
よもぎカフェってどんなところ?

よもぎカフェでは、より良質な食の提供をテーマに、できるだけ質がよく、自然な食材を使います。カフェの前の広い畑で有機野菜をつくり、全国から選りすぐりの調味料を取り寄せ、地元の農家からお米などを仕入れます。

安心安全で新鮮な卵を手に入れるために養鶏もしています。既にこだわりがすごいですが、それだけなら珍しくないかもしれません。

しかし養豚もやっているとなったらどうでしょう?日々野山を駆け巡り、泥んこまみれになり、好きなことをして暮らす元気な豚を育てています。

さらに、にじますの養殖まで。川で魚を釣ったり、山に入って山菜やきのこを採るのもお手の物。

そんなカフェを営むのは、なんとまだ30代の姉妹なんです!
大阪でデザインの仕事をしていたお姉さんの由香さん(写真右)が、創作活動やお客さんとのコミュニケーションなどやりたいことが全部できるのはカフェだと思い立ち、名古屋でオーガニックやマクロビ料理のお店で経験を積み、奈良で伝統野菜を育て提供するというお店で働いていた妹の忍さん(写真左)に声をかけたのがきっかけ。生まれ育った庄原にUターンをして、2017年の4月によもぎカフェをオープンしました。

店内の家具や雑貨もほとんど手作りという驚きだらけの空間で、予約制の季節のおまかせコース(2,500円・税込)をオーダーしました。
よもぎカフェの季節のおまかせコース

まず出てきたのは「季節の前菜」。庭のニワトリが産んだ卵の温泉卵、コーンと玉ねぎのキッシュ、投網で捕まえた鮎の甘露煮、コリンキーのポタージュ、白なすの揚げびたし、芋から育てた手作り刺身蒟蒻、そして釣ってきたブラックバス(!)で作った肉と魚の間のようなソーセージです。どれも自然派のお店にありがちな、変に薄味ということがなく。この見た目の美しさにして、全部しっかりおいしくて既に満足。

「季節のグラタン」は、チーズと香茸。高級キノコである香茸は、乳製品との相性が抜群。地元のチーズを使っています。このグラタンの、なんともいえないコクと香り、カリカリとねっとりの食感。実際はまってしまう人が多いそうです。筆者にとっても忘れられぬ味になりました。

「季節の天ぷら」は、山うどの花、そうめんかぼちゃの花、いちじく、つるむらさきの葉、コーン。珍しい具でうれしく、軽くいけちゃいます。

メインは、豚のローストです。こちらの元気な豚は、運動量が多く筋肉質なので、低温調理をするのに通常よりぐっと長い10時間以上もの時間をかけているとか!柔らかくなめらかな舌触り、コクがあって豚肉のいい香りがします。脂身も臭みがなくうまみを感じます。しょうゆベースのソースも、ポテトピュレとの相性もバツグン。
一緒に出てきたのは、赤米を加えた減農薬の米のごはんと香の物。和食では通常ごはんはメインの後に出てきますが、しきたりよりもメインと一緒に食べたい!という思いを優先したそうです。その方が実際うれしい人多いのではないでしょうか?

あごだしの風味がしっかり出ていて、山椒香る〆のスープ。山で採ってきたというキクラゲも入っています。ミズキの実の飾りがサンゴのようで美しい。

飲み物といただくデザート盛り合わせがまたすごいのです。庭のニワトリの卵でつくったふわっふわのシフォンケーキ、クレソンのマーブルパウンドケーキ、卵とミルク不使用で豆腐でしっとりさせたココアのケーキといった焼き菓子。メロンのシャーベットに有機りんごのゼリーのすももソースがけというさっぱりしたメニューも。庭の原種に近いキャンベル種のぶどうも香り高いものでした。
女子の少しずつ食べたいを叶えるのが、女子がやっているよもぎカフェのポリシーでもあります。それにしても、これで2,500円ってコストパフォーマンスが良すぎます。
メインの段階で既におなかいっぱいだと思っていましたが、全部胃に収まってしまいました。いい素材を使っているので、体にいい栄養を採っているというポジティブな気分しか生まれなかったという奇跡!その後も胃は軽快で、体と心の満足感だけが残りました。
[All photos by Shio Narumi]

Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
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