横浜でランチなら海沿いのレストラン!
横浜で食事をするなら、やはり景色がいい場所でおしゃれな時間を過ごしたいもの。そのすべてが叶うのが、「International Cuisine Subzero(インターナショナル キュイジーヌ サブゼロ)」です。
お店は、「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」の2階7番スロープ、9番スロープを進んだ先にあります。奥の奥まで進んでいくため、“知る人ぞ知るお店”といった雰囲気がたまりません。
さらにお店の中に入ると、目の前には海が広がります。この解放感と美しい景色は、まさに非日常!今回は、「サブゼロランチAコース」をいただいてきました。
まず運ばれてきたのは、「ホタテとカリフラワーのムース」。肉厚なホタテはプリプリと食感もよく、ふんわりとやさしいカリフラワーのムースがよく合います。そこに、プチッと弾けるいくらの塩味がいいアクセントになります。
つづいては前菜の「鰆のカルパッチョとマイヤーレモン 黒米のサラダ仕立て」。マイヤーレモンの酸味が絶妙で、旬の鰆を爽やかに味わうことができます。
こちらのスープは「岩手白金豚バラ肉と冬野菜のボッリート シロインゲン豆のポタッジオ仕立て」。キラッと黄金色に輝くコンソメスープと思いきや、下の方には白いんげん豆のピューレが入っており、かき混ぜるとまるでポタージュのよう!また、豚バラ肉から、ほんのり八角やコリアンダーの風味を感じ、どこかエキゾチック。というのも、“イタリア人が作った豚汁”をイメージしてつくられたそうで、なんともシェフの個性が光ります。
つづいて、まるでお肉料理と間違えるほど具材たっぷりなパスタがやってきました。神奈川県平塚市のしらなみポークを使用したサルシッチャ(イタリアの腸詰)をはじめ、ドライトマトや米ナス、カリフラワーと具材がゴロゴロ。その下から、幅広のパスタ・タリアッテーレが顔を出します。サルシッチャの旨みにフレッシュなハーブの香り、そしてモチモチとしたパスタと、香りと食感が重なりあい新感覚の味わいが楽しめます。
お肉料理は、「乳飲仔牛ロースのロースト ポルチーニ茸のソース」。しっとりとしたお肉はとても柔らかく、ポルチーニ茸の香りと風味が贅沢に広がります。
最後は、おまかせドルチェの盛り合わせ「ショコラムースとフランボワーズ、季節のフルーツを添えて」。華やかなビジュアルに、心がパッと明るくなります。甘酸っぱくさっぱりとしたフランボワーズのソルベに、ねっとり濃厚なショコラムースと、そのバランスがたまりません。
一品一品の美しさや、こだわりと驚きが詰まった料理たち。素直に「贅沢な時間を過ごした」と感じられるお店でした。
価格:4,400円(税込)
International Cuisine Subzero
- 住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1
- 公式サイト:https://www.y-subzero.com/
お茶をするのも「天空の茶室」で!
「なんで知ってるの!?」と驚かれること間違いなしのスポットなのが、横浜ロイヤルパークホテルの65Fにある「開光庵」です。ここではなんと、お点茶体験ができるのです!
「天空の茶室」といわれるほど空が近く、横浜の景色を一望することができます。晴れた日には、三浦半島や富士山までも見えるのだとか。都会の喧騒から少し離れ、空に浮いているような絶景の中で心落ち着く時間を過ごすことができます。
また、思わず見入ってしまうのが、茶道の先生によるサービス。お菓子やお茶のお点前などが目の前で行われるため、とても特別感があります。先生の所作が美しく、自分の行動を見つめ直すきっかけにも。
しかし、気になるのは難しそうなお作法。茶碗を何回かまわしたりするのでは……? といろいろ気になりますが、先生より「自由にお楽しみください」とうれしい一言が。もちろん、本格的に飲んでみたいということであれば、その場でやさしく教えてくれますよ。
生菓子やお干菓子は、月ごとに変わり、お茶碗もその季節に合ったものが使われます。奥深い茶道の世界を、横浜の絶景とともに楽しめる優雅なスポットですよ。「なんでこんな素敵な場所知ってるの!?」の一言、GETしちゃいましょう!
