ゴッホ美術館」が存在します。ゴッホ美術館は、当然のことながらゴッホの作品収蔵数で世界一。けれど、世界で2番目にゴッホの作品を収蔵するのは、かつての個人コレクターの作品を元に作られた美術館です。自然の中に佇む、その美しい美術館のことを紹介させてください。"> ゴッホ美術館」が存在します。ゴッホ美術館は、当然のことながらゴッホの作品収蔵数で世界一。けれど、世界で2番目にゴッホの作品を収蔵するのは、かつての個人コレクターの作品を元に作られた美術館です。自然の中に佇む、その美しい美術館のことを紹介させてください。" /> ゴッホ美術館」が存在します。ゴッホ美術館は、当然のことながらゴッホの作品収蔵数で世界一。けれど、世界で2番目にゴッホの作品を収蔵するのは、かつての個人コレクターの作品を元に作られた美術館です。自然の中に佇む、その美しい美術館のことを紹介させてください。">

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ゴッホの作品が揃う!自然の中で芸術と触れ合える「クレラー・ミュラー美術館」を現地ルポ【オランダ】

Posted by: 倉田直子
掲載日: Feb 27th, 2020.

オランダを代表する画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。首都アムステルダムには、彼の作品を集めた「ゴッホ美術館」が存在します。ゴッホ美術館は、当然のことながらゴッホの作品収蔵数で世界一。けれど、世界で2番目にゴッホの作品を収蔵するのは、かつての個人コレクターの作品を元に作られた美術館です。自然の中に佇む、その美しい美術館のことを紹介させてください。

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「クレラー・ミュラー美術館」のゴッホ・コレクション


その美術館の名前は、「クレラー・ミュラー美術館」(Kröller Müller Museum)。オランダ東部ヘルダーラント州エーデのデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内に、1938年にオープンした美術館です。


前述のように、この美術館はゴッホ作品のコレクションで知られ、絵画87点を収蔵しています。これは元々は、実業家のアントン・クレラー・ミュラー氏とヘレン・クレラー・ミュラー夫人(ともに故人)の個人コレクションだったのだとか。ゴッホの親族を除くと、世界最大の個人コレクションになるそうです。まだ今ほどゴッホが有名ではなかった頃にゴッホの作品のすばらしさを見抜き、収集した夫妻の慧眼に脱帽です。


館内は、スペースに余裕のある展示がされています。こちらの画像では、少女たちがベンチに座ってゴッホの作品の模写をしていました。


そしてゴッホのみならずルノワールなどの著名な画家の絵画や、彫刻などの作品も展示されているんです。

美しい彫刻庭園


この「クレラー・ミュラー美術館」には、広大な庭園における屋外展示もあります。


庭園を散策すると、そこかしこに彫刻が散在しているのがわかります。こういった展示方式は、日本の「彫刻の森美術館」のモデルになったという説もあります。たしかに、似通った雰囲気を感じられます。ちなみに上の画像は、イサム・ノグチの作品でした。

夏季は庭園にドリンクバーも出店するようで、散歩に疲れた時にも一休みができるようです。

館内のレストランとショップ


館内には、軽食やしっかりとした食事もいただけるレストランが併設されていました。


美術館収蔵作品にちなんだ記念品を購入できるショップも。作品の絵葉書は、美術館のお土産の定番ですね。

自然公園をサイクリング


冒頭にも書きましたが、この美術館はデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園という、これまた広大な自然公園の中に建てられています。


公園内では、園内を自由に乗り回せる白い無料自転車をレンタルできます。特に手続きも何もなく、乗り場から自由に乗り始めてOKという、なんともカジュアルなシステムです。ただしこのレンタル自転車は、1サイズのみで、身長に合わせてサドルを上下させます。150㎝以下の方は、サドルを下げても少し大変かもしれません。

そしてブレーキも、日本ではあまり見かけないコースターブレーキ式。手元のハンドブレーキが無く、足のペダルを逆回転させることでブレーキがかかる構造です。慣れるまで時間がかかるかもしれないので、安全運転でいきましょう。


そして自然公園内には、ビジターセンターが。


このビジターセンター内にもカフェがあります。サイクリング中でも、トイレや飲食には全く困らなさそうです。

オランダ旅行というと、どうしても首都アムステルダムが中心になりがち。けれど地方にも、こんなに魅力的な施設が存在しています。オランダ旅行の際には、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

クレラー・ミュラー美術館
住所:Houtkampweg 6 6731 AW Otterlo
電話番号:+31 (0)318 591 241
開館時間:【火~日、祝日】 10:00〜17:00、彫刻庭園:10:00〜16:30
閉館日:【月、1月1日】
※祝日復活祭の日曜日および月曜日、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭の日曜日および月曜日、クリスマス、ボクシング・デー(クリスマスの翌日)、王の日(4月27日)、解放記念日(5月5日)
HP:https://krollermuller.nl/jp/don-na-ji-jiedemoyuniku(日本語ページ)

[All photos by Naoko Kurata]

倉田直子

Naoko Kurata ライター
オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/


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