皇居参観に参加するには?
皇居参観は、ツアー形式で行われ、基本的に日・月以外の午前・午後に各1回開催されます。
2019年9月は、日・月以外である、火~土の午前・午後とも参観を予定。10月は、22日に即位礼正殿の儀が行われるせいか、午前・午後とも参観があるのが、1(火)~5(土)、8(火)、9(水)のみで、午前の回のみが10(木)、11(金)とかなり少なくなっています。
定員があり、事前申請(インターネット・郵便・窓口)が各回200人、当日受付が各回300人です。9月16日現在、既に9月、10月の事前申請分は満員という人気ぶり!
当日受付も難しいのでは?と考える人もいるかもしれませんが、このあいだ当日受付してみた限りでは、意外と競争率が高くなかったので、そのときの様子をご報告しましょう。
当日受付の状況
当日受付と参観のタイムスケジュールは、以下のようになっています。
午前9時~ 整理券配布
午前9時30分~ 受付開始
午前10時頃 参観開始
午前11時15分頃 参観終了
【午後の回】
午後0時30分~ 整理券配布
午後1時~ 受付開始
午後1時30分頃 参観開始
午後2時45分頃 参観終了
筆者が訪れたのは、快晴の9月7日(土)の午後でした。桔梗門での午後0時30分からの整理券配布に備え、午後0時12分に到着したところ、36人目でした。300人の定員に対し、余裕です。この日は気温が32℃と暑かったので、競争率は多少下がった可能性はありますが、だいたい、こんなものなのかもしれません。
整理券配布の時間である午後0時30分、実際に整理券の配布が開始されました。この時点で人数を数えたら、だいたい150人くらいになっていました。ちょっと注意したいのは、列に並ぶ人は海外の人がかなり多く、知人とそこで待ち合わせなのか、横入りする人が結構いることでしょうか。
整理券をもらったら、今度は午後1時から1時20分の間に同じ場所に戻ってきます。整理券の裏面は、参観申込書になっています。氏名、住所、電話番号、生年月日、年齢、性別を記入し、身分証明書と一緒に係りの人に渡すと、照合が行われます。渡されたプラカードを首から下げ、先に進みましょう。
桔梗門から入り、休憩所で皇宮護衛官による手荷物検査(とボディチェック)を受け、ツアーの説明を聞きます。この会場の左側が、皇居グッズが売っている東御苑売店です。
ツアーで訪れる主な場所
ツアーは、言語別に分かれます。日本語、中国語、英語、スペイン語、フランス語といった具合です。筆者は、英語のツアーに参加してみました。
ツアー客の反応が良かった、お城っぽさがある富士見櫓です。そのうえ右側には近代的なビルが見えるので、伝統とモダンの融合が楽しめます。
これは、仮宮殿だった時期もある、宮内庁庁舎です。
一般参賀で皇族の方々がお手振りをされる宮殿東庭です。
そして正門鉄橋(二重橋)。こちらもめがね橋とビル群の組み合わせが素敵です。
開運財布
東御苑売店では、ツアーの前後に買い物ができます。皇居グッズは、いろいろなものに、菊の御紋がついているのが魅力です。
こちらの長財布は、牛革なのになんと1300円!開運財布として有名で、特に金色(この日はありませんでした)が開運・金運アップ効果が高いとネットで評判です。店内撮影禁止だったので、写真は撮れませんでしたが、色は水色、ピンク、昔でいう肌色、など10色程度ありました。
開運財布と言われているのは、こちらの東御苑売店でしか手に入らない限定商品であることにも理由がありそうです。ツアーに参加しなくても利用できる楠公レストハウス売店に問い合わせたのですが、営業している団体が違うのですって。
長財布の使い勝手でいうと、とにかく薄くて軽いのが魅力です。コイン入れのファスナーの開け閉めや、お札の出し入れの点では高得点はつけられないのですが、キャッシュレスを優先しつつそれでも現金をもっておきたいというスタンスの人にはいいと思います。
店内には、食器、ワイン、せんべい、ふろしきなど、さまざまなグッズがあり、そこを見るだけでも楽しいかと思います。こちらは800円のエコバッグ。水色もあります。中にポケットが一つあり、ファスナーで閉じられるのがよいところ。
売店では、買い物の支払いは現金のみなので、ご注意を。
ちなみに、筆者は、財布を使い始めてから10日も経たずに臨時収入がありました!単に偶然かもしれませんが、何か起こるかもとワクワクして過ごすだけでも楽しいですよ。
所在地:東京都千代田区千代田1-1
電話:03-5223-8071(宮内庁管理部管理課参観係 直通)
電話対応時間:午前8時45分~正午,午後1時~午後5時 ※日曜日,月曜日,祝日(土曜日除く),年末年始(12/29-1/3)は休み
HP: http://www.kunaicho.go.jp/event/sankan/sankaninfo.html
[All photos by Shio Narumi]