台北で人気屋台の朝ごはんを「はしご」しよう!人気の3店舗を現地ルポ【台湾】

Posted by: 西門香央里

掲載日: Oct 19th, 2019

台湾旅行にきたらやってみたかったのが、朝ごはんの屋台の「はしご」。台湾の方たちは、朝ごはんは屋台で食べるものということで、朝早くから様々な屋台が出ているのです。今回は、おいしい台北の朝屋台を3つはしごしてみました!「信陽街永和豆漿(シンヤンヨンハードウジァン)」「青島飯糰(チンダオファントァン)」「老蔡水煎包(ラオツァイスウェジェンバオ)」を現地ルポ!

台北で朝ごはんのはしごをしよう!

信陽街永和豆漿(シンヤンヨンハードウジァン)

信陽街永和豆漿は豆乳が人気のお店

まず、最初に訪れたのが、「信陽街永和豆漿(シンヤンヨンハードウジァン)」です。ここは豆乳がおいしいお店として有名。行ってみると、朝からせわしなくお店の人が働いています。店内も持ち帰りのお客さんが並んでいたり。あまりのローカルな雰囲気に躊躇していたら、お店のおばさんが声をかけてくれました。

片言の日本語で注文のお手伝いをしてくれました

「どうしようどうしよう」とメニューを見ながら悩んでいると、「豆乳?」と聞かれたので「そうです」と答えると、「あたたかいの?冷たいの?」と片言の日本語で聞かれました。そうなのです。台湾の朝ごはんには温かい豆乳「鹹豆漿(28TWD)」があるのです。筆者たちの目的はこちらだったので、早速注文!ついでに冷たい豆乳(小:18TWD)も注文しました。

温かい豆乳「鹹豆漿」

すると、目の前にある大きな鍋から大きなお椀に鹹豆漿をすくってくれました。これが鹹豆漿か…なんて考えているううちに「次は何?」と聞かれたので、ずっと食べてみたかった蛋餅(23TWD)と小籠包(半:30TWD)を注文しました。

朝から混んでいます

店内はすでにいっぱい!日本人のお客さんも何人か来ていました。すでに朝ごはんでは有名なお店になっているようです。それでもローカル感は半端ないです。

揚げパンもたっぷり!

蛋餅と小籠包

こちらが注文したメニューたち。どれもホカホカの出来立てですが、回転が速いので注文したらすぐに出てきます。

これがずっと食べたかった温かい豆乳「鹹豆漿」です。熱々の時は普通にスープみたいな感じですが、冷めてくると豆乳が固まって豆腐のようになってきます。ダシが効いてるようで、酸っぱさもあり、とても不思議な味なのですが、クセになります。

冷めてくるとおぼろ豆腐っぽくなります

台湾では鹹豆漿に「油條」と言われる揚げパンをたっぷり入れて食べるのが当たり前。え〜、揚げパンを入れるの?と思いますが、食べてみると不思議と合うんですよ!今では入ってないと物足りないほどです。

蛋餅にはソースをかけて

クレープに卵焼きという組み合わせが美味しい

蛋餅には少し甘めのしょうゆ味のようなソースをかけます。クレープに卵焼きを乗せた料理なのですが、朝ごはんにぴったり!これもついつい箸が進んでしまいます。

マルッとした小籠包

もっちりした皮の中には肉餡がぎっしり

このお店の小籠包は、私たちがよく食べる小籠包とはちょっと違う感じ。どちらかというとミニ肉まんって感じで皮が厚めでした。もちもちしてとても美味しかったです。

メニューは全て手作り!

これだけ食べても一人日本円で約250円というから驚き!しかもお店で全部手作りしてて全てが美味しいのですから、朝ごはんは外で食べたくなるのもわかります。台北に来たら絶対に行きたいお店が増えました。

信陽街永和豆漿
住所:台北市中正區信陽街11號
営業時間:5:00〜10:30

青島飯糰(チンダオファントァン)

台湾式おにぎりのお店「青島飯糰(チンダオファントァン)」

お腹がいっぱいになったところで次に訪れたのが、「青島飯糰(チンダオファントァン)」。こちらは台湾式のおにぎり屋さんのお店です。お店は構えておらず、完全に屋台のお店です。すでに長い行列ができていました。早速最後尾に並びます。

メニューはこちら

こちらがメニューの一部。台湾のおにぎりは日本のおにぎりと違うと聞いたのですがどんな感じなのでしょう?並んでいるうちに注文するメニューを選びます。オリジナルと思われる「原味」(30TWD)と、海苔と卵とが入った「海苔葱蛋」(40TWD)を注文しました。「白米」か「紫米」か聞かれるので、原味は紫、海苔は白にしました

おばちゃんが手早くおにぎりを作ってくれます

注文するとおばちゃんが目の前で手際よくご飯を広げておにぎりを作ってくれます。これが早いこと早いこと!!しかも具沢山!

