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パフェ、オムライス、モンブラン…大人女子の「ひがし茶屋街」食べ歩き【金沢】

Posted by: Nao
掲載日: May 9th, 2022.

ふと思い立ち、決行した金沢一人旅。身軽だから思いのままにグルメを満喫するぞー! ということで、1日目は「ひがし茶屋街」にて食べ歩き。とはいえ“映え”スポットを巡るだけはちょっと面白くない…。そこで事前リサーチを徹底し、老舗や穴場を織り込みながら、おいしそうなものをひたすら食してみました。結果、どれも大正解!

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歴史情緒溢れるひがし茶屋街

端正な格子窓の家々が連なる「ひがし茶屋街」。文政3年(1820)に加賀藩により、それまで城下に点在していた茶屋が「ひがし」と「にし」に整備されたのがはじまりです。凛とした石畳と路地が続くこの街は、情緒という言葉がしっくり似合います。軒灯ともる茶屋からは三味線や太鼓の音。訪れると古の時代にタイムスリップした気分になることでしょう。

金澤パフェ むらはた

まずは午前スイーツから。金沢に拠点を置く、1914年(大正3年)創業の果物店「むらはた」が運営するパフェ専門店です。店舗があるのはお土産屋「味の十字屋」の2階。ひがし茶屋街の玄関口となるバス停「橋場亭」からすぐ近くという好立地です。

茶屋が連なるエリアではないので少々目立ちにくいのですが、結論から言うと「もっと早く出合っていたかった!」という感激の場所でした。


「フルーツパフェ1914」(1,200円)

パフェは季節限定から抹茶、チョコレート、プリン、ヨーグルトほか、思わず悩む充実のラインナップ。初見だったのでスペシャリテ「フルーツパフェ1914」をオーダーしました。

グラスの中にはブルーベリーやラズベリーのジュレ、フレーク、バニラアイス、バナナなど。トップにはメロン、オレンジ、パイナップル、イチゴ、キウイ、グレープフルーツ、リンゴといった果実が鎮座しておられます。アートのように華やかにカットされた果物は、弾けるような瑞々しさ。観光地にありながら1,200円という良心的価格もポイント高し。古民家風のシックな店内は居心地良く、再訪を誓ったのでした。

自由軒

ランチに訪れたのは、ひがし茶屋街のメインストリートにある「自由軒」。明治42年創業の洋食屋で、現在の店主は4代目という老舗です。訪れた時は改装中で写真は撮れませんでしたが、建物は明治時代を思わせる洋館で、周囲の町屋とは異なる趣も注目したいところ。


「ハーフ&ハーフ」(1420円)

ビフテキ丼、ハンバーグ、ポークチャップ……と、懐かし系洋食が気になりつつも、看板メニューのオムライスをいただくことに。あれもこれも食べたいという欲望を抑えられず、ハヤシライスとクリームコロッケがついた「ハーフ&ハーフ」という魅惑のセットにしました。ところでこのオムライス、見た目は一見普通ですが、かなりの個性派さんなんです。

玉子に包まれるのはケチャップライスではなく、醤油ベースのライス。なんでも牛肉と豚肉を醤油などで煮込んだソースをライスと炒めているそう。正直「ケチャップなしのオムライスなんて物足りない……?」なんて思っていましたが、これが意外や意外、驚くほど玉子とよく合う! 芳ばしいライスは肉の旨味のグラデーションが秀逸。ありそうでなかった、新鮮な味わいでした。

ハヤシライスは牛肉と赤ワインのコクが効いていて、オムライスとも好相性。コロッケはサクサク衣ととろ〜り濃厚なクリームのバランスが絶妙です。定番ながら、家庭では絶対に真似できないプロの技に脱帽!

