
創業の地・八王子にオープンした“おもてなし工房”

1964年、高尾山の麓に誕生した「うかい鳥山」から始まり、鉄板料理やとうふ料理など多彩なジャンルのレストランを展開している株式会社うかい。その洋菓子ブランド「アトリエうかい」が、2026年9月7日(月)、創業の地・八王子に「アトリエうかい Cafe & Factory HACHIOJI」をオープンしました。

商業施設「イオン八王子滝山」South A棟2階にあり、カフェ・ショップ・お菓子の工房見学を併設しています。JR・京王八王子駅からバスで約10分、施設の目の前にバス停があってアクセスはラクラク!

エントランスでまず注目してほしいのは、天井のモニュメント。アトリエうかいのクッキー缶を再利用した花や星などモチーフが光り輝いています。魔法の粉が降りそそいでいるかのように美しい光景です。

店内の壁紙には、八王子市の花・ヤマユリ、市の鳥・オオルリ、高尾山周辺で出会えるムササビやヤブツバキなどの動植物が隠れていて、カフェカウンターや天井の緩やかな曲線は高尾山の稜線をイメージ。空間全体で高尾の自然とブランドの世界観を表現しています。

四季を彩る草花と「アトリエうかい」のクッキーが描かれたステンドグラスの窓。夕方になると、店内の光によって鮮やかに浮かびあがって、訪れる人を温かく迎えてくれています。
くつろぎのカフェ&限定メニュー

「山の麓の製菓店」をテーマにしたカフェ。天井が高くて開放的で、ゆったり座れるベンチシートや窓側のカウンター席など全33席。どの席からも目の前に森が望めて、自然と気持ちも落ち着きます。

お菓子にまつわる本や玩具が並ぶキッズスペースもあり、おひとりさまからファミリーまで思い思いに過ごせる素敵な空間。

広々としたテラスには12席を設け、ペット同伴もOK。雨の日でも過ごせ、アウトドア気分でリフレッシュできるのもポイント。
季節で楽しめるカフェメニュー
カフェでは、できたてのクッキー(プティフール)のほか、季節のショートケーキといった旬の果物を使った生菓子がずらり。まるでお花畑のような華やかさ。

カフェでゆっくり過ごしてほしいとの想いから、メニューはすべてカフェ限定。できたてクッキー・半生菓子(税込110~320円)、生菓子・アイス(税込520~990円)、土日限定パフェ(税込1,380円~)、軽食(税込1,520~1,850円)など。季節ごとにラインナップが変わるため、訪れるたびに新しいメニューと出会えます。

皮までピンと張った、ジューシーな「季節ブドウのゼリー」(税込990円)。

口の中で繊細にとろける「フロマージュブランのクリーム サラッドフリュイセゾン」(税込900円)。

クラシカル系の「クレーム・アンヴェルセ クレームフエッテ添え」(税込520円)。バニラと卵の風味を感じられる昔ながらの濃厚なプリンで、生クリームを添えています。うかい創業者が愛したというスイーツで、今ではレストラン常連の方々にも人気の逸品。
ほかにも、「ソフトクリームにソースとクッキーをトッピングしたソフトクリームサンデー」(税込900円)、「パフェ・ブラン 西沢農園のブルーベリー・ハッカのソース」(税込1,380円)とバラエティ豊か。
また、「うかい」では、八王子の自然環境を活かし、はちみつ専門店「L’ABEILLE(ラベイユ)」監修による養蜂プロジェクトも進行中。高尾山麓で育まれたはちみつを使った新商品の開発にも力を入れているため、新店舗でもはちみつメニューは要チェックです!
地場野菜のオープンパイ~ナス・ブルギニオンバター~(画像提供:株式会社うかい)
スイーツだけでなく、新鮮な地場野菜や旬のキノコを使ったパイの軽食(4種類)(税込1,520円〜1,850円)。野菜はシャキシャキで、複雑なスパイスは奥深く、サクサク食感のパイ生地は冷めてもおいしい。さすが、多彩なレストランを展開する「うかい」ならではの職人技を気軽に味わえるのも贅沢です。
お好きなクッキー、1枚からどうぞ

ショーケースには、「アトリエうかい」を象徴する花型のクッキーをはじめ、メープルサブレ、フレッシュハーブのチーズサブレ、信州産プルーンと紅茶のフィナンシェなど、焼き菓子も勢ぞろい!

