国宝富貴寺（豊後高田市）

国宝富貴寺（豊後高田市）

紐を通して、阿弥陀如来と繋がれる

平安時代に開かれた由緒ある「富貴寺（ふきじ）」の阿弥陀堂（いわゆる富貴寺大堂）は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつ。現存する九州最古の木造建築物であり、国宝指定されています。柔らかな表情をしたご本尊の阿弥陀如来像は、一本のかやの巨木から造られたと伝えられています。阿弥陀如来像の後ろには、極楽浄土を描いた壁画があり、「阿弥陀様に極楽浄土へ連れて行ってください」と祈りを捧げる場所であったともいわれます。

極楽浄土を描いた壁画は当時は極彩色だったものの、現在は褪色しています。雨天時は壁画が傷むため公開しないそうですので、好天に恵まれることを祈りたいですね。

★開運ポイント＜阿弥陀如来に触れると同様の功徳＞
境内にある、阿弥陀堂と紐で結ばれた回向柱に触わると、阿弥陀如来に直接触れると同様の功徳があると伝わっています。阿弥陀如来は、極楽浄土へ導く神様といわれています。
 

文殊仙寺（国東市）

人生を生き抜く知恵を授かる

国東半島のほぼ中央の文殊山の山腹にあり、「日本三文殊」のひとつとして、1300年の歴史を刻む「文殊仙寺（もんじゅせんじ）」。「三人寄れば文殊の知恵（一人ではよい知恵が浮かばなくても、三人が集まって相談すればよい知恵も出てくるというたとえ）」の発祥地といわれます。ご本尊の文殊菩薩は、古くから「智恵の母」として親しまれている仏様。卯年の守り本尊であり、12年に1度の卯年しか公開されない秘仏です。次回は2023年ご開帳の予定。

文殊菩薩は、ありとあらゆる「知恵」を授かる信仰の対象。学業成就や合格祈願、キャリアアップなどのご利益が期待できます。また、妙吉祥菩薩とよばれる由縁から良縁成就や安産祈願、商売繁盛などの参拝者も多く訪れるそうですよ。

★開運ポイント＜知恵の水＞
奥の院では岩窟から霊水が湧出しており、「知恵の水」として崇められています。ありがたく飲ませていただいて、良い知恵を授かりたいものですね。
 

富来神社（国東市）

宝くじ運アップ

「富が来る」が由来といわれる、縁起の良い名前の富来地区の守護神「富来神社（とみくじんじゃ）」。ありがたい神社名から、宝くじ当選祈願を参拝しに来る人が多く、実際に高額当選者もいるとか。

「開運運玉唐獅子像」の唐獅子が抱いている「運玉」に触れると、子孫繁栄・祈願成就、宝くじ運のご利益があるといわれています。

★開運ポイント＜宝くじ当選への開運ロード＞
富来港から文殊仙寺までの間10Kmほどは、開運ロード「富来路（とみくじ）」と呼ばれ、ラッキーポイントが多数あります。「マネーき猫公園」「願い橋叶い橋」など、宝くじ運が上がりそうですよ。詳しくは下記の国東市公式サイトをご覧くださいね。

宝くじ当選目指して～とみくじとうせんまいり　国東市観光課
 

写真提供：公益社団法人ツーリズムおおいた

今回は、大分県のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットでよい運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。

※記事掲載の情報は変更になる場合があります。最新情報については、必ず公式サイトで確認あるいは直接施設へお問い合わせください。
 

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。