
大自然の中でのワーケーションという贅沢が味わえる

「ホテルグランフェニックス奥志賀」は、東京からは車で3時間半程度、長野県奥志賀高原にあるリゾートホテルです。標高1,500メートルに位置しているため、夏でもクーラーがいらないほど涼しいロケーション。
まわりは見渡す限り「大自然」。東京に暮らしていたら、決して味わえない“濃い”自然の息吹を感じられます。もちろん、冬場は全国でもトップクラスに雪質のいいゲレンデに早変わり。往年の名作映画『私をスキーに連れてって』の舞台が、ホテルグランフェニックス奥志賀にほど近い志賀高原スキー場で、一世を風靡したのは有名な話ですよね。

今回参加したのは、ホテルグランフェニックス奥志賀が新たに募集を開始した「ワーケーション自然体験プラン:ジビエ体験」(2021年7月12〜15日開催)のダイジェストツアーです。1泊2日のミニ体験ですが、ワーケーションに“早朝ヨガ”、そして森林トレッキングにジビエ体験と盛りだくさん!期待に胸が高鳴ります。
初日は夕方16時ごろにホテルグランフェニックス奥志賀に到着。エントランスにはアルコールスプレーと検温システムが設置されていて、新型コロナウイルスの感染対策も万全です。

夕食までは、ホテル内でのワーケーション体験。Wi-Fi完備で、フリーアドレスのコワーキングスペースを活用して、しばしタスクを片付けます。このスペースは夜になるとラウンジ&バー「ラルゴ」として、囲炉裏に薪がくべられ、くつろぎの場所として開放されます。
志賀高原ビールやカクテルなどのお酒だけでなく、淹れたてのコーヒーやオリジナルのハーブティーを手に談笑するノマドワーカーの姿も見られました。

欧風の客室は、ウッド調のシックで落ち着いた雰囲気。ツインルームをひとりで利用しましたが、もったいないくらいに広い!ゆったりとした気分で過ごせる空間です。

もちろん客室でもWi-Fiが使え、しかもスペースが広いため、集中して作業をしたり、静かな場所でオンライン会議に参加するにも最適です。

ベランダからは奥志賀高原の雄大な自然の眺望が得られ、開放的な気分になりました。サマーシーズンは、1カ月くらいホテルグランフェニックス奥志賀にステイして、ワーケーションしたいと思いました。
そして夕食会場のイタリアンレストラン「ラ・ステラ・アルピーナ(La Stella Alpina)」へと向かいます。
こだわりの食材を用いた贅沢な本格イタリアンディナー

夕食は、奥志賀高原のゲレンデが一望できるイタリアンレストラン「ラ・ステラ・アルピーナ」。地元の食材に加え、調味料ひとつひとつにもこだわり抜いた本格イタリアンディナーを堪能できるのが特徴です。

まずは地ビール「志賀高原ビール」で乾杯。アルコールは、このほかイタリア産のワインやフランス産のシャンパーニュ、そして「信州中野タカヤシロ ファーム」のワインも楽しめます。

ディナーはメインの黒毛和牛の雌牛など、素材にこだわりを感じる贅沢なコースメニュー。パスタやデザートなど、ボリュームもあって男性でも大満足の内容でした。
早朝ヨガと奥志賀渓谷トレッキングで心地よい汗を!

翌日は「早朝ヨガ」からスタート。高原の清々しい朝の空気を体いっぱいに満たし、マイナスイオンを浴びながらのヨガは体にいいこと間違いなし!特にステイホーム期間で体が錆びついてしまったリモートワーカーの働く女子には、筋肉回復にうってつけ。非日常の世界で、心と体に“高原の栄養”を補給できますよ!

ヨガで心地よい汗を流したら、「空中露天風呂」とサウナでリフレッシュ。季節によって姿を変える奥志賀の山々が一望でき、開放感いっぱいです。今の季節は淡い新緑が目にやさしく、心まで癒やされました。

なお、「ロウリュウ式サウナ」も新設されたので、興味のある“サウナー”の方は、ぜひ水着持参で体験してみてはいかがでしょうか?

