三大名瀑の一つ、栃木県日光市の「華厳の滝」。関東圏にお住いのあなたは、遠足や修学旅行で訪れたことがあるかもしれませんね。高さ97mから水飛沫をあげて流れ落ちる滝は、夏には木々のグリーンと岩肌のコントラストが良く映え、ダイナミックで涼しげ。水量は通常毎秒1トン程度で、上流にある中禅寺湖のダムで県が調整しているそうです。

吹割の滝　群馬県

写真提供：ググッとぐんま写真館　

群馬県沼田市にある、高さ7m幅30m程の「吹割の滝」。900万年前の火山の噴火によって出来、年月をかけて浸食を繰り返し、1万年前に現在の形になったと言われます。V字型の岩盤へ水が両側面から落ちていくさまをジッと見ていると、吸い込まれそうな錯覚を覚えますよ。

濃溝の滝　千葉県

写真提供：千葉県君津市

千葉県君津市の「清水渓流広場」内にある、人口滝の「濃溝の滝」。洞窟の中に差し込む光が水面に反射し、ハート形を描き出す写真がSNSから話題に。光のハートの写真が撮りたいなら、3～4月と9～10月の晴天の早朝（6時半～7時半頃）が良いそうです。

苗名滝　新潟県

「日本の滝百選」に選ばれた、新潟と長野の県境を流れる関川にかかる、名瀑「苗名滝」。落差55メートルの高さから水が落ちる豪快な様子と音から「地震滝」とも呼ばれます。水量が豊富で迫力満点。

七ツ釜五段の滝　山梨県

山梨県秩父多摩甲斐国立公園内西沢渓谷にある「七ツ釜五段の滝」。「日本の滝百選」にも選ばれた、5つの滝と7つの滝壺から成り立つドラマティックな滝です。滝壺は、宝石のような美しいエメラルドグリーン。西沢渓谷は森林浴のリラックス効果が実証され、森林セラピー基地に認定されているそうですよ。

白糸の滝　静岡県

静岡県の富士箱根伊豆国立公園にある、女性的で優美な「白糸の滝」。富士山の雪解け水が、高さ20m・幅150ｍの湾曲した絶壁を伝って流れ落ちるさまは、白いレースのカーテンが揺れるよう。「白糸の滝」は、世界遺産「富士山」構成資産にも含まれています。

壇鏡の滝　島根県

写真提供：公益社団法人 島根県観光連盟　

島根県隠岐の島にある「壇鏡の滝」は、壇鏡神社の社殿の左右に流れ落ちる落差約40mの「雄滝」と「雌滝」の総称名。雄滝は社殿の横を通って内側から入って見られる「裏見の滝」。空中から降り注ぐ壇鏡の滝は、神聖な何かが地上に舞い降りてくるようです。湧水は長寿の水、勝者（女神）の水、火難防止の水と信仰されています（2018年7月11日現在落石事故が起きる可能性のため、壇鏡神社付近および滝の裏への立ち入りが規制）。

にこ淵　高知県

国が発表する水質ランキングで日本一の、高知県の仁淀川。仁淀川上流にある滝壺「にこ淵」は、「仁淀ブルー」と称される美しい青色で有名。神秘的な青い滝壺は、陽射しによりエメラルドグリーンやブルーに色を変えます。底の岩が見えるほどの透明な滝壺には、水神の化身とされる大蛇が棲むとされ、神聖な場所と崇められています。

福貴野の滝 大分県

写真提供：公益社団法人ツーリズムおおいた　

大分県宇佐市にある高さ65ｍ「福貴野の滝」は、「雄滝」と「雌滝」の二つの滝の総称。美しい姿の、清々しい滝です。6月～7月の晴れた日の朝7時～8時頃には、滝に虹が架かかるそうですよ。見てみたいですね。

日本全国には数多くの名瀑があり、ご紹介したのはごく一部ですが、見ただけで涼しくなってきましたね。滝は信仰の場であることが多く、神聖な空気が漂い気持ちが引き締まりそう。「暑い〜」と気が緩みがちな夏には、身も心もリフレッシュ出来る滝の絶景に出かけたいものです。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。