武蔵坊弁慶にちなんだ「三井寺力餅」
明治2年創業の「三井寺力餅本家」。ここで長く親しまれているのが、大津名物「三井寺力餅」。天皇陛下への献上品にもされる由緒ある贈答品です。
小ぶりな餅が3つ串にささって、青大豆と抹茶入りの薄い緑色のきな粉がたっぷりとまぶしてあります。消費期限は2日、防腐剤等添加物は一切不使用。ペロリと何串でも食べてしまうおいしさです。
昔、比叡山延暦寺の弁慶という荒法師が三井寺と延暦寺の合戦の時、三井寺から美しい音で名高い霊鐘を戦利品にと引きずり持ち帰ったとのこと。この武蔵坊弁慶の怪力にちなんで「三井寺力餅」は生まれたそうです。
ご自宅用には、3本入(324円・税込)、5本入( 540円・税込)、12本入(1166円・税込)、20本入(1944円・税込)など。
贈答用は、7本入(770円・税込)から、10本入(1080円・税込)、30本入(2950円・税込)、48本入(4690円・税込)など、ご自宅用や贈答用に、用途によって様々な本数で用意されています。
実食!三井寺力餅のアレンジソフトクリーム!
「三井寺力餅」をアレンジした「力餅ソフトクリーム」も注目のスイーツです。お味は、バニラ・抹茶・黒みつ・季節限定(各500円・税込)とあり、テイクアウトも可能。今回はイートインで、春を感じる「季節限定さくら」をいただきました。
深いお椀に、さくら味のソフトクリーム、 せんべい、三井寺力餅が1本のっていました。惜しげもなくたっぷりきな粉がふりかけられて、ピンクと鶯色の春色仕様です。イートインではお茶もついていました。
ソフトクリームの冷たさで固くなる前に「三井寺力餅」をいただきます!弾力ある餅を想像していたところ、ビヨーンと伸びる驚愕のトロトロ感です!“弁慶の怪力”という言葉に反し、ズッシリではなくふんわりとしていました。優しい風味のきな粉と合わさり、旅で疲れた体の力を回復させてくれます。
さくらのソフトクリームの下にはコーンフレークをしのばせてあり、ほんのり甘い素朴な煎餅はパリパリと歯切れよし。きな粉をソフトクリームに付けても合いますし、多いと感じたきな粉は大正解の量でした!
ソフトクリームのほか、「力餅とお茶」(500円・税込)「力餅と抹茶」(700円・税込)のセットやドリンクもありました。
喫茶コーナーで一休み、1番おいしいをお土産に
店舗入口付近に注文窓口とイートインスペース、さらに奥には喫茶コーナーがあります。趣ある木の机と椅子が置かれた喫茶コーナーには、滋賀県の観光雑誌や資料の展示があるほか、大きな窓の外に庭園を眺めることができる芸術的空間となっています。
ちなみに、「三井寺力餅本家」は朝の7時から開店しているので、早朝の手土産にもバッチリ。しかも三井寺境内の売店「風月堂」にも店舗があるので、三井寺参拝後の休憩にもいいですね。消費期限は2日のため、遠方へのネット販売は基本的にないようなので、だからこそおすすめしたい逸品。滋賀を訪れたら、ぜひ1番おいしいできたてをお召し上がりください!
住所:滋賀県大津市浜大津2-1-30
電話番号:077-524-2689
営業時間:7:00~19:00(年中無休)
交通:京阪電気鉄道大津線「びわ湖浜大津駅」から徒歩約1分、JR「大津駅」から徒歩約15分
HP:http://www.e510.jp/tikaramoti/
[all photos by kurisencho]