価格:2,100円(薄茶・生菓子・干菓子・サービス料・税込)
中華街ディナーでお店選びに迷わない!
横浜といえば、やはり中華街はハズせないスポット。夜になるとネオンが煌びやかに輝き、その魅力は倍増。妖艶な空気が漂います。
中華街大通りに位置する「状元樓(じょうげんろう)」は、創業1955年。横浜中華街の中で、一番古い上海料理店なのだとか。“東方のパリ”と例えられた1920年代の「老上海」をイメージした内装で、レトロでありながらとてもモダン。入った瞬間からまるで別世界に飛び込んでしまったかのような気分に浸れます。
こちらのお店は、1代目から現在の3代目まで女性オーナーということもあり、女性目線ならではの料理が味わえます。今回は、「水晶コース」をいただきました。(写真は2人前です)
まずは、「上海式前菜盛り合せ4種」。海老の塩ゆで、蒸し鶏とネギの香味和え、窯焼きチャーシュー、豆腐干絲と、華やかな内容です。
なんといっても驚くのは海老の塩ゆで。頭からガブリと食べられるほどやわらかく、身はプリプリ。このおいしさは、下処理をしっかり行っているからこそ。また、窯焼きチャーシューも肉厚で旨みもギュッと詰まっています。
こちらは、「南瓜スープの茶碗蒸し」。海老やホタテ、イカの食感が素晴らしく食べ応えもあります。南瓜の甘みをふんわりと感じ、じんわりと染みるようなやさしい味わいです。
続けてやってきたのは「本日のおすすめ点心」。この日は、海老ベースの海鮮錦糸団子です。店舗の裏に点心工場があり、ひとつひとつ手作りなのだとか。海鮮の旨みが詰まっています。
「海老と季節野菜の大葉炒め」は、食べてみてびっくり! 食べ応えある具材のサイズ感と海鮮のプリプリ食感がとても贅沢なうえ、大葉の爽やかなアクセントが絶妙なのです。途中で味の変化が欲しくなることが多い炒め物ですが、大葉があることで最後まで飽きが来ず、鼻を抜ける風味もたまりません。中華料理に大葉……予想外な組み合わせに感動したのでした。
「鶏肉とネギの生姜醬油蒸し」は、直火にかけず20分間蒸して作られています。そのため、じんわりと鶏肉やネギの旨みや香りがとけだしスープまでも楽しめます。
コース料理のご飯といえば、五目チャーハンのイメージがありますが、運ばれてきたものはなんと「スパイシー葱チャーハン」。この意外性がうれしいですよね。食べ続けるとなかなか強めのピリピリ感を感じ、途中からうっすらと汗をかくほど! この刺激と香ばしい味わいに手が止まりません。
デザートは、「自家製杏仁豆腐」。ほどよい食感と後味にふんわりと感じるミルク感、サンザシゼリーの酸味が、食事のしめくくりにピッタリです。
中華料理というと、食べ終わったあとに重さを感じることがありますが、気づけばそのようなこともなく「ああ、おいしかった」という満足感でいっぱいに。その秘密は、油を極力抑えているからだとか。実は今回、コース以外に一品、「豚の角煮」をいただいたのですが、そのこだわりが特にはっきりと伝わってくるようなおいしさでした。
豚の角煮らしく脂身もたっぷりでトロトロでありながら、不思議なことに嫌なしつこさはゼロ。なんと3時間茹でて脂を落とし8時間じっくりと煮込んだという手間暇のかかったものだとか!
個室やカップルシートもあるので、大切な日やデートにも“使える”お店ですよ。所せましとお店が並ぶ中華街で、65年もの歴史をもつ「状元樓」。ひとつひとつ丁寧に作られた上海料理をぜひ味わってみてください。
価格:4,950円(税込)
状元樓
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町191
- 公式サイト:http://www.jogen.co.jp/jgr_yokohama/
[Photos by koume]