おしらじの滝(栃木県)
四季ごとに訪れたくなる「袋田の滝」(茨城県大子町)
「袋田の滝」といえば、日本三名瀑に数えられ、「日本の滝百選」にも選ばれた茨城県を代表する観光スポット。高さ120m、幅73mの大きさを誇る滝は、「四度の滝」の別名があります。由来は2つあり、ひとつは「大岩壁を四段に流れる」、もうひとつは「四季ごとに訪れなければ、真の風趣は味わえない」と西行法師が絶賛したといわれています。秋には紅葉が見事で、例年11月初旬から1月下旬には滝のライトアップが開催。冬場には滝全体が真っ白に凍結する「氷瀑」が見られる可能性も。
開運・安産信仰の地「月待の滝」(茨城県大子町)
写真提供:一般社団法人茨城県観光物産協会
茨城県大子町には袋田の滝のほかに、美しい名前の「月待の滝」があります。古くから二十三夜講(二十三夜の月の出を待って婦女子が祈願)の場で、胎内観音が祀られる開運・安産信仰の地。滝の裏に入れるので、別名「裏見の滝」または「くぐり滝」といわれます。
日光を代表する名勝「華厳滝」(栃木県日光市)
栃木県日光市の観光名所「華厳滝(けごんのたき)」は、日本三大名瀑で、「日本の滝百選」のひとつ。中禅寺湖の水が、落差97mの岸壁を一気に落下するさまは、夏にぴったりの爽快な絶景。岩盤の中を華厳滝エレベーターで下る観瀑台(有料)は、滝正面で間近に眺められ迫力満点。
乙女の伝説「乙女の滝」(栃木県那須塩原市)
栃木県那須塩原市の「乙女の滝」は、名前の通り清らかに優しく流れる滝。名前の由来にはいくつか伝説があり、「昔地元の若い釣り人が沢名川に行くと、滝の上に盲目の美しい乙女が現れた」「滝のやさしく美しい流れが、乙女の髪のように見える」「滝壷に若い人魚が現れた」などいずれもロマンティック。幅5m、落差10mの滝は、繊細な水流に清潔さを感じます。
東洋のナイアガラ「吹割の滝」(群馬県沼田市)
天然記念物及び名勝指定の群馬県沼田市「吹割(ふきわれ)の滝」は、落差は7mですが、横幅は30mの広さ。幅広い滝から勢いよく水が流れ落ちる迫力から、別名「東洋のナイアガラ」とも呼ばれました。「滝つぼは竜宮へ通じている」との伝説が残る、ミステリアスな滝です。「日本の滝百選」のひとつ。
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注意:緊急事態宣言期間中など、来訪の自粛を求めている県に関しては、無理に訪れることなく、解除の時期を待ってから訪れるようにしましょう。
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