音楽の都ウィーン。カフェ文化が古くから人々の生活に根付いており、街のいたるところに伝統的でお洒落なカフェがひしめいています。中には100年以上もの歴史を持つ老舗カフェも。今回はウィーンを旅したらぜひ立ち寄りたいオススメのカフェをご紹介しましょう。
Cafe Sacher
日本でもお馴染みの「ザッハートルテ」。「カフェ・ザッハー」は名前の通り、ザッハートルテの発祥の地でもあります。
赤を基調とした重厚感のある店内は、まるで中世の世界。テーブルも大理石で上品で華やかな雰囲気。銀のトレーにドリンクやお水とともにサーブされるのがウィーン流。
アプリコットジャムを塗ったチョコレートのスポンジ生地を、ショコラーデングラズールでコーティングしたザッハートルテ。チョコレートの濃厚感が心に染みるおいしさ。生クリームは砂糖なしなので、ザッハートルテと一緒にいただけば最高のマリアージュに。
Cafe Schottenring
1879年の創業の老舗、「カフェ・ショッテンリンク」。天井が高く華やかな装飾があしらわれ、ウィーンの伝統的な趣を感じられる空間。地元のお客さんが多く、ゆったりとした時間が流れています。
ピスタチオをふんだんに使ったケーキ。スポンジやクリームとのバランスが良く、奥深い繊細な味わい。
Café Diglas
シュテファン大聖堂近くにある、「カフェ ディグラス」。 1875年の創業の老舗で、1923年に現在の場所に移転。食事メニューがおいしいカフェとして評判のお店です。
アーチ型の天井とシャンデリアが優雅な雰囲気を醸し出す店内。
しっとりした口当たりのチョコレートケーキ。甘さ控えめなので日本人にも合う味です。香り高いカフェラテといただけば至福のひと時に。
伝統的な趣が醸し出すウィーンのカフェ文化。ウィーンを旅することがあれば、ぜひ贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
[All photos by Nao]