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湿気を帯びたバゲットが翌日の食卓に
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フランスの食卓に欠かせないバゲット。週末の朝にはバゲットをパン屋へ買い求めに行く人も見かけますが、慌ただしい平日の朝は、夕食時に食べきれなかったバゲットが翌朝の食卓に並ぶことが多いです。
驚いたのは、少々湿気を帯びた前日のバゲットをトーストせずに食べるご家庭も珍しくないという事実! トーストせずに食べると、食感が悪い気がするけれど・・・。
カフェオレボウルにパンをドボン
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朝食時の温かい飲み物は、マグカップではなくカフェオレボウルに注ぐ人が多いのも、びっくりしたことのひとつ。コーヒーにカフェオレ、そして紅茶まで!
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そして、バターとジャムをたっぷり塗ったバゲットや、クロワッサンなどをドリンクに浸しながら食べるのです。初めて目にしたときは、ちょっとしたカルチャーショックでした。
湿気を帯びたバゲットをトーストしないで食べられるのか。それは、飲み物に浸しながら食べるから・・・なのでしょう。
フランス版の乾パン!?
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意外や意外、フランスの家庭でよく食べられているのがフランス版の乾パン「ビスコット」。パンを二度焼きして水分を減らしたものです。
クッキーよりもだいぶ硬く、乾パンよりはサクッとしていて、イメージ的には甘くないラスクといったところでしょうか? ジャムやバター、ハチミツにチョコスプレッド「ヌテラ」などを塗って食べます。
パンやヴィエノワズリー(※クロワッサンやブリオッシュなど甘いパンの総称)の豊富なフランス。食パン、雑穀パン、田舎風パン、チョコレート入りブリオッシュなど、ビスコットの種類の多さにもビックリ!
クロワッサンは毎日食べない
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サクッとした軽やかな食感と、発酵バターのリッチな味わいがたまらなくおいしいフランスのクロワッサン! 当地では、どんな田舎のスーパーやパン屋にも必ず置いてあるし、朝食の時間帯なら、カフェでももちろん食べられます。
さて、このクロワッサン。確かに朝食時の人気アイテムですが、当地の人たちが毎日買い求めることはありません。おいしいけれど、シリアルやビスコットと比べるとカロリーも値段も高い・・・というのが、その理由。
朝食専用ビスケット
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フランス版の乾パン「ビスコット」と並んで、人気なのが朝食用ビスケット。当地のスーパーの朝食コーナーには、お菓子コーナーのものとは違う、ヘルシーかつ腹持ちの良いビスケットがずらりと並びます。
甘いものは食べても、塩気のあるものが朝食時の食卓に並ぶことはない・・・というのも、驚くことのひとつではないでしょうか?
フランスの朝食に興味をもたれた方は「【気になる世界の朝ごはん】朝食から甘いものが好き。フランス編」もあわせてどうぞ!
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