師範大学近くの鶏肉薬膳スープのチェーン店「龍涎居鶏膳食坊」

「龍涎居鶏膳食坊（ロンシエンジュージーシャンシーファン）」は、台湾全土に10店舗を構える鶏肉薬膳スープのチェーン店です。今回訪れたのは、台北MRT台電大樓駅近くの師大店。師範大学や、夜になると賑わう師大夜市も徒歩圏内なので、夜市散策の前後に訪れるのもおすすめのお店です。

落ち着いた内装の明るい店内には木製のテーブル席がたくさんあり、ゆったりと食事ができる雰囲気。

鶏肉スープは十種類以上！お好みでチョイス

鶏肉薬膳スープの種類は10種類以上。鶏肉の部位も好みで選ぶことができます。メニュー表にはそれぞれのスープの写真と英訳ものせられているので、わかりやすいです。鶏肉薬膳スープと共に、ご飯や麺などの主食や茹で野菜、ちょっとした小皿料理を一緒に注文するのもおすすめ。

旨味たっぷりのはまぐり鶏肉スープにあたたまる

筆者が注文したのは、超嫩腿（鶏もも肉）の「蛤仔雞湯（はまぐり鶏肉スープ）」と「麻油幹麵線（ごま油細麺）」です。合計金額は220元（約900円）。

はまぐり鶏肉スープには、食べやすい大きさにカットされた鶏肉がたっぷりと入っています。まずは鶏肉をひとくちいただいてみると、やわらかいながらも弾力があり、口の中いっぱいに旨味が広がりました。はまぐりも大きく、プリッとしていて食べ応えがあります。

スープは鶏肉の旨味とともに、はまぐりの爽やかな味も同時に感じます。生姜が効いたコクのあるスープに、身体がぽかぽか温まってくるのを感じました。

香りのよい麻油幹麵線はスープのお供におすすめ

麻油幹麵線は、少し硬めに茹でられた細い麺にごま油をかけ、生姜チップをのせたものです。ひと口いただくとともに、ごま油の香りがふわっと香ります。上にのせられた生姜チップもよいアクセントに。シンプルでありながらとにかく香りがよく、するっといただけます。スープのお供にぴったり。

たっぷりの鶏肉が入った薬膳スープは、寒い日には特におすすめなグルメです。身体がぽかぽかあたたまり、力が湧いてきます。みなさんもいつか台北にいらっしゃった際には、ぜひ味わってみてくださいね。

[All photos by Yui Imai]
Do not use images without permission.

Yui Imai

Yui Imai ライター

語学留学とワーキングホリデーを経て、現在も台湾と日本をしょっちゅう行き来しているトラベルライターです。台湾で長く生活していくうちに、あたたかくてエネルギッシュでちょっぴりおせっかいな台湾がすっかり大好きに。