あなたが100円ショップをお好きなように、ニューヨーカーも100円ショップ(アメリカでは99セントショップ)が大好きです。筆者も買い物が必要な時は、まず99セントショップを覗き、なければ普通のス-パーマーケットに行くほど。
ニューヨークの5番街で高級ブランド店をハシゴしたり、デパートに行くのも魅力的ですが、99セントショップ巡りは最高にエキサイティング。あれもこれも99セント、えっこれも本当に99セントなの?って、ワクワクすること間違いなし。1ドルではなく99セントという、おつりが1セントくるところがミソ。99という数字は、アメリカでは庶民の心を捉えるマジックナンバーで、セールの下2桁はほとんどこの数字なのです。
32丁目店へ行こう!
筆者のオススメは、マンハッタンにある32丁目店。34丁目ペンステーション近く、周りには大衆デパートのメイシーズ(Macy’s)、マンハッタンモールやコリアンタウン(韓国街)もあり、旅行者に行きやすく便利。場所は32nd streetの 6th Ave と7th Aveにあります。
ジャック99セントストア(Jack’s 99)は、ニューヨークマンハッタンで最大規模の99セントショップ。3階まであります。近くに行くと、ほとんどの人が赤いプラスチックバッグ(レジ袋)を手に下げています。ばらまきお土産調達にもぴったり。
1階
広い店内は、スーパーマーケットのよう。整然としているのか、雑然としているのか、よく分からない不思議な品揃え。定番商品もありますが、その時のみ出ているお買い得品(倒産品かデッドストック)があり、マメに足を運びたくなります。
では、店内をご案内しましょう。
ばらまき土産のお菓子を、がっつりゲットせよ
1階でまず見たいのはお菓子ですね。M&Mやハーシーズのチョコレート、スニッカーズ、ミルキーウェイなどが並んでいます。
アメリカは日本と違い、個装されている菓子は少なく、残念ながら、ニューヨーク名物「自由の女神もなか」や「エンパイア饅頭」(笑)はありません。やや小さめのサイズのお菓子が99セントなので、職場のばらまき土産にピッタリです。パッケージが派手で、これがアメリカ!というお菓子がオススメですね。
ハイチュウ(写真上部)は、アメリカ人にも大人気で、普通のスーパーマーケットで販売されていますが、1.50セント以上で売られているので、99セントは安いです。ミントのメントス(Mentos) やチクタック(Tic Tac)もオススメ。色々な味(実際には色)があるので、ミックスして買いましょう。
バタークランチを包んだ、ダークチョコレート。3個入りなので、ばらまき用にピッタリ。
99セントはこぶりなお菓子が多いなか、デッドストックなのか、お買い得品を発見。プラスチックのジャーの入った、生姜味のクッキー。これは99セントと言わずに、アメリカ土産として堂々と差し上げられそう。有名メーカーのものもそっと片隅で販売されているので、隅々までチェックが必要ですよ。
自分用にドリンクもどうぞ
街歩きに携帯するペットボトルの水もここなら99セント。ポーランドスプリングのいちごやオレンジのフレーバーのものです。街中のドラッグストアやスーパーより安いので、オススメですね。他にアイスティーや、ソーダ類もありますよ。
お料理好きな女子友へ
広い1階の店内を見ていると、キッチン用品や掃除小物など家庭用品のコーナーがあります。フルーツのくりぬき器や、グレープフルーツ用のナイフなど、カラフルで可愛い品揃え。値段は1.99セントですが、安いと思いますね。お料理好きな女子友にどうぞ。個人的には、キッチン・スポンジなども好きです。
マカロニやスパゲッティが99セント。しかも454グラム入り。これは買わずにはいられませんが、旅行者にはちょっと重いかもしれませんね。
カラフルなハンドソープや、シャンプー、コンディショナーも並んでいます。こちらは、1.29ドル〜。
家で待っているワンコやニャンコのために
旅行中に出ているあなたをお利口さんで待っている、ワンコやニャンコのためのお土産。ワンコのペットフードなど、ポーターハウス・ステーキやニューヨークストリップ・ステーキ(いずれもステーキの部位)味など、人間も食べたくなる(?)豪華さです。
カードやラッピングペーパーも
誕生のカードや、サンキューカード(御礼のカード)も99セント。ついつい忘れがちなので、まとめて買っておいても。
クリスマス直後の取材だったので、売れ残りのクリスマスカードも。来年用に使っても問題なしです。
アメリカのカードが興味深いのは、「おじいちゃん」「おばあちゃん」「叔父さん」「叔母さん」「義理の兄、姉」「息子」「娘」「孫」用や、年齢ごとにカードが分かれていること。はじめは種類の多さにビックリしましたが、要はアメリカ人が横着ものなのかも。また、離婚再婚が多く、家庭環境が複雑で渡す相手が多いこともあるでしょう。
