昨今では女性にも人気の高い「日本酒」。様々な酒蔵から多くの日本酒の銘柄が出ており、日本酒マニアな方も多くいますね。
そんな日本酒ですが、北海道の当麻町という町には、なんと1億5千万年の歴史があるという鍾乳洞で熟成させた貴重な日本酒があるのです!今回は、この当麻町のPR発表会へ伺わせていただきました。
「全部ある」北海道・当麻町とは?
当麻町とは、北海道旭川の右上に位置する人口6500人余りの小さな町。有数の農産地で、12年連続で北海道最高ランクに選定された『当麻米』をはじめ、夏バラ日本一の評価を受ける『大雪の薔薇』、1玉65万円という価格がつくこともある高級ブランドスイカ『でんすけすいか』などの特産品が多くあります。
当麻町の町長によると「当麻町は、農林業を基幹産業として発展してきた町で、野菜や花に加えて、優良木材の産地であり、現在では北海道一の優良米を誇る米どころ」とのこと。
また「食育・木育・花育」の3つの心を大切にした「心育」を推進。例えば、食育では子供たちに田植えから米作りを教え、収穫したお米を全量学校給食に充てています。
「子育てや起業のサポートも充実しており、近年このような住みやすい環境・制度から、
当麻町へ移住する方や起業する方が徐々に増えています」との事。子育て世代にもぴったりの環境なのは嬉しいですね。
キャッチフレーズの「全部ある」は、「挑戦する夢がある人」「木の匂いにほっとする人」「日本一の仕事したい人」「農業をやりたい人」など、「当麻町はこんなあなたを大歓迎します」というこで、当麻町への移住を検討してもらうためのポイントをピックアップしたもの。当麻町では、起業サポート、ローカルベンチャー支援などにも力を入れており、移住者支援も積極的に行っているそうですよ。
次は、鍾乳洞で熟成された貴重な日本酒を紹介します!
1億5千万年の歴史のある鍾乳洞で熟成された日本酒の味は?
そんな当麻町で生まれたのが、純米大吟醸酒 当麻鍾乳洞熟成「龍乃泉」。当麻町・とうま振興公社・高砂酒造で取り組んでいる官民共同のプロジェクトです。
この「龍乃泉」は、当麻町にある天然記念物指定の「当麻鍾乳洞」を活用し生まれた当麻町にしかない貴重な日本酒なんですよ。この鍾乳洞には2頭の龍が守り神として休んでいると言われ、そこからこの名前がつきました。
冒頭でもお伝えした通り、この日本酒「龍乃泉」は、冬の間に新酒を鍾乳洞内で熟したもの。日本酒自体は高砂酒造の酒蔵で造られ、瓶詰めしたものを鍾乳洞に運び熟成させます。この鍾乳洞に運ぶ作業は、村民などボランティアが集まりバケツリレーをするのだとか。まさに村のみんなで造ったお酒なのです。
今回の発表会では、「龍乃泉」の試飲会が開かれました。まずは、未熟性の日本酒を飲んでから、鍾乳洞で熟成された日本酒を飲みます。未熟性のものはすっきりとキリッとした味わいでした。
その後に、鍾乳洞で熟成された「龍乃泉」を飲んでみます。すると、さっきとは全く違う深みのある味わいに。味は甘くまろやかなのに、すっきりした口当たりなのです。「龍乃泉」はキリッと冷やして飲むのが美味しいとかで、お冷でいただきました。
筆者は日本酒が実はあまり得意ではないのですが、「龍乃泉」は美味しくいただけました。「日本酒はちょっと…」と思われている方にもオススメですよ。
当麻町には他にもいろいろあります!
美味しいお米も、寒さに最強なダウンも当麻町にならある!
「龍乃泉」に使われているお米が、長谷川農園のお米。長谷川農園では、「ゆめぴりか」「おぼろづき」「ななつぼし」「ほしのゆめ」「きらら397」「彩」の6種のお米を通年販売しています。
今回は「ゆめぴりか」を試食させていただきました。お米の付け合せには、もちろん北海道産のものが用意されていました。つやつやでモチモチの「ゆめぴりか」は、噛めば噛むほど甘みを感じ、美味しくいただきました。そして、何よりも北海道産のお米には北海道産の付け合せがぴったり!特にいくらと鮭の親子漬けはびっくりするほど合いましたよ。
もう一つ、当麻町でオススメしたいのが、アパレルブランド「MOONLOID(ムーンロイド)」の「最強ダウンジャケット」です。氷点下20度以上の厳しい寒さの中でも暖かく過ごせる、まさに最強のダウンジャケットなのです。
「北海道らしいものを作りたい」という思いから、旭川から当麻町に移転して生まれたという「MOONLOID」のオリジナルのダウンジャケットは、羽毛のかさ高(FP=フィルパワー)が、通常の高級商品の550FP以上をはるかに超え、940FPのものを使用。また、防水・撥水・透湿を備えた「AUROLA-TEX LIGHT」という特殊な素材を表地に使うことで、雪や雨にも強いダウンになっているそう。
実際にもたせてもらいましたが、本当にとても軽くてこれがそんな北海道の厳しい寒さにも耐えられるの?と思うほどでしたが、北海道だからこそ生まれたというのは納得の商品でした。
農業、起業、子育て…「移住ウェルカム」な当麻町へ
今回紹介した他にも、様々な魅力がある当麻町。美味しいものも、豊かな森も、美しい花、子育てに適した環境、仕事も、自然もある…。いっぱい「ある」を持っています。しかも、「移住ウェルカム」ということで、家を建てたい人や、農業をしたい人、起業をしたい人への助成金などのサポート、そして子育てをするためのサポートも充実してるそう。
「都会の暮らしには疲れたな…」「自然に囲まれて家族と暮らしたい」「自分のペースで起業してみたい」という方には、当麻町はオススメかもしれませんよ。
[All Photos by Kaori Simon]