エッフェル塔は高くなり続けている
1889年のエッフェル塔建設当時、300mという世界でもっとも高い建物として、世界中の人々を驚かせました。その後、エッフェル塔はエンパイア・ステート・ビルディングなどに追い越されることになりますが、実はエッフェル塔は建設当時より高くなり続けているということはご存じでしょうか。
高くなるってどういうこと?と思う人も多いでしょう。実は、ラジオとテレビのアンテナが増設され、建設当時よりも高くなっているのです。1957年と2000年、そして2022年にアンテナが取り付けられ、現在は330mという高さになっています。
エッフェル塔はなぜエッフェルという名前なの?
エッフェル塔という名称は有名だけど、なぜ塔の前にエッフェルがついているのか疑問に思う人はいないでしょうか。実はエッフェル塔を設計したアレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェルの名前が由来です。
ギュスターヴ・エッフェルはフランスで有名な技師であり建築家で、自由の女神やガラビ橋の設計も行いました。ギュスターヴ・エッフェルは1996年に発行された200フランの紙幣の肖像になったほど、フランス人から敬意を持たれている人物です。
なぜエッフェル塔は今ブルーにライトアップされている?
2022年3月現在、エッフェル塔はブルーにライトアップされていると話題になっています。なぜ、ブルーなのか? それは、1月から6カ月間、フランスがEUの議長国を務めていることを祝して、ブルーにライトアップされているのだそうです。
エッフェル塔では過去、2018年の日仏友好160周年を記念した年は、太陽、桜、富士山など日本をテーマにした特別ライトアップも行われました。このように、その時々のイベントによって、エッフェル塔は特別ライトアップが点灯しています。
エッフェル塔の所有者は誰?
世界でももっとも有名な観光名所のひとつ、エッフェル塔ですが、一体誰が所有しているのか気になりませんか? 実は、エッフェル塔はパリ市が所有しています。パリ市はエッフェル塔運営会社を通して、エッフェル塔の99%の株式を保有しているのだそうです。
世界でもっとも有名な塔にこんなトリビアがあったなんて、面白いですよね。エッフェル塔を訪れるときに印象もまた変わりそうです。
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