ラッピングペーパーは1.29ドルから。99セントではありませんが、安いと思います。アメリカのお店では、プレゼント用の包装をしてくれる店は少ないので、自分で包装します。
2階でベタなニューヨーク土産をゲットせよ
エスカレーターで2階に上がってみましょう。2階にはベッド類、カーテン類、食器など家庭用品があります。その中で旅行者にオススメなのは、ベタなニューヨーク土産が充実していること。
ライトが点くスノーマン(雪だるま)。バレンタイン用にいかがでしょう。ニューヨーク土産は99セントのものはなく、こちらは3.99か4.99ドルくらい。でも安いです。
ニューヨークの思い出にどうぞ。
カラフルな「I Love NewYork」のプラスチック・マグ。5.99ドル。歯磨き用のコップにどうでしょう。
マグネットいろいろ。イエローキャブと摩天楼付きで2.99ドル。
ニューヨーク土産のビーサン。2.99ドル。旅行中ホテルで履くのに使用しても。ニューヨークのホテルには、専用スリッパはありませんよ。
元値12.99ドルが2.99ドルですから、買うしかないでしょう。ビーチでも、注目されるはず(多分)。
3階へは階段でどうぞ
広い店内にやや疲れも出ますが、3階もあります。お見逃しなく。かくいう筆者も、3階の存在があるのを知ったのは近年ですが・・・ここからは階段です。
上階に行くと、99セント商品はほぼなくなります。下2桁に99セントが付きますが、1.99ドル以上のものがほとんどなので注意。アイシャドウやマニキュア、口紅類の化粧品や、電化製品、お菓子もあります。
個人的に2階の商品でオススメなのは、ジェリービーンズ。ケミカルな色合いが、アメリカ土産としてピッタリです。砂糖不使用のダイエット向けは、ダイエット中の女子友に。
ミッキーやミニーのディズニーキャラがついたもの。カクテル・フレーバーもあります。
パンケーキファンの女子友には、パンケーキ&メープルシロップ味ジェリービーンズも良いでしょう。
ジャック 99セントストア(Jacks. 99)のアイコンは、ペニー(1セント)。1ドルで、1セントもお釣りがくるということでしょうか。ただし、食品以外の商品は税金が加算されますので、ご承知を。
40丁目店にも行ってみよう
場所は40th streetの 7th Ave と8th Aveに、新店がオープン。並びには、NY Timesビルがあり、ディーン&デルーカ、MUJI(無印良品)があります。地下鉄駅はポートオーソリティー(42st-Port Authority)とタイムズスクエア (Times Square 42st Station)の両駅に近く便利です。こちらも覗いてみましたよ。オープンしたばかりなので綺麗ですが、売り場は1階のみのようです。こちらの店舗は99セントのものが少ないかも。
お土産に欲しいビビッドカラーのマグ。3.99ドルかそれくらい(失念)。
こちらもお土産に良さそうな、ウォーターボトル。2.99ドル。色違いでいくつか欲しくなりますね。
アメリカの定番のお菓子、クラッカー・ジャック。キャラメルがけのポップコーンにピーナッツが入ったスナック。なんと3箱で1.39ドル。見つけたら是非買いましょう。
32丁目店は、売り場面積の広さと商品の豊富さがダントツに桁外れで、オススメですね。ただし、時間がなくてざっとお土産調達したい人は、40丁目店が良いでしょう。朝早くからオープンしているので、帰国当日でもお土産調達可能なのも嬉しいポイントです。
●商品すべてが99セントではないので注意。値札を確認すること。
●値段表示がないものは、ほとんど99セント。
●お菓子はブランドものを買うと、ハズレはない。(ハーシーズ、M&M、スニッカーズ、メントスなど)
●メイクアップ用品は肌の弱い人は避けること。アイシャドウや口紅は日本とは認可される成分が異なり、肌がかぶれたり、唇が荒れることがあります。
●タッパーや文房具品などはあまりオススメしません。タッパーは蓋が合わないことがあります。文房具品は日本製がベスト。
●ハロウィンやクリスマス時期などホリデーシーズンのデコレーションがオススメ。クリスマスのオーナメント(飾り)は99セントでお得。
【32丁目店 32nd Street】
住所:110 W. 32nd Street,New York, NY 10001
月〜金曜日:7:30am – 8:00pm
土曜日: 10:00am – 8:00pm
日曜日: 10:00am – 8:00pm
【40丁目店 West 40th Street】
住所:223 W. 40th Street,New York, NY 10018
月〜金曜日: 7:00am – 9:00pm
土曜日: 10:00am – 7:00pm
日曜日: 10:00am – 7:00pm
公式サイト http://www.jacksnyc.com
[All photos by Sara Aoyama]
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