カフェ利用限定で好きな種類を1枚(税込110円〜)から選べます。
シグネチャー・プティフールスタンド「本日のフールセックから10種」(画像提供:株式会社うかい)
花型クッキーをモチーフにしたオリジナルスタンドに、プティフールをのせたセット「シグネチャー・プティフールスタンド」(税込1,100円〜)も登場しています。
シグネチャー・プティフールスタンド「本日のフールセックから5種&季節のプティフール」
「本日のフールセックから10種」(ドリンクセット/税込1,700円)、ミニサイズの季節のショートケーキやグラスデザートもついた「本日のフールセックから5種&季節のプティフール」(ドリンクセット/税込2,100円)と、アフタヌーンティーセットのように華やかに。

(上段)「花型のウィーン風クッキー・木苺のジャムサンド」(中段)「花型のイチゴクッキー・フリュイルージュジャムサンド」などに添えられたジャムはフルーティーな酸味が心地よく広がって、(下段・中央)「三田湖梅園・和栗のケーク」はしっとり食感で和栗が濃厚。秋の足音を感じさせます。

サクサク食感のサブレ、サクホロッと繊細なクッキー、香り豊かなフィナンシェ、それぞれ食感も風味も個性的。できたてのクッキーの香りは格別で、1枚ごとに心躍る感動を運んでくれました。
テイクアウトOK!ソフトクリーム
カフェメニューの中でテイクアウトできるソフトクリームも注目です。
カフェ・テイクアウトのソフトクリーム(定番「北海道根釧ミルク」(画像提供:株式会社うかい)
定番「北海道根釧ミルク」、季節替わり「コスタリカ産カカオ」、「ミックス」の3種類(税込650円/カップ・コーン)。ソフトクリームには、5種類(高尾山うかい養蜂場のハチミツ、コスタリカ産カカオソース&カカオニブ糖衣、フルーツソース〈信州産杏、ブルーベリー・ハッカ、フランボワーズ〉)のソースから1つを選べ、自分好みのソフトにアレンジができます。

筆者は「ミックス」に「高尾山うかい養蜂場のハチミツ」のソースをチョイス。
ソフトクリームは、空気をたっぷり含んで軽やかで口当たりはなめらか。根釧地区の乳脂肪分4.0%以上の生乳はまろやかで、穏やかなミルクの風味と甘みが広がります。季節メニュー「コスタリカ産カカオ」はすっきりとしたカカオ感で、甘みも上品。ミルクもカカオも濃厚すぎないので、ハチミツの香りと甘みを際立たせています。
ドリンク(テイクアウトOK)
取材時のドリンクメニュー表
ドリンクは、アメリカーノやカフェラテなどのクラフトコーヒー、高尾はちみつラテ、抹茶ラテ、紅茶、ソフトドリンク(税込690~920円)、アルコール(税込850〜1,400円)と大充実。テイクアウトOKです。
取材時の様子
クッキーに合うよう特別に調合された「アトリエうかい オリジナルブレンドコーヒー(HOT・ICE)」(税込690円)。ブラジル産ほか3種類のコーヒー豆をブレンドした中深煎りのコーヒーは、コク深く、キレのいい余韻が長く続きます。ゆっくり過ごしてほしいという“おもてなしの想い”で、アイスコーヒーには、薄まりにくいようコーヒーで作った氷を使用しているそうです。

こちらは「高尾はちみつとアーモンドミルクラテ(HOTのみ)」(税込890円)。温かいアーモンドミルクに高尾はちみつをたっぷりと加えています。大きなボウルに顔を近づけると、アーモンドミルクとはちみつの優しい香りが舞い上がりホッコリ安らぎました。
ショップには八王子限定商品も

ガラス窓越しにお菓子工房を覗けるショップには、ブランドの定番から季節限定、八王子限定のものまで彩り豊かなクッキー缶がそろっています。

注目は「セック・アソルティ缶(21個入/八王子限定)」(税込3,800円)。クッキー缶には店内の草花があしらわれ、可愛らしい仕上がりです。定番のクッキー8種類を個包装にした詰め合わせとなっています。

新作「フールセック・プティ缶」(税込1,780円)。軽やかな食感と口どけを追求したイチゴとバニラのクッキーの乙女チックなクッキー缶です。缶を開けると、イチゴとバニラの甘やかな香りが広がります。

