永康街散策合間の休憩にぴったり「玖仰茶食文化」
各国から訪れる観光客に人気の街・永康街(ヨンカンジエ)。小籠包の有名店・鼎泰豊やマンゴーかき氷の人気店など、数多くのグルメ店に加えて雑貨店やお土産店も点在する、街歩きが楽しいスポットです。
外国人観光客が多い街ということは、必然的にコロナの影響を大きく受けてしまった街とも言えます。閉店してしまったお店も多く、以前行ったことのあるお店がなくなっているのを見る瞬間は、なんとも切ない気持ちになります。
今回訪れたカフェ「玖仰茶食文化(ジウヤンチャーシーウェンホア)」は、閉店してしまった「度小月」というレストランの跡地にできたお店です。
「濃口焦糖布丁 珍珠鮮奶茶(濃厚キャラメルプリン タピオカミルクティー)」というポスターに惹かれ、入店してみました。
入店すると、まずスイーツコーナーが目に入ります。ブリュレやプリンなど、どれもおいしそう! テイクアウトでもイートインでもいただくことができます。
ドリンクを中心に豊富なメニュー展開
まずは1階のカウンターで注文を済ませます。メニューはドリンクを中心に豊富にそろっていて、スイーツや軽食メニューも提供されています。
会計を済ませるとブザーが渡され、鳴ったらできあがったドリンク等を取りに行きます。イートインの場合は、先に席を探してから注文する形でも大丈夫です。
イートインスペースの広さに驚き
1階にも座席はありますが、2階へと上がるとそのイートインスペースの広さに驚きます。テーブル席とカウンター席を含めると、50席以上はありそうです。白や木目調の落ち着いた色合いの内装は心地よく休憩できる雰囲気です。
濃厚キャラメルプリンタピオカミルクティーはまるでスイーツ
今回注文したのは、濃口焦糖布丁珍珠鮮奶茶(濃厚キャラメルプリンタピオカミルクティー)、經典水果茶(フルーツティー)、紅玉寶石慢熟焦糖布丁(紅茶熟成キャラメルプリン)の3種類。
まずは濃厚キャラメルプリンタピオカミルクティーからいただいてみます。甘さ控えめの一分糖(通常の10分の1)で注文してみました。
ひとくちいただいた瞬間、ちょっと焦がしたようなキャラメルのビター感がふわっと広がります。続いてタピオカのもちもち感、自家製キャラメルプリンの甘さが飛び込んできました。キャラメルプリンは濃厚で、口当たりがなめらか。ミルクティー自体は甘さ控えめでも、全体としてはまるでスイーツのようなドリンクです。価格は75元(約300円)。
フルーツのおいしさが凝縮!經典水果茶(フルーツティー)
続いてはフルーツティーを。こちらは三分糖去冰(10分の3の甘さで氷なし)で注文しました。ひとくちいただいた瞬間に感じたことは、フルーツの味わいが凝縮されている!ということ。オレンジ、パイナップル、レモン果汁が入っているのですが、フレッシュで爽やかなフルーツのおいしさが口いっぱいに広がります。
加えて、ナタデココとパイナップルの果肉もたっぷりと入っていて、弾力のある食感も同時に楽しむことができました。価格は55元(約220円)です。
とろ~り紅茶熟成キャラメルプリンも絶品
続いてはお店おすすめのスイーツ・紅玉寶石慢熟焦糖布丁(紅茶熟成キャラメルプリン)です。このプリンはタピオカミルクティーに入っていたものとは別物になります。
ひとくちいただいてみると、口の中でとろ~りととろけるような食感で、そのやわらかさに驚きました。とろっととろける瞬間、紅茶の香りとキャラメルの濃厚な甘さがふわっと広がります。ドリンクと一緒に食べてみてほしい絶品スイーツです。価格は70元(約280円)。
玖仰茶食文化は、街中にあるドリンクスタンドと同じくらいの価格設定でありながらも、広々としたイートインスペースを利用できるのが大きな魅力だと感じました。永康街散策の合間の休憩におすすめしたいお店です。
住所:台北市大安區永康街9-1號
[All photos by Yui Imai]
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