(A)湯涌温泉(ゆわくおんせん)
金沢の奥座敷とも呼ばれる温泉地。石川県の前身、加賀藩の御用達の湯治湯として、金沢の中心部からも車で30分程度しかかからない近場の温泉地になります。
大規模ではありませんが温泉街のようなにぎわいが発達しており、散策ルートも整備されています。近場で雰囲気のある温泉旅行を楽しみたい場合には最適の選択肢ですね。
電話番号:076-235-1040(湯涌温泉観光協会)
駐車場:あり
(B)犀川峡金沢温泉(さいがわきょうかなざわおんせん)
金沢の中心部は、犀川(さいがわ)と浅野川に挟まれています。それぞれおとこ川、おんな川とも称されていますが、そのうち金沢市南方にある奈良岳(1,644メートル)付近を源流とするおとこ川の犀川沿いに、犀川峡金沢温泉はあります。
金沢の中心部から見ると、距離的には湯涌温泉の半分程度。温泉街としてはとても小さいですが、川端の湯宿 滝亭といった地域の人気宿があります。
(C)片山津温泉(かたやまづおんせん)
金沢市は石川県全体で見ると、真ん中にあります。その石川県の西端、福井県と県境を共にする辺りには、加賀温泉郷と言われる一帯があります。加賀温泉郷には幾つもの名湯があり、その中の1つが片山津温泉になります。
温泉街は柴山潟と言われる湖の目の前に広がり、源泉もまさにその湖からわき出しています。レイクビューで名湯が楽しみたい人には最適の温泉地です。
電話番号:0761-74-1123(片山津温泉観光協会)
(D)和倉温泉(わくらおんせん)
レイクビューではなく、オーシャンビューが楽しめる和倉温泉。片山津温泉は石川県の西部ですが、和倉温泉は石川県の東、能登半島にある温泉地です。
今でこそ湯島は陸地化されていますが、もともとは海からわき出した源泉を利用した温泉地です。金沢から足を延ばし、能登半島を代表する温泉地を楽しんでください。
電話番号:0767-62-1555(和倉温泉観光協会)
(E)山中温泉(やまなかおんせん)
片山津温泉と共に、加賀温泉郷の一角を成す温泉地です。同じ加賀温泉郷には山中、山代と紛らわしい名前の温泉地がありますが、山中(やまなか)はまさに大聖寺川沿いの山中(さんちゅう)にあります。小規模で粋な宿が渓谷沿いに広がる温泉地です。
電話番号:0761-78-0330(山中温泉観光協会)
(F)山代温泉(やましろおんせん)
山中温泉に対して、山代温泉は加賀温泉郷の中でも山際の平野部に広がる一大温泉街です。大規模な温泉宿が多く、団体利用者も多いという特徴があります。星野リゾートの温泉宿などもありますから、落ち着いた温泉地にある広々とした宿でゆっくり過ごしたい人には、山代温泉が最適化もしれませんね。
電話番号:0761-77-1144
(G)粟津温泉(あわづおんせん)
片山津温泉、山中温泉、山代温泉と同じく加賀温泉郷にある温泉地です。規模的には最も小さいですが、歴史という武器があり、粟津温泉にある法師という宿は、一時期まで世界最古の温泉宿としてギネス世界記録に認定されていました。
今でも法師は雰囲気たっぷり。もちろん山中も山代も歴史は深いのですが、歴史で言えば北陸最古と言われる粟津が一番です。
電話番号:0761-65-1120
(H)鶴来温泉(つるぎおんせん)
金沢から北陸鉄道石川線で行ける温泉地です。住所で言えば隣の白山市ですが、金沢(野町駅)から片道30分。
温泉街が広がっているわけではなく、開湯も1951年(昭和26年)と新しいですが、萬寿荘さわだ旅館という宿が給湯を受けています。ただ、最近は温度が低いため温泉ではなく冷泉(温泉成分の入った冷たい地下水)をわかしている状態なのだとか。念のため頭に入れておきたいですね。同じく冷泉をわかしたお湯に入れる和田屋(わたや)といった人気の料理宿もあります。
(I)深谷温泉(ふかたにおんせん)
金沢の中心部から電車で行ける近場の温泉が、深谷温泉になります。こちらは同じ金沢市内にある温泉地で、IRいしかわ鉄道で金沢駅から2つ先の駅、森本駅から行けます。
山の中にと小さな温泉地があって、特に深谷元湯にある琥珀(こはく)色をした温泉が魅力の元湯石屋は人気の宿です。少し森本駅からは遠いですが、金沢駅、森本駅から1日2本の深谷温泉を通過するバスも出ています。
金沢周辺の温泉地をチャート式でお届けしました。旅先選びに迷っている方は、ぜひ、次の温泉旅の参考にしてみてください!