こちらが具材たち

これがおむすびの中に入っている具材。右端は揚げパン(油條)です。揚げパンをおにぎりに入れちゃうの??台湾人は揚げパンが好きなんですね。

栄養価が高いという紫米

この赤っぽい色をしたのが、紫米。とても栄養価の高いお米なのだそう。せっかくだから食べてみることにしました。

あっという間に出来上がります

注文を受けるとすごい速さで作ってくれるので、回転は早いです。並んでいてもすぐに自分の番が来るので、注文するメニューは前もって決めていくのが良いと思います。おにぎりは持ち帰ってホステルでいただきます。

ビニール袋に入っています

こちらが台湾式おにぎり。日本のおにぎりとはだいぶ違う感じですね。ビニールに入って俵型にギュッギュッと強く握ってあります。

ギュギュッとした飯糰

開けてみるとこんな感じ。お米は固めで、ちょっともち米っぽい感じもあります。とにかく具沢山!揚げパンもしっかり入ってます。

紫米の歯ごたえがいい感じ

こちらが原味。中には甘辛く煮込んだ「肉鬆」と言われる肉でんぷが入っています。そして、揚げパンと細かく刻んだザーサイが入っています。これはどのメニューにも入っている具材のようです。食べてみると、紫米の硬めのご飯が食べごたえがあり、美味しかったです。

卵焼きがいいアクセント

「海苔葱蛋」には基本の具材にネギの入った卵焼き、そして海苔が巻かれています。白いご飯の方は紫米よりは柔らかく日本のおにぎりに近かったです。卵焼きがいいアクセントになっていました。台湾式おにぎりの「飯糰」もクセになってしまう美味しさなのです。

青島飯糰
住所:台北市中正區青島西路13號
営業時間:6:00~10:00

老蔡水煎包(ラオツァイスウェジェンバオ)

3種類の水煎包の老蔡水煎包

最後に行ったのが、「老蔡水煎包(ラオツァイスウェジェンバオ)」。水煎包のお店です。水煎包は肉まんなどを蒸し焼きにした料理。日本ではあまり見かけませんが、台湾ではよく食べられる人気のメニューです。

出来立て熱々の水煎包

お店で扱う水煎包のメニューは3種類。豚肉、ネギ入りの肉包(肉まん)、ニラ、ハルサメ、炒り卵入りの韮菜包(ニラまん)、キャベツ、ハルサメ、シイタケ入りの高麗菜包(キャベツまん)のみで、各15TWDです。今回は3種類全部買ってみました。店頭にずらっと並ぶ水煎包が美味しそう!

トッピングのソースも置いてあります

お店には水煎包につけるトッピングが置いてありましたが、そのままでも十分美味しそうなので、そのまま持ち帰ります。

カップが可愛いドリンクも人気

水煎包以外にも豆乳やミルクティーなどのドリンクも売ってて、ドリンクごとに違うデザインのカップがとても可愛いんですよ。台湾の女の子たちに人気らしく。SNSなどにアップされたりしているよう。

もちもちの水煎包

こちらも持ち帰っていただきました。できれば熱々をその場で食べたほうが美味しく頂けると思います。袋から出してみると、もちもちの水煎包が現れました。

もっちりした皮に具材がいっぱい!

せっかくなので、具材がわかりやすいように半分に切ってみました。びっしりと具材が入っています!食べごたべも十分です。皮ももっちりしていて、どれもそれぞれの味がしっかり出てて、最後まで美味しくいただきました。

老蔡水煎包
住所:台北市中正區許昌街26-1號
営業時間:6:20~23:00

台湾旅行に来たら朝ごはんのはしごを!

台湾に来たら朝ごはんのはしごを!

初めて朝早く起きて朝ごはんのはしごをしてみました。台湾には本当にいっぱいの朝ごはんの屋台があって、どれも捨てがたく、次回訪れた時はまた違うお店でチャレンジしたいと思いました。

皆さんも台湾に訪れたら、地元の方たちと一緒に朝ごはんの屋台のはしごを試してみてくださいね。

[All Photos by Kaori Simon]
Do not use images without permission.

PROFILE

西門香央里

Kaori Simon ライター&フォトグラファー

東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。

東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。

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