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クリエイターが集まる真っ暗なドラフトカクテル・バー in ブルックリン 現地ルポ【ニューヨーク】

Posted by: Kasumi Abe
掲載日: Feb 20th, 2020.

ニューヨークの最新カルチャー発信地、ブルックリン。ブッシュウィック地区は、アーティストやデザイナーなどクリエイターが多く住んでいます。Your Sincerelyは、古いコカコーラのロゴがついた看板のバー。パッと見の外観からは何の店かイマイチよくわからない、スピークイージーな雰囲気です。

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© Kasumi Abe
31種類あるドラフトカクテルやワイン、ウイスキーが揃っています


元キャンディーストアの雰囲気残るクラシカルな雰囲気

© Kasumi Abe店の看板には、以前キャンディストアだった、クラシカルな昔の面影が残る。

Yours Sincerelyのドアを開けると、真っ暗な店内で地元の人たちがカクテルを飲みながら、会話を楽しんでいます。「ここは昔キャンディストアだったんですよ」と教えてくれたのは、バーの代表であるマーク・マクドナルドさん。一時期は前のオーナーの元、エアビーとして利用されていた時代もあるそうです。2015年の大晦日から、今の形態のバーに生まれ変わりました。

タップで注がれるドラフトビールは日本でメジャーですが、Yours Sincerelyはニューヨークでも珍しいタップで注がれるドラフトカクテルのバーです。タップは全部で31種類そろい、中にはウイスキー、赤&白ワイン、手作りソーダも。

中でも人気のカクテルは、バーボンベースの「Swipe Right – Old Fashioned」(10ドル、毎日5−8pmのハッピーアワーは半額)、メキシコの蒸留酒メスカルベースの「Transmit The Box」(11ドル)、スモーキーフレーバーのピーティットスコッチがベースの「Administered Dose- Penicillin」(10ドル)など。

筆者のオススメは、温かいカクテル。「Re-Animator」(11ドル)はイタリアの食前酒カルダマロに、ビターリキュールのブランカ メンタ、コーヒー豆が入っていて、お腹の中から体を温めてくれます。

冷たいカクテルがよければ、ダイキリ「Lab Rat 」(10ドル、毎日5−8pmのハッピーアワーは半額)も、フレッシュで飲みやすくオススメ。おしゃれなビーカーで注がれるのもユニーク。これは見た目の良さだけではなく「軽量のためでもある」とのこと。機能的でもあるのです。

© Kasumi Abeホワイトラム、ライム、シンプルシロップなどで作られたダイキリ「Lab Rat 」(10ドル、毎日5~8pmのハッピーアワー中は5ドル)。(注:店内はこれくらい暗いです)

ブラックライトで浮かび上がる「隠れメニュー」

よっぽどのアルコール通でない限り、特に海外のバーでどのお酒を注文していいか困ることでしょう。そういう場合に便利なのが、この店のメニューにある「デシション・メーカー」(判断決定表)。例えば、軽くリフレッシングしたいか、思いっきり飲みたい気分か、甘めかドライか、ハーブが効いたものかトロピカルか…きっと自分好みの味にたどり着けます。

さらにメニューの中には「隠れメニュー」もあるんですよ。お店のスタッフにお願いして、メニューにブラックライトを当ててもらいましょう。

© Kasumi Abeブラックライトを当てると浮き出す、ツウのみぞ知る「裏メニュー」。この記事を読んだあなたも、すでにこの店のツウの仲間入りです!

バーにはフードはありません。でも心配ご無用。ニューヨークではこのようなケースでBYOB(持ち込みOK)とするバーが珍しくないのですが、Yours Sincerelyでも隣のレストランからBYOBしてよいということです。

ブッシュウィック生まれの革新的なカクテルを雰囲気と共に楽しんでください!

Yours Sincerely(ユアズ・シンセアリー)
住所:41 Wilson Ave, Brooklyn, NY 11237, U.S.A.
電話:N/A
営業時間は季節によって変わりやすいので、ウェブサイトで確認のこと。
HP: http://www.yourssincerely.co/

[All photos by Kasumi Abe]
All images and text are copyrighted.

Kasumi Abe

a.kasumi ライター・編集者
雑誌、ウェブ、ラジオを通して、グルメから社会問題まで、幅広くアメリカ&NY情報を発信中。著書に『NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ』がある。日本の出版社勤務を経て、NYに移住したのは2002年のこと。アメリカ(出版社時代)でも街ネタ取材でNY中を駆け回った後、14年に独立。物書きとしては、今では信じられないがメジャーミュージシャンのインタビュー含む音楽評論が原点。


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