和栗 白露

石川県は栗の名産地のひとつ。ならばおいしい栗スイーツを食べるしかない! と思って見つけたのが「和栗 白露(しらつゆ)」。和栗を熟知した店主がその世界観を伝えたいと思いから、2020年に開いた和栗スイーツ店です。古民家を改装した店舗は風情があるうえ、ひがし茶屋街の奥まった場所にあるので隠れ家感も◯。

和栗スイーツは4種。1日20限定という「榛摺(はりずり)〜高級能登焼栗のモンブラン」(ペアドリンク付き/2,420円)をオーダーしました。特筆すべきは目の前で行われる仕上げのプレゼンテーション。まるでシャワーのように降り注ぐ栗のペーストに思わず目が釘付け! 絞られる音や芳ばしい香りに食欲も刺激されます。


「榛摺はりずり~高級能登焼栗のモンブラン」(ドリンク付き/2,420円)

使用するのは高級栗と知られる輪島産能登栗。栗本来の甘みを際立たせるべく、砂糖比率5%以下と控えめにしているそう。ちなみに一般的なモンブランは30%以上が通常のようなので、いかに栗で勝負しているかがうかがえますね。

一口和栗ペーストを食べてみると……、その濃厚な風味に早くもノックアウト。繊細なのに深みがあり、栗のおいしさがストレートに伝わってきます。中にはメレンゲ、生クリーム、マスカルポーネスポンジなどが包まれ、食べ進めるごとに変わりゆく食感も至福そのもの。

ドリンクは加賀棒茶、コーヒー、自家製昆布茶からセレクト可能。ケーキとしては少々お高めなお値段ながら、素材、味わい、雰囲気ともに十分価値ある内容だと思いますよ。

久連波

続いて訪れたのは、ひがし茶屋街のメインストリートのほぼ真ん中にある「久連波(くれは)」。金沢の老舗呉服店が営むカフェ&ギャラリーで、加賀友禅を用いた雑貨なども販売。お土産探しにもおすすめの場所です。

同店の特筆すべき点は、近隣にある老舗「吉はし」の和菓子が提供されていること。「吉はし」とは主にお茶席の上生菓子を作る名店で、受注生産のみで販売。前日15時までの予約が必須となるので、観光客には少々ハードルが高いのが残念……。が! 金沢市内に数軒だけ吉はしの和菓子を扱うカフェがあり、その一つがここ「久連波」なのです。和菓子好きならばマストで立ち寄るべきスポットと言えるはず。


「上生菓子と抹茶のセット」(800円)

上和菓子は季節ごとに変わるので、どんなものをいただけるかはその時々のお楽しみ。訪れた3月はよもぎがふわりと香る「野あそび」。ルックスも味わいも春を感じさせてくれる逸品です。餡子の滑らかな口当たりも格別。決して大げさではなく、こんなにおいしい和菓子は初めて。

聞けば、金沢は江戸時代から庶民の間に茶の湯文化が広がった影響で現在の茶道人口は全国3位。さらに和菓子消費量は全国第1位を誇るそう。なるほど、和菓子のレベルも高いわけです!

カフェ たもん

最後に訪問したのは石川県産の米粉など、地元食材にこだわる「カフェ たもん」。ちなみにオーナーはタレントのMEGUMIさんだそうですよ。お店はひがし茶屋街の奥の方にあって、落ち着いた佇まい。この立地だけでもセンスの良さを感じてしまった次第。


「石川県産コシヒカリ米粉を使った『たもん』のパンケーキ」(940円)

「石川県産コシヒカリ米粉を使った『たもん』のパンケーキ」に金沢東山の蜂蜜をトッピング(+100円)。衝撃的だったのはそのふんわり感。口の中で儚く溶ける生地はどこまでも繊細です。他にも能登豚を使った食事系やモンブランを添えたパンケーキなど、気になるメニューが盛りだくさんでした。近所に住んでいる人がうらやましい!

そんなこんなで、セレクトしたお店全てが大正解だったというひがし茶屋街食べ歩きレポートでした。翌日は「近江町市場」で食い倒れますよ〜。

金澤パフェ むらはた ひがし茶屋街店
住所:〒920-0831 石川県金沢市東山3丁目2−18
TEL 076-225-8099
https://www.murahata.co.jp/seasonal/

 

RESTAURANT 自由軒
住所 〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目6-6
TEL 076-252-1996
https://www.jiyuken.com/

 

和栗 白露(しらつゆ)
住所 〒920-0838 石川県金沢市観音町3丁目1-16
TEL 非公開
https://www.wagurishiratsuyu.com

 

久連波
住所 〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目24-3
TEL 076-253-9080
http://www.higashi-kureha.com/

 

カフェ たもん
住所 〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目27-7
TEL 076-255-0370
https://cafetamon.jp

[All photos by Nao]

 

Nao

Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。



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