世代を超えて愛される!北海道・旭川の「ビタミンカステーラ」【お取り寄せできるご当地パン】

Posted by: kurisencho

掲載日: Oct 21st, 2020

全国津々浦々、旅をしながら楽しみたいご当地もの。なかなか旅行に行けないとき、立ち寄りたくなるのがアンテナショップ。東京・池袋にある北海道アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」に寄ってみたら、北海道のご当地パン「ビタミンカステーラ」を発見しました。広い北海道の旭川で90年も愛されているご当地パンとのこと、さっそくいただいてみました。

北海道旭川・ご当地パン「ビタミンカステーラ」

「ビタミンカステーラ」誕生秘話

大正6年(1917年)に旭川で創業した「高橋製菓」が製造している「ビタミンカステーラ」。初代社長は四国のご出身で、長崎でカステラ作りの修行を、本州などで和菓子や餅作りの修行をした後に、旭川にて高橋製菓を立ち上げたそうです。

第1次世界大戦後の大正10年(1921年)、食料不足で栄養失調になる子どもが多い中で、安くて栄養価値が高いものと思いをこめて開発されたそうです。

北海道旭川・ご当地パン「ビタミンカステーラ」
卵たっぷりの甘くて高級なカステラと違って、小麦粉の量を増やし、卵と砂糖を減らして水分を少なく、日持ちするよう改良してあるとのこと。オーストラリア産とアメリカ産の小麦、北海道内産の卵を使って、さらに学校給食用に使われていた“ビタミンB1・B2”も入れて栄養面をアップしています。

北海道旭川・ご当地パン「ビタミンカステーラ」パッケージ
第15回(昭和36年)全国菓子博覧会で総裁賞受賞という実績も!

ビタミンカステーラを実食!

レトロなフォントと音の響きもかわいらしい「ビタミンカステーラ」(100円・税抜)。お求めやすいお値段です!

北海道旭川・ご当地パン「ビタミンカステーラ」
袋から出してみると、ふわっと軽い。15cmほどの大きさで、厚みが2cmほどあります。確かにカステラとは違ってザラメなどは付いていませんが、食欲そそる良き焼き色です。

北海道旭川・ご当地パン「ビタミンカステーラ」
茶色い焼き色の部分は蜂蜜の香りと甘みがあって、少しモチっとしています。中の淡い黄色のカステラ生地はホワンとしてほんのり甘く、その素朴な味わいに、一気に懐かしい心地に包まれます。

北海道旭川・ご当地パン「ビタミンカステーラ」
試しに少し温めてみると、さらにフワフワに!トーストしてみると、表面がカリッとして、蜂蜜が香ばしさを増して、また違った食感を味わえました。

卵とお砂糖が少なめなので、低カロリーなのもうれしいポイント。

北海道旭川・ご当地パン「ビタミンカステーラ」
カステーラの生地は温度や湿度で微妙に変化するそうで、1年を通じて同じ食感と味を作ることは至難の業とのこと。そんな職人技が受け継がれ、食べる世代も親から子へ孫へと伝わり、おいしさを共有できることにも感動を覚えます。だからなのでしょう、決して高級ではないのに、筆者は旭川出身でもないのに、ほっこり満たされた気持ちになりました。

北海道どさんこプラザ・通販・催事でゲットしよう

北海道どさんこプラザ池袋店・旭川ご当地パン「ビタミンカステーラ」陳列
「ビタミンカステーラ」は全国の「北海道どさんこプラザ」各店舗で購入でき、北海道物産展に登場することも。ネットでも販売されています。

北海道どさんこプラザ池袋店・ソフトクリーム
ちなみに、北海道どさんこプラザには「ソフトクリーム」もあります!北海道産牛乳を使って一般のソフトクリームの半分の甘味におさえ、さっぱりとしたミルクを味わえる「バニラ」(380円・税込)、北海道産夕張メロンの果汁を使った「夕張メロン」(400円・税込)、両方を堪能できる「ミックス」(390円)の3種類。たまに季節限定フレーバーが夕張メロンに代わり登場することも!

世代を超えて愛されて栄養もある「ビタミンカステーラ」のお買い物ついでにソフトクリームも召し上がって、北海道の美味を巡ってみてはいかがでしょう。

協力:かみかわ食べものがたり(上川総合振興局)
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/059_kasutera.htm

今回の購入場所
北海道どさんこプラザ 池袋店
住所:東京都豊島区南池袋1-29-1 池袋ショッピングパーク北館B1F
電話:03-3982-0170
営業時間:月〜土10:00~21:00、日祝10:00~19:30
定休日:施設に準ずる
交通:「池袋駅」東口から徒歩約3分
HP:http://www.web-isp.co.jp/shop/60.html

 

[all photos by kurisencho]

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

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