台北・東門市場近くの人気店「東門赤肉羹」
東門市場周辺にはローカル感たっぷりな食堂が点在していますが、中でも常に行列ができている人気店が「東門赤肉羹(ドンメンチーロウグン)」です。筆者は過去に一度イートインで利用しようと訪れたものの、あまりの混雑ぶりに断念したことがあります。今回はテイクアウトでリベンジ!
豚肉とろみスープは麺入りやご飯入りも人気
看板メニューは豚肉とろみスープ・赤肉羹ですが、麺入りの肉羹麵やご飯入りの肉羹飯などもあります。ここのお店は魯肉飯もおいしいと評判なので、今回は赤肉羹に魯肉飯、滷蛋(煮卵)に燙青菜(茹で野菜)を注文してみました。茹で野菜の種類は4種類から選ぶことができ、今回は地瓜葉(サツマイモの葉っぱ)をチョイス。
ちょうどすいている時間に訪れることができたため、注文票を渡してからできあがりまでは約5分と早かったです。提供の際にスープを入れるお椀が必要かどうか聞かれましたが、家で食べる予定だったので、もらわずに帰りました。
スープや茹で野菜は、それぞれビニール袋に入れられています。
とろとろスープに豚の赤身肉がたっぷり「赤肉羹」
では、さっそくいただきたいと思います。
看板メニューの赤肉羹は、鰹節がきいたとろみのあるスープに、細く切った豚の赤身肉がとにかくたっぷりと入っています。豚肉は弾力があり、味がぎゅっと詰まっています。噛むたびに肉の旨味が口の中いっぱいに広がり、とってもジューシー。
細切りのたけのこのシャキシャキ感や、パクチーのピリッと感も良いアクセントになっています。こんなに具がたくさん入って50元(約200円)はコスパ高い!と驚きでした。
魯肉飯や茹で野菜もボリュームたっぷり
魯肉飯は、白いご飯の上に豚そぼろ、そして煮込んだたけのこも加えられていました。肉そぼろは脂身が少ない赤身肉が多めのタイプで、こってりしすぎず、しょうゆベースの味わいがご飯と相性抜群。煮込んだたけのこも、しっかりと塩気を感じる味わいでお肉とよく合います。ただし量がかなり多いので、2人で1つをシェアしてもちょうどよいかもしれません。
滷蛋(煮卵)にも醤油ベースの味がしっかりと染み込んでいて、これだけでもご飯がすすむおいしさです。
茹で野菜・地瓜葉(サツマイモの葉っぱ)は、醤油ベースの優しい味わいのタレがかかっています。葉っぱの部分はやわらかく、茎の部分はシャキシャキとしています。手軽にたくさん野菜をとれるのはうれしいです。
「東門赤肉羹」の料理はひとつひとつの量がたっぷりで、とにかくコスパが高いなと感じました。特に、豚肉とろみスープの赤身肉の多さには驚きです。地元民で行列ができるのも納得でした。いつか台北に来られた時には、台湾ならではの具だくさん豚肉とろみスープをぜひ味わってみてくださいね。
住所:台北市中正區臨沂街56號
[All photos by Yui Imai]
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