(c)Maarten Baas | Photographer credits: Thijs Wolzak
海外旅行とは切り離せない場所、空港。TABIZINEでも様々な国の空港を紹介していますが、それぞれに特色があり、個性的で楽しい場所ですよね。今回は、オランダの玄関口「スキポール空港」に登場した変わった時計についてご紹介したいと思います。
ついつい眺めちゃう、ユニークな手書き時計
(c)Maarten Baas | Photographer credits: Thijs Wolzak
これは、スキポール空港の「ラウンジ2」を撮影した画像。キャリーケースを引いた人々が行き来する空港ではおなじみの光景ですが、画像中央に吊り時計が写っているのが見えますか? この時計には、時間に追われているのはずの旅人たちが思わず足を止める仕掛けがあるのです。
(c)Maarten Baas | Photographer credits: Thijs Wolzak
そう、実はこの時計は、短針と長針を手書きで教えてくれるユニークな仕掛けなんです!
(c)vimeo/ Maarten Baas
時計なのに、思わず時間を忘れて眺めてしまいますね。
実際に12時間分の線を描いたアーティスト
(c)Maarten Baas | Photographer credits: Thijs Wolzak
この時計は、空港の名前を冠して「スキポール・クロック」(Schiphol Clock)と名付けられたアート作品でもあります。オランダ出身アーティストのMaarten Baasさんがクリエイトし、2016年にスキポール空港の天井に設置されました。
本当に時計の中に誰かが居そうにも見えますが、もちろんそうではなく録画されたもの。ただし、青いツナギを着て、ローラーで時計の針を書いたり消したりしているのはMaartenさんご自身。そして12時間分の長針と短針の組み合わせをひとつひとつ地道に書いたり消したりしてこの12時間のムービーを撮影したのだそうです。気が遠くなりそうな作業ですね!
(c)vimeo/ Maarten Baas
しかも時計の後ろからは、作業中のMaartenさんの後姿を見ることもできます。まるで本当に誰かが中で作業しているよう。
※画像はイメージです。
ちなみにMaartenさんが着ている青いツナギと赤いバケツ、そして黄色い雑巾は、オランダの有名なアーティスト「モンドリアン」(Mondrian)へ敬意を表したカラーリングなのだとか。細かいところまで配慮されていることがうかがえますね。
(c)Maarten Baas | Photographer credits: Thijs Wolzak
空港でこんなに素敵なアートに出会えるのも、旅の醍醐味なのではないでしょうか。でも思わず時計に見とれて、飛行機の時間に間に合わなくなった・・・なんていうことにはならないように気を付けて!
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[A photo by Shutterstock.com]
[Artist Spends Day Inside Giant Clock at Amsterdam Airport to Draw Its Hands in Real Time]
[The hands of Maarten Baas’ Schiphol clock are drawn on in real time]