台湾に遊びに行ったら絶対に行きたいのが、朝市や夜市。特に、夜市は観光スポットとして、必ず立ち寄るような名所となっています。一方、朝市は、台湾庶民の台所のようなローカルな場所。夜市とは全く違った雰囲気を味わうことができ、活気付いた台湾を感じることができます。
今回は、LCCのPeach Aviation(以降、Peach)の羽田-台北便を利用したら1日でこの2つを回れるのでは? という想定のもと、朝市と夜市を楽しめるプランを考えましたので、紹介します!
Peachの羽田-台北便だったらできるかも?
Peachの羽田ー台北便は、台北桃園国際空港を朝到着、夜出発する便利な便です。今回筆者が利用した便は、台北到着が現地時間朝8時55分、出発が20時40分で、うまく使えば1日中台北で遊んで、日帰りができちゃうかもしれませんね。
今回は、この便を使ったら朝市も夜市も両方遊べちゃうかも? という想定のもとで、プランを考えてみました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
http://www.flypeach.com/
朝早くに到着したら、朝市へ直行!
朝、台北桃園空港に到着したら、地下鉄(MRT)などを使って朝市に向かいましょう!「雙連朝市(シュアンリェンザオスー)」は、MRTの雙連駅のすぐ近く。迷わずに行けるのでオススメです。
平日の朝ですが、とても活気付いています。人通りがすごいので、荷物や周りの人に気をつけながら進みましょう。台北に住んでいるみなさんは、ここで新鮮な食材や、日用品をリーズナブルに買うことが多いのだとか。
朝市の入口で見つけた屋台。よく見ると、日本でもおなじみの食材が。
それはお餅! 平たく丸くしたお餅は、茹でてあるようです。つるっとしてて美味しそう。早速注文してみました。
出来上がってみると、きな粉餅っぽい仕上がりです。食べてみると、きな粉というよりピーナッツ? 少し甘くて香ばしい、美味しいお餅でした。
朝市は、市民の台所。至る所で食材を販売しています。こちらはフルーツばかりの屋台。バナナは50台湾ドル(約200円)、その他の果物は1カゴで100台湾ドル(約400円)のようです。赤いのはドラゴンフルーツですね。
こんな不思議な果物? も売ってました。食べるとリンゴみたいな味がするのだそう(なんていう名前の果物なのかは聞き忘れてしまいました)。
※編集部注:こちらの果物は蓮霧(レンブ)といいます。
こちらは大根もちの専門店。いろいろな具材が入った大根もちを売っています。台湾ではごく当たり前に食べられているのだとか。試食もあっていただいてみましたが、もちもちしててとても美味しかったです。
こちらは、チキンの専門店。丸焼きにされた鶏肉がぶら下がっています・・・。こんがり焼けてて美味しそうですね。このお店は人気でどんどんお客さんが来られていました。他にも、処理されたばかりの鶏が生のまま売っているお店もあったりしましたよ。
こちらは練り物の専門店でしょうか? 目の前で手作りをされていくのですが、どんどん売れてて、とても忙しそうでした。こういう具材をスープに入れて飲むのだそう。
こちらは、ニンジンをまるごと搾った生ジュースのお店。鮮やかな色! カップのまますぐ飲めるものと、家に持ち帰れるペットボトルとありました。こちらも人気があるそうですよ。次は美味しい朝ごはんを紹介!
朝ごはんは朝市の屋台へ
そろそろお腹が空いたので、朝ごはんにします。朝市をちょっと横道に入ると屋台がいっぱい点在するので、その中から人気の「燕山湯圓」に行くことにしました。すでにいっぱいのお客さんがいます。
こちらで食べられるのは、日本の白玉のような形の水餃子「湯圓」です。さっぱりしたスープに、もちもちの団子がぴったりなんですよ。
こちらではスープに入れるトッピングに、豚肉の内臓系を選べます。レバーなどが人気のようです。朝のエネルギーチャージにはいいですね。
団子の中には、ぎゅっと味の詰まった肉の具が! これが本当に美味しくて、どんどん食べてしまいました。
腹ごしらえをして、もう一度ゆっくり朝市を回ったら、夜市の時間までは市内散策をしちゃいましょう! それでも夕方まではまだまだ時間がありますよ。
住所:台北市民生西路45巷(MRT「雙連」駅の付近一帯)
夜市はオープンと同時にGO!
空港に向かうリミットは18時。夜市のオープンは16時なので、オープンと同時にGO! しましょう。2時間もあればいろいろと回れるはずですよ。今回紹介するのは、台北松山空港近くにある「饒河街観光夜市(ラオハージエ・イエシー)」です。
この夜市は、有名な士林の夜市と並ぶ台湾2大夜市に数えられるとても大きな夜市なんですよ。
まずは食べておきたい人気の屋台へ
入口に入ると、いきなり見える長蛇の列。これが饒河街観光夜市の名物屋台なんです。ここで売られているのは、「胡椒餅」。
日本でいう肉まんみたいな料理ですが、蒸すのではなく、焼いているのがポイント。これが本当に大人気なので、絶対に食べたいところ。とても並んでいますが、目の前でどんどん手作りされていくので、売り切れることもなく、回転もとても早いですよ。
パリッとした生地の中には、スパイシーに味付けされたあらびき肉と、ネギがたっぷり。肉汁がジュワッと溢れてくるので、火傷には気をつけて。とても大きいのですが、ぺろっと食べられちゃいますよ。まだまだ夜市巡りは続きます。
冷たいドリンクを飲みながらゆったり屋台めぐり
お腹がいっぱいになったところで、冷たいドリンクを購入。こちら、カエルのマークが気になりますね。なにやらカエルの卵をイメージしたドリンクだとか。
こんな風に大きなボールに入って売られていますが、恐る恐る飲んでみると、さっぱりした柑橘系のジュースの中に、つぶつぶしたゼリー状の具が入っていてとても美味しくいただけました。暑い日にはぴったりかも。
夜市には本当にいろんなお店があって、特に料理の屋台が豊富。みんな好き好きにお店でご飯をしています。こういう風景は日常茶飯事なのだとか。写真の屋台は、麺の屋台。
こちらは、アワビや貝を立ち食いできるお店。小ぶりのアワビを初めて見ました。台湾は海に囲まれているので、このような海鮮もたくさん売られているんですよ。
台湾風のクレープの屋台もあります。ピーナッツを固めたバーをかんなのようなもので細かく粉状にしたものと、2種類の芋のアイス、そして、なんとパクチー! 恐る恐る食べてみたら、パクチーがいい感じに効いてて美味しかったです。デザートは別腹。ぜひお試しを。
最後に時間があったら、ぜひ「挽面」をしてみてください。こちらは、紐を使った「顔そり」なんです。産毛をごっそり抜いてくれて、お肌つるつるになりますよ。終わった後はワントーン明るくなった感じもします。
MTR「松山」駅近く
18時になったら空港へ向かえば大丈夫!
18時になったら、台北駅から地下鉄に乗って台北桃園国際空港に向かいましょう。地下鉄で30分程度なので、20時40分初の飛行機ならこれで十分間に合うはずです!
朝到着して、夜には日本に帰るというなかなか強行なプランではありますが、朝市と夜市の両方を楽しめるはず。体力の自信のある勇気のある方は、ぜひ、おためしくださいね。
[All Photos by Kaori Simon]