100年以上の歴史ある「中島大祥堂」
1909年、京都で初代中島治郎兵衛氏がお干菓子の製造を始め、1912年、大阪に「中島大祥堂」として創業、2015年に「中島大祥堂ブランド」が生まれた関西の老舗菓子店です。兵庫県丹波市に栗栽培に向いた土壌の自社農園をもち、地元農家さんと協力して、栗・黒豆・小豆など良質な作物を育て、その魅力を最もおいしい時期にお菓子にしています。丹波里山の本店のカフェには、県外からもお客さんが訪れるそうです。
そして、2020年6月に東京・六本木ヒルズに関東初登場した店舗には、厨房を併設し、ケーキや焼き菓子など単品からギフトまでそろえています。
丹波栗とホワイトチョコレート、ほうじ茶と丹波黒胡麻ムース、丹波黒豆入り黒豆きな粉ムースとレアチーズ、丹波大納言小豆羊羹と宇治抹茶ムースなどを組み合わせた枯山水のように美しい4種のムースケーキや、
人気No.1の、丹波本店の茅葺き屋根をモチーフにした丹波栗のモンブラン「かやぶき」などが、きらびやかに整列しています。さらに、店舗限定の「丹波(黒豆きなこ)」は、シューとパイを合わせた生地のバータイプのスイーツで、丹波産煎り黒豆と黒豆きなこのカスタードクリームを、注文後に併設の厨房で絞ってくださいます。
まんまる「くりまる」を実食!
その中で気になった、コロンコロンと並ぶ姿にホッコリする「くりまる」と「あんまる」です。
人気No.2の「くりまる」(594円・税込)をいただきました。
艶々と黄金色に輝いて、テニスボールほどの大きさはパイとは思えないインパクト!
こだわりの自家製パイ生地の表面はパリッと割れて、何層にも重なりサクッとしています。中から丹波栗の渋皮煮がゴロンと一粒現れ、またもやビックリ!大粒でホックリと、栗本来の甘みがダイレクトに伝わります。丹波栗は、古来より朝廷に献上されていて「栗の最上品」の代名詞となっているそうです。
丸々の栗の周りを、まろやかな甘味がある“なると金時芋”のペーストが包み込んでいます。パイ生地・なると金時芋ペースト・丹波栗、それぞれが繊細で単独でも本当に美味。贅沢に3つ一緒にいただくと、一気に秋が到来した心地に。
お店の方のおすすめ通りトースターで焼いてみると、パイ生地はカリッと中はホクホクで、温かな3つの味覚が広がりました。
ちなみに「あんまる」(486円・税込)は、丹波大納言小豆の鹿の子と桜の葉を練りこんだ具材をパイ生地で焼き上げています。発祥の地・丹波春日町の丹波大納言小豆は皮が薄く甘くて大粒で、献上されていたそうです。
どちらも高級な素材を使っており、消費期限は2日間、すぐに売り切れるほどの人気ものです。
里山想う丹波の焼き菓子たち
最後に手土産にピッタリな焼き菓子も紹介します。
丹波栗となると金時芋を裏ごしした焼き菓子「いもくり」(上)は、各々の甘味をしっとり味わえ、「こちら秘書室」公認『“接待の手土産”セレクション2020』に入選し、「第27回全国菓子大博覧会」外務大臣賞も受賞しています(3個入702円・税込 ~/賞味期限60日間)。
粒が大きい丹波黒豆を煎って生地に混ぜ焼き上げた「丹波黒豆サブレ」は、歯ごたえあるサクサク生地に香ばしい黒豆の風味が漂います(5個入627円・税込 ~/賞味期限90日間)。
丹波の自然の恵みを受けて大切に育てられた素材が、見事にお菓子に生まれ変わり、その芸術品のような美しさに里山の風景が思い浮かびます。一年中味わえる秋の味覚の素材の良さと甘味に心がほぐれます。さまざまな組み合わせでギフトBOXも用意されているので、驚きのパイやお菓子を自宅で楽しんだり、冬のご挨拶のギフトにしてみてはいかがでしょうか。
中島大祥堂 六本木ヒルズ店
住所:東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズノースタワー B1F
電話:03-6271-5522
通常営業時間:10:00~20:00
臨時営業時間:11:00~20:00
定休日:無休
交通:東京メトロ日比谷線「六本木駅」コンコース直結
HP:
https://www.ntdshop.jp/
[all photos by kurisencho]
kurisencho ライター
熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。
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