朝食後は、「奥志賀渓谷トレッキング」へ。約1時間のダイジェストバージョンでしたが、アップダウンもあり、なかなかタフなコース。たどり着いた先には、大瀧(おおぜん)の雄大な名瀑を望むことができました。なお、トレッキングシューズを持っていない方は、ホテルで貸し出してもらえますので安心して参加できますね。
SDGsの観点から注目が集まっているジビエ狩猟を体験

そして、いよいよ「ジビエ体験」です。このワーケーション体験は、大自然の中でWorkとVacationを満喫できるツアーがコンセプトですが、それに参加者の“学び”の要素が盛り込まれているのも特徴です。
「ジビエ」とは、狩猟によって食材として捕獲された野生の鳥獣のことを指すフランス語です。この「ジビエ体験」では、岐阜県のハンター集団「里山保全組織 猪鹿庁」の安田大介さんを講師に招き、「野生動物と人との関係」をテーマに、座学とジビエ狩猟の擬似体験、そして事前に捕獲し精肉したジビエを食べて「命をいただく」ありがたさを実感できるワーケーションプログラムになっています。

ジビエで注目されている野生の鹿や猪ですが、農作物の被害は年間数億円にものぼります。鹿だけでも年間60万頭が殺処分されていて、鳥獣被害防止の観点からも、SDGsの観点からもジビエ狩猟に対する重要度が高くなっているとのことでした。
この「ジビエ体験」では、森林のアニマルトラッキングや罠を活用した狩猟方法を学び、実際に銃(モデルガン)を使った体験などもできます。

そして、安田さんが仕留めた野生の鹿を解体する体験も。食材としてのジビエしか見たことがない人にとって、少しショッキングな体験ではありますが、「命をいただく」ことを実体験として学べる貴重な機会でした。

ツアーの最後は、ジビエ料理が振る舞われました。鹿肉のアヒージョやしゃぶしゃぶ、そしてステーキ。

ジビエの鹿や猪の肉は、硬いとかにおいが気になるといったイメージがありましたが、下処理と調理法によって、非常に柔らかくておいしい料理になることを知りました。

ホテルグランフェニックス奥志賀のワーケーション体験は、今回の「ワーケーション自然体験プラン:ジビエ体験」(7月12〜15日)、「ヨガとトレッキングを満喫し奥志賀をアクティブに2泊3日を過ごすプラン」(9月30日まで随時)など、さまざまな魅力的なプランの参加者を募集しています。なお、ジビエ体験は日帰りでも楽しむことができます(ジビエ体験プログラム)。
どちらも都会では体験できないプランなので、非日常的な空間で心と体、そして知的好奇心を満たしたい働く女性は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
[All photos by Takashi Mizusawa]
Takashi Mizusawa
カメラ誌をメインに出版社にて編集者として15年ほど従事したのち、
フリーランスとして独立。カメラ・写真、ガジェット系だけでなく、商品
レビュー系記事執筆やインタビュー取材などを行う。
・東京都在住
・旅行した海外:アメリカ(ラスベガス、ハワイ)、メキシコ、ベトナム、オー
ストラリア、イギリス
・旅行していない国内:鳥取、島根、長崎
・ライター歴:編集・ライター歴20年以上。雑誌、書籍、フリーペーパー、ムッ
ク、広告媒体、Webサイトなど、マルチメディアで編集・執筆経験あり。
・媒体歴:Yahoo!Japan、マイナビ、CAPA(学研プラス)、フォトテクニックデ
ジタル(玄光社)など。
・得意分野:カメラ・写真、ガジェット全般、旅行、グルメ、人事
・趣味:写真、音楽制作、旅行、プロ野球観戦、観賞魚飼育など。
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