旅の手段はさまざまですが、旅好きな人にこそオススメなのが長距離バス。フランス国内やヨーロッパ周辺地域の移動なら、列車よりも長距離バスの方がときには便利なこともあります(特に短い距離の場合)。そしてもちろん、旅費をかなり抑えることが可能!
ただ、使いこなせれば便利な長距離バスも、語学があまり得意でない人には少々難しいイメージです。実際に筆者も、理解するまでには時間がかかりました。そこで今回は、フランス国内の長距離バスを使いこなす方法を写真を交えながらお伝えしたいと思います。
フランス国内のメジャーな長距離バス
ここのところ、フランスでは長距離バスの人気が上昇中です。以前は少々乗り心地に難ありのバスもありましたが、ここ2〜3年の間に「Flix Bus」(※旧メガバス)、フランス国鉄が運営する「OUIBUS」、民間の公共交通機関グループ運営の「is! lines」が登場。各バス会社によってルートは異なりますが、どれもフランス国内の都市を始め、ヨーロッパの各都市を結びます。
実践編:長距離バスのチケットを買ってみよう
各バスのウェブサイト、またはスマホアプリからチケットを購入できます。どれもフランス語、英語など数か国語に対応。チケットの価格は変動するため、なるべく時間に余裕をもって購入しておくとより安く済みます。
今回は日本人ツーリストにも人気の「OUIBUS」に乗車すべく、チケットを購入してみましょう。言語は英語を選択、Fromの箇所には出発地、Toの箇所に目的地をタイプ。日付、人数を選択したら、バスの乗車時間が表示されます。Returnは往復、One-wayは片道です。※今回はトゥールーズ〜ボルドー間を選択してみます。
表示される乗車時間の候補から、Outbound(下り)、Inbound(上り)を選択。
チケットの購入に必要となる個人情報を入力。
支払い方法を選択して完了。確認メールが届くのを待ちましょう。
ちなみに、どのバス会社のウェブサイトも操作方法はほぼ同じです。
当日の持ち物・バスターミナル
さぁ、出発の日がやってきました。確認メール内で告知されたバスターミナルへ。フランス国内の場合、その都市にあるメジャーなフランス国鉄駅付近にあるので探しやすいはず。当日の持ち物は身分証明書(パスポートまたは滞在許可証)とバスのチケット、チケットレスを選んだ場合はアプリにチケットをダウンロードしたものを持参します。
「OUIBUS」の場合は特にチケットを持っていく必要はないのですが、念のため用意しておくと安心。バスは大抵時間通りに来ますが、不安な場合はターミナルに居るバス会社の人に尋ねてみましょう。
長距離バスの乗り心地は?
長距離バスは乗り心地がちょっと・・・という不安もありそうですが、OUIBUSはレッグルームが広くてとても快適。
シートも70度ぐらい倒れるので、かなりゆったり過ごせました。また、利用客にはマダムやビジネスマンもいるので、長距離バス初心者でも心穏やかに過ごせる印象です。
乗るまでは少しドキドキの長距離バス。多くのバスで無料Wi-Fiが使えるので、退屈することなく、快適に過ごせるはずですよ。
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