カフェでも提供している「アトリエうかい オリジナルブレンドコーヒー(5袋入)」(税込1,500円)、「和紅茶 かなやみどり」(税込1,400円)、うかい特製のフルーツジャムやドレッシング(各税込880円)、ポストカード(税込150円)といったアイテムも並んでいます。
予約不要・無料の工房見学

エントランスに入って左手には「クッキー工房」「チョコレート菓子工房」の見学エリアへと続いています。見学は無料・予約不要で、飛び出す絵本の世界に迷い込んだような仕掛けが満載! カフェ利用の前後に立ち寄ってみてください。

クッキーとチョコレートの原料や作り方、歴史について、子ども向けの素朴な疑問や大人もふむふむと楽しく学べる内容。グランシェフパティシエを務める鈴木滋夫さんのこだわりと想いがつまっています。

工房と繋がった壁にある蓋をあけるとクッキーの香りが届きます。その日その時間で焼くクッキーの種類によって香りも微妙に変わるのだそう。

大きなガラス窓越しに製造工程を見学できるだけでなく、小さなのぞき窓から覗くスタイルも。“穴があったらのぞいてみたい!”という好奇心をくすぐります。

バターや卵を混ぜるパティシエのお仕事体験コーナーでは、左側の取っ手をぐるぐる回してクッキー作りの工程を体験できます。
かつて使っていたクッキーの型抜き機も展示されています。当時、腱鞘炎になるほど重労働だったという型抜き作業。現在は機械を導入していますが、大量生産や全行程を機械に任せることなく、ジャムやカカオニブをのせる工程など繊細な作業は人の手で行っているのです。

口に入っても害のない素材でできた砂でアトリエうかいのクッキーモチーフを型抜きできるコーナー。触っても手につきにくい独特の質感で、不思議と癒やされます。大人もぜひ触って型抜きを楽しんでください。

クッキー型マグネットを缶のイラストに貼り、オリジナルの缶デザインをつくるコーナー。どのクッキーを組み合わせようかワクワク! 鈴木さんは小学生の頃、社会科見学で訪れた給食パン工場で初めて食べたできたてのコッペパンに感動してパティシエを志したのだそう。

「チョコレート菓子工房」のエリアでは、グランシェフパティシエの鈴木さんが実際に訪れたカカオ農園の風景が描かれていて、チョコレートの製法(乾燥・コーティング・トッピングなど)、カカオの実の大きさ、香りについて深掘りできます。
クッキー缶にマグネット付きのクッキーを貼り付ける様子(画像提供:株式会社うかい)
こちらの工房を訪れた子どもたちにも、表現する楽しさが伝わり、将来の夢へとつながっていくといいですね。

一般的な工場見学とは違って、山の麓のお菓子屋さんに遊びにきたようなワクワクとドキドキが散りばめられたファクトリーツアー。工房見学通路8カ所にある「スタンプポイント」も見逃せません。

クッキーのイラストが描かれたスタンプをすべて集めてスタッフに声をかけると限定シール(全4種の中から好きな1枚)のプレゼントが待っています。
都会にはない緑と憩いを求めて

うかいが挑み続ける〈100年続く店づくり〉の新たな拠点となる、八王子の「アトリエうかい Cafe & Factory HACHIOJI」。ブランドの世界観に浸っていると、鈴木さんのようにキラッと心を躍らせるインスピレーションが訪れてきそう。

1分1秒に追われている現代人にとって、都会にはない森や風を感じて、心身をゆるめられる憩いのスポットになりそうですね。
アトリエうかい Cafe & Factory HACHIOJI
住所:東京都八王子市滝山町1-884 イオン八王子滝山 South A棟2F
TEL:042-696-3334
問い合わせ:https://ukai-online.com/apply.html?id=ATELIER&bu=
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
*商品の予約や取り置きは不可
*お菓子工房の見学:無料・予約不要
交通:JR・京王「八王子駅」から最寄りバス停「天神前・イオン八王子滝山・星谷坂」停留所で下車(毎日100便以上運行)
*西東京バス「イオン八王子滝山」の最寄りバス停は3つあり、計9種類系統の路線が利用可能。
(参考)https://hachiojitakiyama.aeonmall.jp/access
公式サイト:https://www.ukai.co.jp/atelier/cafe-factory/
公式Instagram:@atelierukai
「うかい」公式サイト:https://www.ukai.co.jp/
[photos by kurisencho]
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