今もセレブリティーを魅了する老舗カフェ「Bicerin(ビチェリン)」の実態とは?
作家ヘミングウェイや戯曲家プッチーニも愛し、250年以上の歴史を持つ北イタリア・トリノの伝説のカフェ「Bicerin(ビチェリン)」。お店のメニューにあるのが、お店の名前と同じ、トリノ発祥のチョコレートドリンク「ビチェリン」。エスプレッソ、ホットチョコレート、生クリームの3層が織りなす濃厚な味わいとすっきりとした後味が特徴とのこと。
ヘミングウェイが、この世に残しておきたいほど好きだったようで、プッチーニ、哲学者ニーチェ、初代イタリア首相、「三銃士」の著者デュマも愛した逸品。世界中のバリスタが探し求めている門外不出の味であり、今も世界中のセレブリティーたちを魅了し続けているといいます。
「ビチェリン」のソフトクリームを実食!
その、誰をも虜にしてきたドリンク「ビチェリン」から生まれたのが、今回注目した「ビチェリンソフトクリーム 650円(税込)」です。ソフトクリームを越えたパフェのようにカップに盛られて、とても華やか。
カップの底に、ほどよい甘さの軽やかな生クリーム、さくさくのコーンフレーク、その上にチョコレートソフトクリームが盛られていました。
こちらのソフトクリームは、甘さが極力抑えられていて気品ある大人ビター。その表面には、イタリアから直輸入というビチェリンオリジナルのカカオパウダーとエスプレッソソースがかかって、このソースとパウダーが2重でほろ苦さを奏で、チョコレートソフトクリームをさらにビターに引き立ててくれました。
しかも、イタリアのフィンガービスケット・サヴァイアルディが添えられて、サクサク食感と爽やかさな味わいを運び、予想外の味の変化とそのバランスに心奪われる逸品です。
東京には、東京ミッドタウン日比谷店のほか、新宿高島屋、羽田空港第2旅客ターミナル・金の翼、東京芸術劇場と店舗があり、コーヒーを中心にソフトドリンクや軽食もありますが、こちらの「ビチェリンソフトクリーム」は日比谷店限定のようです。
貴婦人のキス、という名のイタリア郷土菓子
ここで冬のギフトにもオススメの焼き菓子「バーチ・ディ・ダーマ〈6個入〉1500円(税抜)、〈15個入〉3680円(税抜)、〈25個入〉5000円(税抜)」も紹介します!
クッキー生地でチョコレートを挟んだ、プレーン・抹茶・エスプレッソの3種詰め合わせで、2016年のG7伊勢志摩サミット、2019年のG20大阪サミット2019で、世界のトップも口にもしたそうです。「接待の手土産-秘書が選んだ至極の逸品-」で特選を3度受賞し、セレブたちを魅了するこちらのギフトは、冬のご挨拶にもいいですね。
都会の喧騒を忘れさせてくれる特別席で優雅なひと時を
筆者が訪れたのは平日の10:30すぎ。日比谷の東京ミッドタウンで、小高い丘を登るように階段を昇ると見えてくる深緑の「ビチェリン」。
お店の前には同じ緑のテーブル席が2つ、ベンチもあって、人もちょこちょこ休憩に来ていました。駅の近くですが皇居も近いので、鳥の鳴き声と電車の音が心地よく響きリラックスできるのどかな雰囲気。洗練された伝統あるイタリアの老舗カフェで、都会の真ん中にいることを一瞬忘れて、エレガントな気分で浸ってみてはいかがでしょう。
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町1-1-2 2Fステップショップ
TEL:03-6205-4308
営業時間:10:00〜19:00
定休日:東京ミッドタウン日比谷に準ずる
交通:東京メトロ千代田線・日比谷線・都営地下鉄三田線「日比谷」駅直結
HP:https://www.bicerin.co.jp/bicerin-tokyo-midtown-hibiya/
[All photos by kurisencho]