
開発が急ピッチで進む「白馬岩岳マウンテンリゾート」
今回訪れたのは長野県白馬村の「白馬岩岳マウンテンリゾート」。もちろん、スキーヤーには言わずと知れた有名なゲレンデですが、実はスキーシーズン以外でも見どころが満載です。山頂付近はリゾート施設として開発が急ピッチで進められており、フルシーズン楽しめる観光地として人気が高まっているのです。

まずは白馬岩岳ゴンドラリフト「ノア」山麓駅からリフトに乗って山頂を目指します。所要時間は約8分。ゴンドラからは、白馬村を眼下に信州一円を見渡せる絶好の眺望を楽しむことができます。

白馬岩岳の山頂は、北アルプスの山々の望む清涼な景色。訪れたのは8月末でしたが、頬にあたる風は秋の気配を感じることができました。この白馬岩岳マウンテンリゾートでは「バギークルーズ」(大人2,000円、小児1,000円)や「白馬EXアドベンチャー」(フルコース大人5,600円、小児4,600円ほか)、さらには大自然の美しい景色を見ながらマウンテンバイクで疾走できる「白馬岩岳 MTB PARK」(ゴンドラ往復+2時間レンタル:大人4,900円、小児3,000円ほか)などのアクティビティを楽しむことができます。

もちろん、山頂からの景色を楽しむだけでも満足感いっぱい。白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)を一望できる開放感あふれた絶景テラスでは、これからの季節は北アルプス名物「三段紅葉」を楽しむことができます。

山頂のいたるところにベンチが設置されており、景色を楽しみながら休憩することができるんです。吹き抜ける風が心地よく、最高の癒やしになることは間違いありません。

そして、気になる看板を発見!「ねずこの森 ビュー自然探勝路」の案内が。あ、あの鬼滅の・・・?と思いきや、これは樹齢数百年の大きな“ネズコ”の巨木や、不思議な形をした木々がある「ねずこの森」のことなんです。

森林浴をしながら歩ける散策路で、各所にピクニックができるプライベートデッキなどが用意されています。

「ねずこの森」を抜けると、NY発の人気ベーカリー「THE CITY BAKERY(ザ シティ ベーカリー)」が見えてきます。国内でも人気のベーカリーですが、こちらでは白馬ならではの素材を使った、ここでしか味わえない限定メニューも楽しむことができます。


もちろんグルメも楽しめます。冬場はゲレンデのロッジとして営業している「Restaurant SKYARK(レストラン スカイアーク)」では、白馬豚や糸魚川産シーフード、高原野菜など地産地消のフードを堪能できます。今回は2020年7月にオープンしたばかりのデリスタイル「Hakuba Deli(ハクバデリ)」でランチをいただきました。


好きなメニューをチョイスできる「STANDARD MENU」(1,480円)では、信州産のサラダやチキンなど、地元の食材をたっぷりと楽しむことができました。
江戸時代の古民家で暮らすようにステイできる「旅籠丸八」

白馬岩岳マウンテンリゾートでのアクティビティを楽しんだあとは、本日のお宿へ。江戸時代の古民家をリノベートした「旅籠丸八」は、ダイニングとレセプションを擁するクラブハウスと、清冽なせせらぎの小川が流れる桜並木通り沿いにある離れで構成された宿泊施設です。


今回宿泊したのは弐番館の「ジュニア キッチンスイート」。かつて旅館だった建物をリノベートし、日本家屋特有の梁や柱などをそのまま生かした造りで、シックで落ち着いた内装となっています。

この「旅籠丸八」が面白いのは、部屋にキッチンが用意されていること。冷蔵庫には翌朝の食材が入っており、自分で調理するというスタイル。もちろん夕食は、食材を自分で用意して家族でワイワイ楽しむのもよし、レセプションのある母屋の「庄屋丸八」にある「丸八ダイニング」で創作和食と地元のお酒を楽しむもよし。要するに旅館と貸別荘の中間といった感じの位置づけなんです。

部屋には全自動洗濯機も完備されているので、長期ステイもOK! さらにスマートスピーカー「Amazon Echo」もあり、自分の好きな音楽を流しながらくつろぐこともできます。シックで高級感のある古民家で、ジャズを楽しみながらワインに舌鼓を打ち、リラックスすることができましたよ!
オールシーズン楽しめる白馬村は見どころ満載!

いかがでしたか。長野県白馬村というと、スキー場のメッカとして人気が高いリゾート地ですが、実はオールシーズン楽しめる観光地として見どころが満載なんです。特にこれからの季節は、紅葉が見頃で今回ご紹介した白馬岩岳マウンテンリゾートから望む白馬三段紅葉は見逃せません!

さらに、麓に下りれば、透明度が高く、長野県で一番深い湖「青木湖」(大町市)で、ボードに立って乗り、パドリングしながらの水上散歩「SUP(スタンド・アップ・パドル)」やカヤックなどを楽しむこともできます。アクティビティやグルメ、絶景など、さまざまな観光をオールシーズンで楽しめる魅力いっぱいの長野県白馬村を訪れてみませんか?

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Takashi Mizusawa
カメラ誌をメインに出版社にて編集者として15年ほど従事したのち、
フリーランスとして独立。カメラ・写真、ガジェット系だけでなく、商品
レビュー系記事執筆やインタビュー取材などを行う。
・東京都在住
・旅行した海外:アメリカ(ラスベガス、ハワイ)、メキシコ、ベトナム、オー
ストラリア、イギリス
・旅行していない国内:鳥取、島根、長崎
・ライター歴:編集・ライター歴20年以上。雑誌、書籍、フリーペーパー、ムッ
ク、広告媒体、Webサイトなど、マルチメディアで編集・執筆経験あり。
・媒体歴:Yahoo!Japan、マイナビ、CAPA(学研プラス)、フォトテクニックデ
ジタル(玄光社)など。
・得意分野:カメラ・写真、ガジェット全般、旅行、グルメ、人事
・趣味:写真、音楽制作、旅行、プロ野球観戦、観賞魚飼育など。
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