3月21日はなぜ最強?
暦に沿って定められる「一粒万倍日」「天赦日」「寅の日」は、福を招く開運日として事始めによく、金運・財運にも恵まれる吉日とされています。
読み方はそれぞれ以下の通り。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)
- 天赦日(てんしゃび、てんしゃにち)
- 寅の日(とらのひ)
それぞれの開運日は暦によって毎年変わり、一粒万倍日は年に約60回、寅の日は年に約30回あるのに対し、天赦日は年にわずか6回程度とかなり少なく、さらにこれら開運日が重なる日は希少で、運気がパワーアップするとても貴重な日とされています。
一粒万倍日と天赦日が重なる日
2023年においては、一粒万倍日と天赦日が重なる日は年に3回しかありません。
- 1月6日(金)<友引>
- 3月21日(火・祝)<先勝>
- 8月4日(金)<大安>
>>六曜(ろくよう:先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)とは?|国立国会図書館
一粒万倍日・天赦日・寅の日が重なる日
さらに、一粒万倍日・天赦日・寅の日3つの開運日が同じ日になるのは1年に1度、この日だけ。そのため、3月21日は1年の中でもっとも運気が高まる最強開運日ともいえるのです。ぜひともチャンスを逃さず、幸運にあやかっていきたいものです!
一粒万倍日とは?運気を上げる過ごし方は?やってはいけないことは?
一粒万倍日とは、読んで字のごとく「一が万になる」日です。「一粒の種から稲が育ち、その稲が万倍の実りになって返ってくる」という意味があり、まさに種まきにぴったりな日。この日に始めたことはその後大きく飛躍するとされ、商売繁盛の吉日ともいわれています。
一粒万倍日は財布の新調をする日としても良いとされる
一粒万倍日はお金と縁が深く、投資や宝くじの購入、開店・開業、資格取得の勉強開始などにもよいとされ、将来、大きな利益へと発展し富をもたらす可能性も高まります。
反対に、お金にまつわる良くないことにも十分注意しましょう。借金や人からものを借りるなどの行動はくれぐれも避けて。この日にマイナスな行動をとると後々大きくなって自分に跳ね返ってくることもあります。せっかくの開運日に運気を損なわないように気をつけましょう。
天赦日ってなに?やってはいけないことは?
天赦日は神様が天に昇るありがたい日で、すべての罪が赦される日。罪や障害が取り除かれ、この日に新しいことを始めるとどんなことでも大成するとされています。
天赦日は人生における重要な決断を下すのに適した日ともいわれています。結婚や恋愛成就の開運に強く、この日に愛の告白やプロポーズ、入籍などを行うと深い絆で結ばれそう。また家や車など、大きなお買い物をするのにも最適です。
一方、天赦日にやってはいけないのは、争いごとや嘘をつくことなどです。天がすべてを赦してくれる日ですが、これは何をしてもよい日というわけではありません。縁起のいい日だからこそ心清らかに過ごすことで、人生にプラスの影響を与える開運エネルギーをしっかり吸収できると心得ておきましょう。
寅の日ってなに?やってはいけないことは?
寅の日はトラの毛が金色に輝いていることから金運の象徴とされ、銀行口座の開設やお財布の新調、宝くじの購入など、お金に関する行動をとると金運がアップするといわれています。
また、「トラは千里往って千里還る」ということわざにもあるように、勢いの盛んなトラのパワーにあやかって「必ず帰ってくる」という意味合いのある吉日です。旅行に出かけても無事に帰ってこられるとされ、例えば海外旅行の出発日に設定すると心強く感じるかもしれません。
ただし、この「必ず帰ってくる」寅の日は「出戻り」を連想させ、結婚にはふさわしくないという考え方もあるようです。結婚にいいとされる天赦日と、よくないとされる寅の日が重なったときは、どちらを優先させるべきなのか、判断に悩むこともあるかもしれません。とはいえ、寅の日はあくまで十二支の周期をベースに定められた開運日なので、冠婚葬祭の際に必ず守らなければいけないわけではありません。
一方、天赦日は日本の暦の中で最上の開運日ともいわれています。どちらの日も、結婚の日取りを決めるとき、縁起を担ぐためにある「多くの判断材料の一つ」程度に捉えておくのがよさそうです。
日々の中で開運日を意識してみると、暮らしがもっと豊かに感じられるかもしれません。一粒万倍日、天赦日、寅の日が重なる2023年の最強開運日は年に1度だけ。3月21日(火・祝)のラッキーデーを上手に活用して、運気を上げていきたいですね。

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内野 チエ ライター
Webコンテンツ制作会社を経て、フリーに。20歳で第1子を出産後、母・妻・会社員・学生の4役をこなしながら大学を卒業、子どもが好きすぎて保育士と幼稚園教諭の資格を取得、など、いろいろ同時進行するのが得意。教育、子育て、ライフスタイル、ビジネス、旅行など、ジャンルを問わず執筆中。特技はワラビ料理と燻製作り。
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