桜と春スイーツと花アートを！野鳥観察も楽しい「東京ミッドタウン」の春イベントをレポ

祝15周年！東京ミッドタウン

広々とした芝生広場に、さまざまなショップやレストランや美術館などの施設が集まる複合都市「東京ミッドタウン」。自然に囲まれアートに触れ、暮らすようにおでかけが楽しめる人気スポットです。

周辺に住む家族連れや大人が集っているイメージもありますが、四季を感じるイベントにも力を入れているので、若い世代も多く訪れているようです。

継承される桜の木も

染井吉野を中心とした約150本の桜が敷地全体に咲きます。芝生広場の近くには八重紅枝垂や関山などが咲き、お隣の檜町公園には山桜、仙台枝垂、大島桜など44本の桜の木も。4月中旬〜下旬に、これら8種類の桜が順々に春を告げていきます。

絶好の撮影スポットは、旧防衛庁から引き継いだ約40本の桜が並ぶ並木道。一般的に染井吉野の寿命は約60年といわれ、実は後10〜20年ほどで寿命を迎えるそう……。2015年からは茨城県古河市と協力し移植と植樹を続け、老木と若木の世代交代をはかり大切に後世へと継承しているのだそう。

桜の開花につれガーデンアーチは混雑が予想されるので、時間をずらしてお花見しましょう！

4月17日まで！ありがとうを贈る春イベント

2022年3月18日（金）〜4月17日（日）の期間、春の到来を祝うイベント「MIDTOWN BLOSSOM 2022（ミッドタウン ブロッサム）」が開催中です。“ありがとうを贈る春”をコンセプトに、コロナ禍で直接人と会う機会が減った今、大切な人へ感謝の気持ちを伝えたくなるイベントとされています。

21_21 DESIGN SIGHTの前のミッドタウン・ガーデンには「MIDTOWN BLOSSOM SELTZER LOUNGE（ミッドタウン ブロッサム セルツァー ラウンジ）」の屋外ラウンジがオープン。鮮やかなフラワーウォールがお出迎えです！

初登場のパリの生活スタイルを提案するお花屋さん「レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ」の期間限定ポップアップフラワーショップでは、花束のセミオーダーも楽しめます（1,100円〜3,300円・税込）。気分、大きさ、カラーペーパーの色合いからできる組み合わせはなんと100通り！

顔が覆われてしまうほど大きなブーケも作れます（110,000円〜／受け取りの3日前までに要予約）。ずっしり重くて忘れられないブーケになる予感！　フワラーウォールの前には造花バージョンもあるのでパチリと記念撮影も！

桜並木沿いに続くラウンジ庭園には、ラナンキュラスやルピナスなど30種類以上の花がカラフルに咲きファンタジックな花世界に。

テーブル席やソファー席は100席ほどあり、ブランケットやクッションがあるのもうれしいところ。オリジナルフードや春限定スイーツ、ラウンジ限定オリジナルのカクテルも味わえ、優雅なティータイムを過ごせます。

憩いのガーデンティータイム

5つ星ホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」が提供する限定メニューをこちらで注文して受け取ります。イベント毎に心待ちにしているリピーターさんも多いようです！

今年は、世界No.1プレミアムウォッカブランド「スミノフⓇ」とコラボ。世界的に20〜30代に人気のアルコール入りスパークリングウォーター「ハードセルツァー」を使ったカクテルやスイーツをいただけます。

ザ・リッツ・カールトン東京のバーテンダー和田健太郎さん考案のカクテルは、柑橘やミントが爽快な「グリーン」、桜が香る「ブーケ」の2種が登場。

バンケット料理長監修のパスタやカレーのメインに、カシスマスタード風味のマッシュポテトの付け合わせがあったりと、さすが本格メニューばかり。注文後にシェフが仕上げてくれます！

ケーキは3種、マカロン5種、「スミノフアイスTM」のジュレと北海道産フロマージュブランを合わせたお酒入りの新感覚スイーツと、パステルカラーなラインナップ。

庭園スイーツに筆者が選んだのは、「〜デザート3種盛りとベリーベリー〜」（1,900円・税込）と「ブロッサム モスコミュール（ノンアルコール）」（800円・税込）。

カクテルにはお花を浮かべて、3種のケーキBOXのベリーは別容器に入れて添えてます。

ブロッサム モスコミュール（ノンアルコール）

スミノフⓇの「モスコミュール」をアレンジしたドリンク。炭酸がしゅわーっと爽快で生姜がよく効いています！　お花の良い香りが最後まで香り続けるスタイリッシュな1杯。もちろん「アルコールあり／ホット・アイス」も選べます。

〜デザート3種盛りとベリーベリー〜

3種類のケーキセットは人気メニュー。姫サイズが可愛らしい！

お花型のベリーチョコレートをちょんとのせた「桜のマカロン」。桜香る乙女チックな甘めのマカロンと、ビターチョコレートがいいバランス！

苺まるごとを包み込んだ「丸ごとストロベリーモンブラン」。サクサクの甘いメレンゲ菓子を土台にして、ミルキーで果実があふれて春いっぱい！

濃いピスタチオクリームをのせた「桜香るムース チェリーコンポート ピスタチオクリーム」。桜ムースの中から甘酸っぱいチェリーコンポートが溢れ、しっとりとしたピスタチオジョコンド下には、“よもぎとミルクのチョコレート”を薄く敷いています！　ピスタチオとベリーに滋味なよもぎがじわ〜と深く、洋に和を魅せる芸術的ケーキ！

各席にはお花の説明表も置いてあるので、学びと癒やしの昼下がりに。

散策アイテムには野鳥ハンドブックを

ちなみに、施設内の芝生や水辺などには25種類の鳥（※）たちが遊びにくるそうで、まさにここは憩いの場。

※2016年10月〜2017年6月、東京ミッドタウン実施調査

そこで散策のお供にしてほしいのが、こちらの「BIRD handbook（バード ハンドブック）」。館内インフォメーションカウンターで無料配布されていて、施設に集まる鳥たちを写真とイラストでチェックできるものなのです。

ダイサギやヒヨドリなどがわかりやすいイラストに。「ゴァー」や「ピーヨイヨ」などと鳴き声も書いてあるので、桜やお花を愛でながら耳を澄まして散策です！

館内も合わせて春の美巡り

ガレリア館内でも春の花の装飾やアートが各所で展示されています。桜や花の自然美を生かして人が創った“春の美”も鑑賞。

屋外では桜や季節の草花と鳥たちの自然に癒やされ、館内でもアートで春を感じたり。今を平和に生きていることに感謝しつつ、お花でありがとうを伝えるおでかけをしてみませんか？

［all photos by kurisencho］

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。